ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

引き際を考える時

2020年内最後の本番。

今年は開催を迷ったと仰るクラリネットの先生の門下生の発表会です。

コロナ禍でお休みしていた時期もあったそうですが、生徒さん達の熱意は変わることなくレッスン再開をとても喜ばれたとのこと。

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幼い息子と毎日のように乗っていた新京成線も、いつの間にか高架化していて周辺もガラリと様子が変わっていました。
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鎌ヶ谷市民会館の中にある「きらりホール」が本日の会場です。駅から徒歩1分ほどの好立地。


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そういえば今日はクリスマス、とツリーを見て思い出すほど、実は気持ちに余裕がありませんでした。
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こちらの教室とはありがたいことにもう20年来のお付き合い、毎年伴奏者として関わらせていただいています。

プロアマ問わず、名曲の数々が並ぶ発表会、聴き応えもありますが、弾き応えも半端ない。

クラリネットが大好きだからお引き受けして続けて来たけれど、だんだんポンコツ化してくる自分の身体に自信が持てなくなる時があります。最後まで弾き通せるだろうか?

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引き際を考えれば若いピアニストに後を譲った方が良いのかもしれない、そんな思いを抱きつつ整骨院に通ったり自宅でのストレッチも欠かせない日々。

そんな後ろ向きな気持ちで参加した私でしたが、当日に舞台を共演した生徒さん達から思わぬ気付きをいただきます。

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下は高校生から上は私より10歳ほど歳上の方まで、どなたも変わらぬ熱意と努力と愛情あふれる名演が続きます。伴奏なんておこがましい、熱い想いに付いていくのが精いっぱいでした。

 

そうか、年齢のせいにしてはいけない。

諦めてはいけないのだった。

だから必死にメンテナンスしているのだった。
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身体を労わりながらもう少し頑張ってみようかな。

シューマンブラームスも大好きだから

まだまだ弾いていたい。

 

ピアニストYUKIKO KOHARA

http://yukiko-kohara.com/

https://youtube.com/channel/UCgnkoNa606Bsfm7Q7AEGNZA

 

#クラリネットが好き

#ブラームスが好き

#シューマンが好き

#メンテナンスが大切

#劣化を防ぐ

 

 

 

おうちで楽しむ🎄2020クリスマス

2020がこんな年になるなんて誰が予想できたでしょう?疫病の流行なんて昔話の中の出来事のようです。それも現在進行形、事態は深刻化する一方です。

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憂慮したり不満を言っても始まらない。

何かできることを探すしかありません。

きっと誰もが心を乱され余裕を失い新しい局面に戸惑ったことでしょう。

さぁ、来年はどうなるかな?

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とりあえず今年のクリスマスはおうちで楽しみましょう。

そんな時には音楽で心を癒し、励ましていただけたら何より嬉しいです。

さまざまな願いを込めて「クリスマスに聴きたい曲」を三曲動画配信しました。

ぜひお聴きください。

「レット・イット・スノー」

https://youtu.be/xWFKdVD0PJE

「ザ・クリスマスソング」

https://youtu.be/e-zL-7_xh_M

「Have yourself a merry  little

 Christmas」

https://youtu.be/Y3frIRBExW0

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みなさん、どうぞ楽しいクリスマスを。

 

Trumpet Hiroki KOHARA

PIANO Yukiko KOHARA

 

「お寺でクリスマスコンサート 7」ご視聴ありがとうございました

【松戸クリスマス音楽祭2020】

「お寺でクリスマスコンサート 7」

おかげさまで無事に終演しました。

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仏教のお寺でキリスト教のクリスマスの音楽を、と異文化コラボが人気のコンサートも今年で7回目。
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松戸根本の「吉祥寺」さんは真言宗豊山派の由緒あるお寺で、コンサートの会場になる本堂は煌びやかな装飾と屏風が荘厳な雰囲気を伝えています。
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開演4時間前から会場の準備、楽器の搬入が着々と進められます。
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電子ピアノ周りはコード類が目につくのでクリスマスのオーナメントで雰囲気を盛り立てます。
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小原は無頓着なので、センスの良いお友達が手を差し伸べてくれました。なんと有難いこと!
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打楽器の梅津さんご所有の鈴さん達が総出演?

さぁどんな音色を奏でてくれるかな?
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木魚、おりん…和の楽器も並びます。
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今回はコロナ禍の影響で無観客、オンラインでライブ配信を試みました。

どんなふうに伝わるのか不安もありました。
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たくさんの打楽器が活躍するプログラムを考えてビゼー作曲の歌劇「カルメン」から数曲お送りしました。

カスタネットやタンバリンは音色もリズムはもちろん、演奏する姿もカッコいい!
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目の前にお客様がひとりもいない。

拍手もない。

最初は不思議な緊張感がありましたが、演奏が始まるとすぐに音楽の熱気に包まれていきました。
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梅津さんが自粛期間中に企画制作されたCDのご紹介。マリンバヴィブラフォンのアンサンブルでの、イタリアの作曲家ヴィヴァルディの作品「調和の霊感」全12曲が収録されています。

バロック時代の作品を打楽器で聴く新鮮さと心地よさは、何度でも繰り返し聴きたくなります。

ご購入はこちらから↓

https://chiekoumezu.stores.jp/
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CDではギターとの共演でしたが、今回は電子ピアノでチェンバロの音色を使ってアンサンブルしてみました。

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続いての演奏はモーツァルトの「そりすべり」

郵便屋さんがそりに乗って配達していた頃、ポストホルンで到着を知らせていたそうで、この作品にはそりの鈴の音が豪華に鳴り響きます。
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その合間にポストホルンの素朴で温かい合図の音が響きます。

ヨーロッパの山あいの町の風景が目に浮かぶようです。
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「そりすべり」でクリスマス気分が盛り上がってきたところで、みんな大好きルロイ・アンダーソンの作品をお届けしました。
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話題のサンドペーパーバレエは紙やすりをこすり合わせてリズムを楽しんでいただくのですが、目の粗さによって音の高さも変わるとのことで、梅津さんはこのコンサートのためにホームセンターの紙やすり売り場で何時間もウロウロしていたそうです。
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種類の違う紙やすりを演奏するのに手が足りず、猫の手ならぬクマの手を借りての息のぴったり合ったアンサンブル。
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クリスマスの定番曲「そりすべり」では鈴や木魚、バスドラムなどたくさんの打楽器が変わるがわる登場します。梅津さんひとりで大忙し。
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ここでもクマさんが活躍。ムチをピシリ!と決めてくれました。
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後でお聞きしたところ、250名を超える方がライブをオンタイムで聴いてくださっていたとのこと。

コンサートが終わってからも、遠く長野、大阪、広島、九州から「聴きましたよ〜」とご連絡をいただきました。

ライブ配信だからこそお届けできることがある。またしても新しい学びがありました。

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会場を貸してくださった「吉祥寺」の御住職様、ライブ配信のスタッフの皆様、共演の梅津さん、クマさん、ご視聴くださった皆様

ありがとうございました。

 

なお、このコンサートの様子は期間限定で動画配信されております。

お聴き逃しの方はぜひ覗いてみてください。

https://youtu.be/SWFyi9nG8Hw

 

#松戸クリスマス音楽祭2020

#お寺でクリスマスコンサート 7

https://umezuchieko.jimdofree.com/

https://www.yukiko-kohara.com/

 

 

 

ムーンライト🌙コンサート 無事終了しました

今年で4回目のムーンライト🌙コンサート、コロナ禍にもかかわらず100名を超えるお客様にご来場いただきました。

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松戸クリスマス音楽祭2020の一環として

「街はステージ松戸宿・旧水戸街道で音楽を」をサブタイトルに松戸市民劇場にて開催されました。
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とはいえご来場のお客様に安心安全に聴いていただくために予防対策は万全に。そのためにお客様のご協力も不可欠でした。f:id:amefuri5kumanoko:20201205174844j:image

スタッフに医療関係者がいたおかげで対策についての知識や経験もバッチリ!予防グッズも充実していました。心から感謝しています。
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毎回おなじみのトランペット奏者小原裕樹さんにはオープニングにピッコロトランペットでテレマンを演奏していただきました。

高らかに響くバロックの音色に「久しぶりにステージで聴く音楽だ!」と胸が震えました。
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またゲストにヴァイオリン奏者の井崎真理さん、脇野真樹さんのおふたりをお迎えして、息のあったデュオとそれぞれのソロを演奏していただきました。
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演奏の合間には楽器のお話もご披露いただき、弓の説明ではピンと張った弓の毛を緩めて見せてくださり、皆さんびっくりされていました。
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また今回のコンサートで話題になったのが、生演奏のライブ配信です。

二階席に設置したブースから音と画像をオンラインでお届けしました。f:id:amefuri5kumanoko:20201205174829j:image

思いのほかたくさんのお客様が聴いてくださり「演奏者の表情や手元がよく見えた」と絶妙なカメラワークが好評でした。

人の集まるところに行くのは不安、という方もおうちに居ながら本番の臨場感が味わえたそうで、私たち演奏家にとっても新しい演奏の形として学びが多かったです。
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アンコールには悲愴の2楽章を演奏しました。

今年一年にいろいろなことがありました。

どなたもご自分の心の中にある悲しみや辛さ、それを癒したり浄化したりする機会になったらいいな、と選んだ曲でした。
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無事に開催できたことへの感謝。

ご来場のお客様、ライブ配信を聴いてくださった方々、共演者、スタッフ…支えてくださったすべての人に心を込めて。
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終演後のホッとした笑顔。

いつもなら打ち上げになだれ込んで乾杯!

それができないことが本当に残念でした。

 

#松戸クリスマス音楽祭2020

#ムーンライトコンサート

#ピアニスト小原由起子

#松戸市民劇場

https://www.youtube.com/channel/UCgnkoNa606Bsfm7Q7AEGNZA

秋の車山高原

夫がゴルフの休日、私はひとりで山を歩くことになる。

それを危ないと助言してくださる方があまりに多いので、なるべく人の多い、まず道迷いのない山を選ぶことにしている。

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車山高原はアップダウンがキツくないことや体力に合わせてコースの距離を選べること、そして何より眺めがよいので人気のスポット。

花は終わってしまい彩り的には寂しい季節ではあるけれど、遠くに見えるアルプスは頭に雪をかぶって白く輝くようなので、眺望を楽しみに歩くことにした。

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車山肩の駐車場にマイカーを置いて歩き始めるが、時間もあまりなく気温が低いので短めのコースを選ぶことにする。

しばらくは平らな湿原をのんびりと歩く。

分岐から蝶々深山を目指す。


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山頂には気温が低いのにもかかわらず、お弁当を広げたりバーナーでお湯を沸かしている登山客もいた。

私は1人なので休憩もせずに先に進む。

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上空は曇っているが、雲海の上にアルプスが覗いている。この景色が見たいから山を歩く。ついひとりでニヤニヤしてしまう。

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ほどなく物見岩に到着。

蝶々深山からこちら方面に来ると人がグッと減るのでマスクを外す。

2020ならではの山歩き。
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天気は変わらず回復もせず悪くもならない。

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足元は昨夜の雨のせいか、湿原だからか、ぬかるみが多い。下ばかり見て歩いているが、ふと顔を上げると山が色付いているのがわかりうれしくなる。

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目的にしていた「ヒュッテみさやま」への分岐を見落としていたようでビーナスラインに降りてしまった。

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仕方なく林道を歩くことになったが、

ススキの群生が美しい。はかなさがとても切ない。

湿原の向こうに見える山々。

寂しくて美しい秋の風景。f:id:amefuri5kumanoko:20201124015603j:image

このまま車山肩まで林道が続くと思い込んでいたが意外な試練が待っていた。

え?嘘でしょ?

今更の登り返し。
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最後の最後でこれかぁ!

今日1番の急登、それも真っ直ぐ!
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立ち止まって写真を撮っている人がいたので振り返ってみたら…

この絶景!
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無事に車山肩まで辿り着きました。

寒かったのはどこかへ行ってしまった。f:id:amefuri5kumanoko:20201124015623j:image

しかし「ヒュッテみさやま」行きたかったな。

お昼食べそこねちゃった。

どこで間違えたかなぁ。

 

#車山高原

#蝶々深山

#物見岩

#ヒュッテみさやま

#2020マスクで山歩き

#ピアニストYUKIKO KOHARA

 

 

秋の蓼科山

美し松の家からも見える蓼科山

昨年の秋にひとりで登ったので、今年はぜひ夫と一緒に登ろう!と誘い続け、ついに敢行。

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朝起きた時には霧に覆われていた蓼科山、登山口でも曇り空のまま、眺望は望めないかな?夫のテンションも今ひとつ。

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何より連休なので人が多い!

これでは「密」ではないか!

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苔の森にも人の声が響いてあまり寂しくありません。

グループで来ている登山者もいてマスクをしたままの方も。
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少しずつ登りが始まりますが、2度目の余裕か、まだ苔の写真を撮る余裕があります。
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ゴロゴロ石に躓かないように気をつけて慎重に登ります。

振り返っても眺望は雲の中。

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やっと将軍平に到着。

座るところもないほど人がいっぱい!

「いかん!マジで密だ!」

休憩はそこそこにトイレだけ済ませて山頂を目指すことに。
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お!やっと雲が晴れて青空が覗いてきました。

これは山頂が呼んでるぞ〜!
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大きな岩をよじ登っていきます。

登りと下り、すれ違う登山者を譲り合い待たなければならないほどの混雑です。

まぁ、ゆっくり休めていいけれど。
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登頂しました!

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上空は曇っていますが少しずつ雲が晴れて

麓の町も見えてきました。
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それにしても人が多い!

昨年の時は心細いくらいすれ違う人が少なかったのに。
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下りも譲り合いながらゆっくりと。

若者はピョンピョン岩の上を飛びおりますが、中年以上の登山者は気をつけてひとつずつ降りていきます。
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将軍平まで降りてくれば一安心。

さっきいた山頂があんなに遠くに。
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よく見ると登山者が!

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途中、天狗の露地からは雲の合間に女神湖も見えました。
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陽が差してくると暗い苔の森もこんなに緑が鮮やか。
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無事に下山しました。

お疲れ様でした。
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麓のいろんなところから蓼科山を見上げる時に「あそこに登ったんだ!」って嬉しくなります。だから山歩きが大好き。

 

#蓼科山

#山が好き

#ピアニストYUKIKO KOHARA

http://yukiko-kohara.com/

https://www.youtube.com/channel/UCgnkoNa606Bsfm7Q7AEGNZA

 

恋歌に寄せて

【松戸クリスマス音楽祭2020】

トランペットとピアノのためのオリジナル作品は思いのほか少ない。

歌曲は本来歌詞があり音楽と共に詩の意味や言葉の美しさをも聴いている人が楽しめるものだが、それをトランペットで演奏するには相当な工夫が必要だと思う。

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コンサートでも歌曲やオペラアリアを演奏する機会が多い。

今回選んだのはリストの歌曲「おぉ!僕がまどろむ時」

ビクトル・ユーゴーの、恋歌とも受け止められる美しく妖艶な詩にリストが曲をつけたと言われています。

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恋歌かぁ…

遠い昔だなぁ…

 

ピアニストは女優みたいだね、と言われたことがあります。

普段はただのお母さんだけれど、ひとたび作品の中に入っていけば妖精になって空を飛んだり、兵隊になって行進したり、少女になって泣いてみたり、貴婦人になって優雅に歩いてみたり、農民になって踊ったり、狂人になって荒れ狂うことも。

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久しぶりに「恋して」みましょうか。

お相手は…誰にしようかなぁ

 

https://youtu.be/4UmYF_Aopis

 

Liszt:Oh!Quand je dor 

リスト:おお!僕がまどろむ時

 

トランペット小原裕樹

ピアノ小原由起子

(まつど響かせ隊)