ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

2020年明けました!

あけましておめでとうございます。

みなさま、どのような新年をお迎えでしょう。

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貴重な休みをご家族ご親戚とお過ごしだったり、旅先の素晴らしい風景に囲まれて、または普段と変わらずお仕事しながら、という方もいることでしょう。

ひとつの節目ではあるけれど、昨日も今日も明日も同じように時が流れていくことに変わりはありません。

今年も一日一日を大切に自然体で過ごして行けたら、と願っています。

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我が家の元旦は大変にハードスケジュール、「一年の計は元旦にあり」が頭をよぎります。

家族で贅沢なおせちと雑煮で新年を祝い、

家の近くの金山神社に初詣をしたあと、

義母の待つ夫の実家に向かいます。

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弟家族と集まって賑やかに鍋を囲みます。

普段ひとり暮らしで鍋を食べる機会のない義母はとても喜んでくれます。

昔の写真や義母の思い出話を楽しみつつ、名残惜しがる義母を弟家族に任せて、次に私の実家に向かいます。

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テレビのない我が家、ウィーンフィルニューイヤーコンサートを実家のテレビで見ようという魂胆、ウィーンフィルファンの母は夫の解説を聞きながら見られるので歓待してくれます。

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松戸のウィーンフェスタで演奏してくれたメンバーや、家族ぐるみで付き合いのある奏者が画面に映るたびに大騒ぎ。

83歳になる母が手作りの料理で迎えてくれることに感謝しつつ、ウィーンフィルの演奏を楽しみます。

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普段仕事で忙しい妹とゆっくりおしゃべりできるのも新年ならではの幸せな時間です。

楽友協会ホールの客席で聴いているはずのナナさんを見つけられなかったけれど、素敵な着物姿の写真を送っていただきました。

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ナナさんの夢が叶って私たちも自分のことのように嬉しいです。

今年も音楽を楽しんで、音楽に励まされたり、そしてたまには苦しむこともあったりするだろうけれど、いつでも音楽と共にありたいと思います。

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みなさまにとって、平和で穏やかな一年になりますように。

 

2020年元旦  小原由起子

 

#松戸ピアノレッスン

#2020元旦

#ウィーンフィルニューイヤーコンサート

 

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年末恒例行事、家族の健康に感謝!

年明け早々に発表会があるため大晦日まで仕事が詰まっています。

「今年も」大掃除は省略…あぁ、グータラ主婦をお許しください。

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そんな中、先月訪れて気に入ってしまったスイス食堂で家族の忘年会をやりました。

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日頃忙しかったり遠く離れていてなかなか会えない私たち姉妹ですが、会えば店内が「貸し切りにしてもらってよかった」と思うほどの大きな笑い声に包まれます。

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92歳になる父もチーズフォンデュ初体験、「みんなが言うほど美味しくはない」と言いながらも何度もバゲットにチーズを絡めて頬張っていました。

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ついつい白ワインが進むのを横でチェックしなければなりません。

外は冷たい北風が吹く夜でしたが、今年も家族みんなが健康で集まることができたことにあらためて感謝しました。

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また毎年恒例の親戚のお餅つきにも招んでいただき、すっかり戦力となった息子や甥が杵を振るいます。

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力では叶わなくても、美味しく搗き上がるコツはお父さんたちでないとわからない、とばかりに義弟や夫が、そして女子達も代わる代わる登場。

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年に一度の恒例行事、子どもたちの成長を喜ぶとともに、家族みんなの健康にこれまた感謝しかない、そんな貴重な時間でした。

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搗き立てのお餅の美味しかったこと。

 

#松戸ピアノレッスン

#家族の健康に感謝

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「副科ピアノ」から聴こえてくるもの

年の瀬も押し迫ってまいりましたが、受験生にとってはいよいよ正念場を迎える時期でもあります。クリスマスもお正月もなく冬期講習に通う、厳しい冬を迎えていることでしょう。

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弦楽器、管楽器、声楽で音楽大学を受験する場合、「副科ピアノ」といって入試でピアノも弾かなければなりません。

自分の楽器だけでも練習が大変なのに、ピアノまで練習しなければならないのですから、受験生の負担は如何ばかりかと気が遠くなります。

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そんな受験生のためのセミナーの、講師のお仕事を引き受けています。

受講生には、専攻科目やソルフェージュの他「ピアノ模試」といって、数人の講師の前で入試実技試験さながら受験曲を演奏してもらい、講評を伝えています。

受験生は、音階全調から当日指定されたものと、あらかじめ出されている課題曲(ソナチネあるいはソナタ)から選んだものを弾きます。

どなたもみなさん大変緊張されています。

無理もありません。

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でも入試はもっと緊張することでしょう。心を鬼にして厳しい講評を伝えます。

2ヶ月後に試験場で後悔することのないように、との願いからです。

 

いつも思うのは、

なぜそんなに力任せに弾くのか?

速く弾こうとするのか?

ということ。

ゆっくりでいいから、丁寧にいい音できれいに弾いてほしいのに。

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緊張しているのでしょう。

頭の中が真っ白なのかもしれません。

だからこそ日頃の練習はゆっくり片手で自分の音がどう聴こえているのか?を意識することが大切なのです。

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副科ピアノは、ピアノ専攻生のように速くバリバリと弾く必要はまったくありません。

審査員は、音楽家としての基礎能力があるかどうか、そしてそのための努力をしているかどうか、を聴いているのです。

声楽科を受験するのに、メロディがフレーズを無視したものだったり、伴奏型を無神経にドタバタと弾いていたら「あなたはそんなふうに歌いたい?」と訊ねたくなります。

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「副科ピアノ」を勉強される皆さんは、もう1度何のために受験にピアノの試験があるのかを考えてみてほしいなぁ、といつも思うのです。

 

#松戸ピアノレッスン

#がんばれ受験生!

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#スケール全調

 

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若き音楽家たちへ心より大きな拍手を!

町はクリスマス気分で賑わう中、大学では卒業試験がありました。

一緒に聴いていた同僚の実力派ピアニスト、藤井亜紀さんがFacebookに素晴らしい記事を書いてくださっているので、引用させていただきます。

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「今日は、聖徳大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻生の卒業試験だった。1500人収容の講堂の二階席からステージを遠くに眺めながら、それぞれ30分のステージを控える学生の心境を思った。やはりピアニストは孤独だなあ、、この広い空間にたった一人、雰囲気にのまれてしまわなければいいなあ、、などと心配をしていたが、しっかりと広い空間を自分のものにして、堂々とした音楽的にも聴きごたえのある演奏だった。学生達は今日の試験を目の前にしながら、つい先日の12/7の定期演奏会では、それぞれシューマンのピアノ協奏曲のソリストを務めたり、ピアノソロのステージを担った。今日はもちろん異なるプログラムでの演奏だったのでなかなか大変だったと思う。立派な学生達に心から拍手を送りたい。きっと一生忘れることができないクリスマスイヴになったことだろう。おめでとう!」

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ベートーヴェンの後期のソナタ、そしてリストの巡礼の年第2年「イタリア」より、いずれも基礎的な実力はもちろん、精神性も深くかつ表現力も要求される作品で、真剣に学び練習を重ねた成果が伝わってきました。

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こんな素晴らしいホールで演奏の機会を与えてもらえる学生は幸せですし、立派に舞台を務められ心から大きな拍手を送りたいと思います。

 

さて、興奮も覚めやらぬまま大学を後にし、もうひとつの演奏会場に向かいます。

松戸クリスマス音楽祭もいよいよ大詰め、アリエッタホールにて開催された「島多璃音ピアノリサイタル」を拝聴しました。

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この春東京芸術大学に入学したばかりというフレッシュなピアニストですが、これまた堂々としたステージで、作品の時代背景から作曲家の人生まで熟知した上での演奏でした。

モーツァルトハ短調ソナタ、スペインの作曲家アルベニス組曲「イベリア」より、ベートーヴェンの悲愴ソナタ、リストの2つの伝説を聴かせていただきましたが、ひとつひとつの音を大切に、すべてのフレーズを自分の言葉で歌って伝えてくれるかのようでした。

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演奏の合間のお話もとてもわかりやすく、フレンドリーな笑顔はまだあどけない表情もあり、これからが本当に楽しみです。

これは素敵なピアニストを見つけてしまいました。

実は西宮出身の島多さんのことは、やはり関西でピアノを勉強している姪から噂は聞いており楽しみにしていたのでした。

 

ぜひまた演奏を聴かせていただきたいと思います。

#松戸ピアノレッスン

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#松戸クリスマス音楽祭

#島多璃音

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2020 年明けコンサートのご案内

先日の「お寺でクリスマスコンサート」で、年明けに開催される2つの演奏会のご案内をさせていただきました。

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ひとつはカルテット・アマービレ。

カルテットとは四重奏団のこと。

ヴァイオリン二本とヴィオラ、チェロ、弦楽器ばかり4人でひとつの音楽を響きを作っていきます。

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ARDミュンヘン国際コンクールで入賞という素晴らしい経歴からもうかがえるように、メンバーそれぞれの実力はもちろんアンサンブルとしての魅力がこの上なく期待される新進気鋭の演奏家です。

今後も国内外のコンサート会場で活動を重ねていく彼らの演奏を、なんと一般1000円、学生無料で聴いてしまおう!という企画があります。

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「つくばリサイタルシリーズ実行委員会」

学生と市民のためのコンサートを、手ごろな価格設定によってクラシックに対しての敷居の高さを取り去り,より幅広い方々にクラシック音楽の良さを知っていただくとともに,周辺地域の文化的発展と豊かなまちづくりに協力したい…と筑波大生がマネジメントをボランティアで行っているそうです。

https://readyfor.jp/projects/28222

会場は少し遠いけれど、将来楽しみな若き演奏家を応援するような気持ちで足を運んでみたいと思います。

交通費をかけても、このレベルの演奏会を1000円で聴くことができる機会は貴重です。

チケットのお申し込みはこちらから。

http://recitaltsukuba.hatenablog.com/entry/2019/10/20/000208

 

そしてもうひとつご紹介したコンサートは、お隣柏市で演奏活動を続けている「柏市吹奏楽団」の演奏会です。

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発足は1983年だそうで、長きにわたり市民に愛されたアマチュアバンドであることが伝わってきます。

定期演奏会だけでなく、市内各地で大小のコンサートが意欲的に開催されています。

2月2日の演奏会は、前半が近隣の中高生に参加を募り一緒に演奏するという企画、後半は柏吹さんのお得意ナンバーが並ぶというプログラムです。

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その中の一曲、ガーシュウィンのラプソディインブルーのピアノソロを私が弾かせていただくことになっています。

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実は大学を卒業してすぐの頃、埼玉県立和光高校吹奏楽部の定期演奏会でもソリストとして共演させていただいたことがあり、とても楽しかった記憶が蘇り今回も二つ返事でお引き受けしたのですが、さて、あの頃のパワーが今も発揮できるかな?

上原ひろみ目指して?バリバリ弾いちゃいますので、ぜひ聴きにいらしてください。

 

#カルテットアマービレ

#つくばリサイタル

#柏市吹奏楽

#ラプソディインブルー

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これ一台でチェンバロからアコーディオンまで!

松戸クリスマス音楽祭「お寺でクリスマスコンサート6」

おかげさまで吉祥寺さんの本堂が満席になるほどのお客様に恵まれて無事に終演しました。

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朝から冷たい北風が吹いてお客様のお足元の寒さが心配でしたが、たっぷりの日差しとご住職が早い時間から会場を暖房で暖めてくださったおかげで、演奏中は熱気さえ感じるほどの温度になりました!

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お寺の本堂にはピアノはありません。

こちらでのコンサートには毎回電子ピアノを持ち込ませていただいています。

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先週聴きに行ったクリスマスコンサートを参考に、少しおめかしした愛用のRoland FP80。

機械音痴の私には「使いこなせている」とは言えませんが、今回は作品に合わせて音色をかえてみました。

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ピッコロトランペットとバロックの作品を演奏するときにはパイプオルガン。まるで教会にいるような響き。

バッハのピアノ曲を演奏するときはチェンバロの音色。

映画音楽にはピアノにストリングスをプラスしたり、ポップな効果音が入るとクリスマスの雰囲気も盛り上がります。

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今回のゲスト、クラリネット奏者の榮村香さんにはクラリネットポルカを吹いていただきましたが、その伴奏にはアコーディオンの響きがよく似合いました。

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高校、大学の先輩後輩でもあるふたりの管楽器奏者は息もぴったりで、バラエティに富んだ選曲はお客様にも大変喜ばれました。

「素敵な時間を過ごさせていただきました」

「また来年もぜひ聴かせてくださいね」

そんなお声が本当に励みになります。

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吉祥寺のご住職ご夫妻、ご来場くださったお客様、出演者、スタッフの皆様、ありがとうございました。

 

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中央線の吉祥寺?いいえ、松戸の「吉祥寺」

信州はすっかり冬景色。

冬山を歩く経験も知識もないので眺めているだけ。

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それに、そんな暇はあるわけがない。

ピアノの上にあるのは練習しなければならない楽譜の山。

同じ山でもなぁ…

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蓼科山も雪化粧。

早くスノーシューに行きたいな。

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天気が良くても家にこもって練習、練習。

今週末は松戸クリスマス音楽祭でも6回目を迎える「お寺でクリスマスコンサート」

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吉祥寺さんのご住職の懐の深いご理解をいただいて、お寺の本堂でクリスマスソングや賛美歌を演奏してしまうというユニークな企画。

その異文化コラボが人気で、おかげさまで毎回好評をいただいています。

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今回のゲストはクラリネット奏者の榮村香さん。クラリネットがだんだん短くなってしまっても楽しく吹き続ける「だんだん小さく」など、クラリネットの魅力をお伝えいたします。

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また来年2月2日の柏市吹奏楽団の演奏会でガーシュウィンのラプソディインブルーを共演させていただきます。

その予告編ということで「お寺でクリスマスコンサート」でもガーシュウィンを演奏しちゃいます。

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トランペット奏者の小原裕樹さんにはバロックから映画音楽まで華やかな音色を聴かせていただきます。

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週末はお天気も良さそうですが、ご来場の皆様にはどうぞ御足元を暖かくしていらしてくださいますように。

12月15日(日)13時30分開場 14時開演

松戸市根本 吉祥寺

チケットのご予約、お問い合わせは

0473650100 松戸駅周辺共同商業組合まで。

たくさんのお客様のご来場を、出演者スタッフ一同、心よりお待ちしております。

 

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