ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

創作中華を味わう夜

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我らが街、松戸には創作中華料理の素敵なお店があります。

その名は「中国菜 戸芽主」
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「当店は素材にもこだわり、化学調味料、添加物を極力使用せず、素材本来の旨味を存分に生かした身体思いの優しい中華料理と、ソムリエ資格有するオーナーシェフ厳選の自然のままの製法で作られた自然派ワインとのマリアージュをお楽しみ下さい。店名の由来は「ワイン作りを葡萄栽培から一貫して行う生産者」という意味のドメーヌ」

ホームページより

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これまでランチタイムには何度も伺いましたが、この日は初めてディナーコースをいただきました。

青パパイヤのサラダを皮切りに、数えきれないほどの前菜が並びます。蒸す、焼く、燻す、揚げる…そのどれもが素材の風味を大切に丁寧に作られていることがわかります。
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体の芯から温まる根菜のスープ

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香ばしい枝豆と魚の春巻き
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いろいろな種類のきのこと海鮮。きのこの旨みのあんかけがたまりません!

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牛肉のお皿は、意外にもハーブの風味。

外見の印象とはまったく違う、そんな驚きも楽しみのひとつです。
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締めは人気の汁なし担々麺
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デザートは杏仁豆腐
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岡野シェフと記念撮影。

松戸クリスマス音楽祭にも毎年参加。

生演奏付きのディナーが人気です。

ご一緒したヘアメイクサロンNANAのナナさんも喜んでくださいました。

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「コースは食べたいけれど量はたくさん食べられない」とお願いしたら

美味しいものを少しずつ本当に数えきれないほど。しかも季節の素材を活かしたさまざまな風味に驚きの連続でした。

ぜひまた別の季節に伺いたいと思います。

 

#中国菜戸芽主

#松戸の名店

 

 

 

アカリ君の還暦記念コンサート

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藝大卒業後に東フィルに入団、以来長きにわたり首席フルート奏者を務めてきた吉岡アカリ氏の還暦記念コンサートに行ってきました。
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演奏家としてだけでなく、武蔵野音大では後進を育ててこられたアカリ君、この日はお弟子さんや縁の奏者たちによるフルートオーケストラと共演、指揮をされました。

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華やかなステージを拝見していて、誰からも好かれる彼のお人柄が伝わってくる温かなひとときでした。

演奏はもちろんですが、何より光るのがアカリイズムと言われる卓越したユーモアのセンス。

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コンサートのチラシ、チケットから当日配布されたプログラムに至るまで、フルートの教則本エチュードのパロディをもとに作成されていて、記念コンサートを隅々まで楽しめるようになっています。

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巨匠の肖像を真似てみたり、いたずらっこ気質は学生時代とまったく変わらないアカリ君ですが、舞台では思いのほか真面目で拍子抜けするほど。

そう、音楽に向き合うときは驚くほど真剣なのでした。

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終演後に会ってみたら、あっという間に時間が戻って出会った頃の私たちに。

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ファンに囲まれる前に同級生で記念撮影!

わぁ!みんなちっとも変わらない(笑)!
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アカリ君との思い出は尽きません。

3年の芸祭ではラヴェルのピアノ協奏曲を共演、第2楽章の美しいフルートソロは語り継がれるほど、この日も友人と話題に上りました。
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卒業試験で優秀だった学生に出演権が与えられる読売新人演奏会では、アカリ君の伴奏を務めさせていただいて、おかげで私まで顔写真が読売新聞に掲載され、たくさんの知人からお電話をいただきました。

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父は嬉しそうに「いえ、由起子ではなく伴奏させていただいただき吉岡さんが優秀で」と最初のうちはきちんと説明していたのが、だんだん面倒になって省略(笑)こちらも家族で語り草になっています。
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夜中までどんちゃん騒ぎをしたり、スキーを教えてもらったり、楽しい思い出もいっぱい!

当日は仙台や浜松からも仲間が集まりました。
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こちらは来場者全員にプレゼントされたクリアファイル、プログラムと同じエチュードの表紙が模されています。

これを使うたびに、このコンサートのことを思い出したニヤリとしそうです。

 

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【番外編】なんと、当日はピアノソロも弾いてしまったアカリ君、かなり緊張されていたのが伝わってきて

数日後に同じモーツァルトの協奏曲を弾く私はドキドキが止まりませんでした(笑)

どうぞ健康で、ますますのご活躍をお祈りしています。

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#フルート奏者吉岡アカリ

#東京フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者

#紀尾井ホール

八方池と冠雪した白馬の山々

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10月初旬、本当なら、唐松岳に登る予定でした。
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山頂にある山小屋を予約して、夫の北アルプスデビューを果たそう!

星空とモルゲンロートを楽しみにしていました。

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白馬から黒菱平駐車場に向かい

リフトをふたつ乗り継いで

八方池をすぎてひと頑張りしたら登頂できる。
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一般的には日帰りも可能ですが、ゆっくりペースの私たちは無理せず一泊して、と。

 

それが、まさかの降雪情報!

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山小屋に電話して聞いてみたところ

八方池まではまったくないけれど、山頂は積雪、そして、翌朝も雨あるいは雪予報。

仕方ない、予約をキャンセルしました。
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せっかくだから、日帰りで八方池まで行って景色を見てこよう。

もしかしたら少し早めの紅葉を見られるかもしれない。
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そう言って登り始めたところ

曇天にもかかわらず白馬三山が綺麗にお目見え。
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ケルンの向こうには冠雪した山並みが!

そして、それを見に来た人々の多いこと!

見えますか?数珠繋ぎとはまさにこのこと!

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そして天狗平から不帰の嶮まで!なんという迫力!
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1番楽しみにしていた八方池のリフレクションです。

こんなに美しく見られるなんて感激です!
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記念撮影。

しかし人が多い…
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冬山と違って、凹凸がくっきりとして彫刻のようです。
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もう少し行ってみようか。

不帰の嶮、第二峰まで見えてきました!
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登るはずだった八方尾根
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岳樺の林が出てきました。
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なだらかな山道に惹かれて、もう少し登ってみます。
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美しい岳樺の間を歩いていると、この先に雪があるなんて…と思っていたのですが、
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少しずつ登山道の脇に雪が…

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降りてきた人の話では扇雪渓の手前までは登山靴で行けるそうです。
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そろそろ引き返そうか。
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鹿島槍ヶ岳五竜岳も見ることができました。
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紅葉とのコラボも見ることができました。
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山は逃げない、引き返す勇気。
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夏にまた、来よう。
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しかし、美しい!
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木道を降りていくと、遠くに冠雪している山々が見えました。

方角からすると妙高火打山あたり?
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ちょっぴり紅葉も始まっています。
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リフトを降りてもこの景色!

白馬三山、夢のまた夢。

せめて白馬岳だけでも、登ってみたい。
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#白馬三山

#唐松岳

#積雪で撤退

#頂上荘予約キャンセル

#八方池

#八方尾根

#八方池リフレクション

音楽を大真面目に楽しむ!

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ウィーン留学時代に通っていた大学の、

向かいにある居酒屋「Mnozil  inn」
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そこに集まる学生たちが、夜な夜な飲んでは楽器を吹きまくり、ノリで吹くにはあまりうま過ぎてついにエンターテイナーになってしまった。

その名も「Mnozil Brass」

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トランペット、トロンボーン、チューバからなる金管アンサンブル

クラシックの名曲からポップス、ロックまで、ジャンルを超えたプログラムを次々とエネルギッシュにしかも暗譜で演奏します。
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時には歌声を響かせ、また、コミカルな見せ場も多くて、堪えきれず笑い声が、そしてそれを目当てに来場するファンも。
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今回の日本ツアー、私は杉並公会堂大ホールで聴きました。

振り返れば大学のオーケストラで夫の隣で吹いていた…そんな彼らとの出会いがもう30年も前だなんて!

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私も夫もいい歳になったけれど、彼らも腹が出て髪が薄くなり…

ステージに出てきて「あれ誰?新しく入ったメンバー?」と最初はわからなかったり。f:id:amefuri5kumanoko:20231020074920j:image

それでも安定のテクニック、美しいハーモニー、笑いのツボは健在でした!いやしかしよく笑いました。

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主催のプロアルテムジケの社長さんが

「日本の吹奏楽をやる子どもたちにぜひ聴いてほしい」まさに仰る通り。

コンクールで上を目指すのもおおいに結構だけれど、音楽とは楽しまなければ!それも彼らのように大真面目に!
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#ムノツィルブラス

#トーマス・ガンシュ

#ロベルト・ローター

#ローマン・リンドベルガー

#レオンハルトパウル

#ゲアハルト・フュッスル

#ゾルタン・キス

#ヴィルフリート・ブランドシュテッター

#みんな一緒に歳をとる

#学生時代の友達っていいね

渡り蝶アサギマダラに会いに

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海を渡って飛来するという蝶、アサギマダラに会えると聞いて訪れたのはこちら、赤城自然園
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関越道赤城インターよりすぐ、赤城山よりずっと手前ですが、大きな森というかひとつの丘を全部丸ごと自然園にした感じ。
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歩き出して10分もたたないうちにフジバカマが咲いている、と思ったらアサギマダラが何羽も!
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慌ててカメラやスマホを構えますが、彼らは逃げることなく私たちのすぐ近くを飛び回ります。
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こんなにアップまで!
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シロバナホトトギス
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ガマズミの実?
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きれいに整備されているけれど、人の手が入りすぎていない適度な感じが心地よい。

おひとりでいらしている年配の方がベンチで休憩されています。心豊かだなぁ…。
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カリガネソウ
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シモツケソウ
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おやおや見るからな毒キノコ🍄
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森の中をすこーし登っていくと
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突然開けた広場に出ました。
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木の下に素敵な椅子が置いてあります。
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うーん、こりゃ最高!
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ブナの林
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新緑の季節にも来てみたい。
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一眼レフを持って歩いている年配の女性…やはりおひとりで歩いていらっしゃる。
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キバナアキギリ
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橋を渡って、自然生態園へ。
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彼岸花が見頃でした
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先日お寺で見たのとはまた違う魅力。
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オオバショウマ
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ツリフネソウ
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マツムシソウもまだここだけ咲いていました。
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シロソバナもひとつだけ。

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レイジンソウ
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昆虫広場にきましたが、虫はほとんどいません。(ちょっとホッとする)
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ミズスマシの池

水面に木々が映って美しいリフレクションです。
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アザミにはミドリヒョウモンがたくさん蜜を吸いにきています。
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そして、またしても

フジバカマとアサギマダラの楽園が!
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さぁ、そろそろ出口に向かいましょうか。
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ヒナギク
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このあたりは人の手が入って整備された庭園。「セゾンガーデン」とあるので西武系なのでしょう。

花を植え替えたり、木道を直したり、何人もの人が手入れをされています。
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オオムラサキツユクサ
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三角の可愛い花
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シュウメイギク
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ゲンノショウコフウロ系?

小さくて可憐な白い花は判別が難しい…
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コルチカム、別名イヌサフラン、実は猛毒だそうな…
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知らずに近づいて写真を撮る人
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サルビアコクシネア
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シュウカイドウ
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初めて訪れた赤城自然園でしたが、森林浴をたっぷり楽しみ癒されました。そしてたくさんの花に出会えました。

ぜひまた別の季節に来ます!

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さて、季節のアイスが食べたくて検索したのがこちら、はなぶさ有機農園スイーツキッチン。

シーズンにはブルーベリー摘みもできるようなファームにカフェが併設されています。
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眺めのいいテラスに席を取り、注文したのは…
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ドーン!和栗のパフェです。

下にゼリーが入っていて、栗のアイスとバニラアイス、甘くない生クリーム、上にモンブランがかかって和栗がゴロゴロ!

珈琲も美味しくて大満足です。
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次回は赤城山に登りたいなー!

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#赤城自然園

#アサギマダラ

#渡り蝶

#セゾンガーデン

#四季の森

#自然生態園

#赤城山

#はなぶさ有機農園

#スイーツキッチン

#和栗のパフェ

https://hanabusa-farm.net/cafe

茅野で蕎麦を食べるなら

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やっと秋らしくなってきました。

信州といえば蕎麦、茅野の市街地にも蕎麦畑がたくさんあり、夏の終わりには白い小さな花を付けています。
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地元の人に聞くと、実は美味しい店は少ないとのこと、やはりツーリストメニューあるあるなのでしょうか…。
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こちらのお店は、料理のプロからのご紹介、期待に胸が膨らみます。

越谷のフレンチの名店「楽の蔵」シェ・トモのシェフのお友達のお店、蕎麦はもちろん前菜が素晴らしい!と聞いて行ってきました!
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待つのは当然、覚悟して向かいました。

お昼時を外しても4〜5組は待っていましたが、受付で名前と電話番号を伝え、順番が来たら電話で呼んでもらえるので安心です。
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お店の周りに咲いている花や、遠くに見える八ヶ岳の姿を楽しみながらのんびり待ちます。
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手作りの看板が温かい。

古民家を丁寧に直して使っているのが伝わってきます。

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ほどなく順番が来て入店。

私たちの2組うしろで「蕎麦売り切れ」となりました。ギリギリセーフ。
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木の温もりいっぱいの店内。
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高い天井
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梁がすごい!
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席から庭が見えるのもお気に入りです。
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前菜が素晴らしかった。

いわゆる蕎麦屋の卵焼き

こんにゃくの山椒焼き、焼き目がついていたのが印象的。

カンパチの竜田揚げはタレが絶妙。

しっかり目の味がついた煮物に白和え風がかかっていてバランスが最高。
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薬味皿もいろんな形があって可愛らしい!
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細くて繊細なのに、味わいは深く濃い。

どちらかといえば更科より田舎風の十割蕎麦が好きな私ですが、大変満足です。
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タレは長野にありがちな甘めではなく、江戸前に近い感じ…かな。

ザルの形にもこだわりが感じられます。
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お客様が空いたので、庭をゆっくり見せていただきました。
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「冬はすぐ入れます」と仰るので

ぜひまた季節の前菜や新蕎麦を食べにきたいと思います。
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駐車場から見える八ヶ岳連峰は残念ながら雲多めでした。
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#手打ち蕎麦12ヶ月

#蕎麦屋

#茅野市

#長野県

 

八ヶ岳南端の編笠山へ

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9月中旬、いつまでも終わらない残暑、どこへ行っても暑いけれど、八ヶ岳ならば涼しかろう…と編笠山に登りました。
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八ヶ岳という山はなく、主峰赤岳をはじめ、8つの峰々を総称するのですが、

私がこれまでに登頂したのは天狗岳と硫黄岳。

編笠山を8つの中に含むかどうか諸説ありますが、次に登るのはこちら、と決めていました。
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花も葉も根も猛毒のあるトリカブト

夏の終わりから秋にかけて美しい青紫の花を咲かせます。

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初めのうちはなだらかな道が続きます。

登山口がすでに標高1,600m近いとはいっても湿度が高く、すぐに汗だくに。

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最初のポイント「雲海」に到着。

本来は眺めがいいらしいけれど、スタート時間も遅かったので眺望も今ひとつ。

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続くポイントの「押手川」ここで分岐になります。

編笠山を選んだ理由の一つに、苦手な岩ゴロを歩くトレーニングをしたかった、というのがあります。

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春に、蓼科山すずらん峠から登った時に、やはり岩ゴロに苦戦、人一倍運動神経が鈍くて怖がりのため、時間もものすごくかかってしまうのです。

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ある程度は慣れもある、とガイドさんや師匠からもアドバイスをいただいているので、山頂直下は岩ゴロで有名な編笠山にチャレンジです。f:id:amefuri5kumanoko:20230913130055j:image

「押手川」を過ぎた頃から、始まりました、岩ゴロ。

それでも蓼科山よりマシかもしれません。f:id:amefuri5kumanoko:20230913131336j:image

あたりは苔むす岩が美しい。まるで北八ヶ岳のような静かで穏やかな風景です。
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大きな岩に小さなハシゴがかかっています。

少し前に仏岩で経験したので余裕で楽勝!

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これなら槍ヶ岳もOK?いえいえ、とんでもない。
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そろそろ森林限界かな。

最後の急登がキツイ、と誰もが皆さん仰る。まさに今そこです。

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ふと、振り返ると

「あ!開けた」

長い樹林帯から抜けて眼下に街並みが!
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そして足元には有名な看板が!

「山頂までホントにちょっと」

青年小屋の粋な計らいだそうです。
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「あ!富士山」

夫の声で振り返ると、ほんの頭の先が見えています。

富士山が見えるとどうしてファイトが湧いてくるのでしょう!
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昨年の夏に登った甲斐駒ヶ岳の頭もちょっぴり見えています。
相当な高度感!頂上はもうすぐそこです!

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岩の間にヤマハハコの花がいっぱい!

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編笠山、登頂しました。
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眺望はあきらめていたのですが…

夫と交代で写真を撮るうちに雲が晴れてきました。
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あれは、ギボシ

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そして権現岳が姿を現しました。
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頂上にいる登山者みんなが慌ただしくカメラを向けます。

ほんのこの一瞬を待っていた、そして逃してはならない!
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そしてまた、あっという間に雲がかかってしまいました。

残念ながら赤岳は見えません。遠くに蓼科山が見えています。

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編笠山の山頂はまぁるくて、蓼科山に似ていますが岩は少し小さいので歩きやすいです。
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本来なら南アルプスが目の前に見えるはず。
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甲斐駒ヶ岳だけでなく、6月に登った鳳凰三山も…見たかったなぁ。
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さぁ、午後から雨予報なので下山しましょう。
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青年小屋経由で分岐の「押手川」を目指します。
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青年小屋までが難所の岩ゴロ。

すぐ近くに見えているのに…なかなか辿り着きません。
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苦手の岩ゴロ。

足の置き場を考える、バランスを考える、頭の中はいっぱい!
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後ろから10名ほどのグループがやってきたので道を譲りました。

おそらく私より確実に年上と思われる方々が、ひょいひょいと岩ゴロを歩いて行きます。

 

うーん、情けない。

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やっと到着した青年小屋。遠い飲み屋の提灯。

時間がなくて寄ることができませんでした。

次回は泊まって…権現岳にチャレンジ?

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さぁ、ここから登山口まで約3時間!f:id:amefuri5kumanoko:20230913132440j:image

苔の森を歩いて、歩いて、歩いて…
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なかなか風景が変わらない。

ループにハマった感、下山あるあるです。
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岩ゴロはまだ続いています。

怪我をしないように慎重に!
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足元の苔の美しさに励まされながら…
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やっと押手川に着きました。
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ここからは登りと同じルートをひたすら降ります。

途中少し眺望が開けますが、厚い雲に覆われています。
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アキノキリンソウが咲き残っていました!
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ホタルブクロも一輪。
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雲海に着く頃には、遠くからゴロゴロと雷鳴が聞こえてきました。
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午後から雨予報でしたので雨対策もバッチリ。

ここまで降られなくて本当にラッキーでした!
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とはいえ、慌てず慎重に。

降ってきたら雨具を着ればいいのです。

怪我が1番怖い。
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途中でまだ日差しも差し込みます。

南斜面なので午後になっても登山道が明るいので助かります。
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笹が綺麗に刈られて、よく整備されていました。感謝です。

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無事に下山。

駐車場には簡易トイレが3つ。中はペーパーも掃除道具もあり、とても綺麗でした。北杜市が管理しているようでした。
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車に乗り込み走り出して15分ほどで土砂降りになりました。

降られなくて本当に助かりました。

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八ヶ岳の南の端っこの編笠山

長く引く裾野がとても綺麗。

下から眺めた時に「あそこに登ったんだな」って思えるのが何より嬉しい。

苦手克服はなかなかできないけれど、編笠山いつかまたチャレンジします。

 

#編笠山

#八ヶ岳

#観音平から