ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。音楽活動と、趣味の山歩き、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

雲の中を歩く①北八ヶ岳蓼科山

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(10月初旬の山記録です)

この日は蓼科東急でゴルフを楽しまれている大切なお客様の送迎があったので、その合間の時間を利用して山歩き。
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短い時間で歩いて来られて、途中で呼び出されたらすぐに蓼科東急に戻れる距離…ということで蓼科山一択。
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お天気は曇り、登山口からガスに覆われている。

今年の秋はこんな天気ばかり…。
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前日に降った雨のおかげで苔だけが生き生きと元気いっぱい!
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ゆるい登りだけれど足元は大きな石がゴロゴロ。
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黄葉はここだけ。まだ少し早いのかもしれません。
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登りきったらまもなく…
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将軍平につきました。

頂上まであと一息だけれど、麓のお客様から連絡、お迎えに行かなければなりません。
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今日はここで帰ることに。まぁ本日の空模様から山頂に上がっても眺望はゼロなのは確かなので、キッパリ気持ちを切り替えて下山できますね!
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本日のお目当てはこちら!

ネパールの女性たちがひとつひとつ手作りしているという、ウールのフェルトのキーホルダー
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蓼科山以外ではなかなか手に入らないんです!

 

売り上げは子どもたちの支援に充てられるのだとか。カラフルで可愛いですよね!f:id:amefuri5kumanoko:20241002030933j:image
苔の森を転ばないように降りていると
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うっすらと陽がさしてきました。
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ほんのひとときでしたが、

これが私には必要なリフレッシュタイム。
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これから忙しくなるので、隙間時間に自然の中で深呼吸して乗り切ります。
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無事に下山。

お客様へのお迎えに急ぎます。
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見事なサルオガセ
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「終始ガスって真っ白で駐車場まできたら青空」は山あるある。
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#蓼科山

#将軍平

#蓼科山

#七合目登山口

#女神湖

#御泉水自然園

ムーンライトコンサートのお知らせ

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今年で8回目を迎えるムーンライトコンサート。

いつもは松戸クリスマス音楽祭のひとつとして開催していましたが、会場の松戸市民劇場のホール使用の抽選にハズレ続け、一時は「今年は開催できないのか?」と弱気になったのでした。

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ところがキャンセルが出たのか?10月26日に空きがあるのを見つけて早速予約、申請することができました。

松戸市教育委員会聖徳大学SOA音楽研究センターの後援もいただけて無事に開催できる運びとなりました。
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今回はゲストに打楽器奏者の梅津千恵子さん、愛華さんをお招きして、いろいろな打楽器の音をご披露いただきます。

おふたりとは今までも何度か共演させていただいて来ましたが、技術や経験はもちろんのこと、発想やアイデアが素晴らしく、お客様に楽しんでいただこうという情熱には感嘆するばかりです。

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マリンバの豊かな音色、目にも留まらぬ速弾き、リズミカルなスネアドラム、そしてタンバリンやカスタネットもプロが叩くと…?

ピアノの音色に打楽器の音がプラスされて作り出すハーモニーをどうぞお楽しみに!

10月26日(土)18時30分松戸市民劇場でお待ちしております。

 

#ムーンライトコンサート

#まつど響かせ隊

#打楽器アンサンブル

#ピアノと打楽器

#松戸市民劇場

 

 

バルコニーコンサート2024

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毎年恒例のバルコニーコンサートをやっと開催することができました。
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今年の夏は猛暑だったり雨が多かったり、トランペット担当の夫がオーストリア🇦🇹旅行で不在だったり、なかなかタイミングが合わないうちに9月になってしまいました。
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今年はやらないの?

聴きたいわぁー

ありがたいことにお声がけをいただき大変励みになります。

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お彼岸の連休の晴れ間、朝から準備に忙しい。

セッティングも、音響も、録音録画も、そしてトランペット演奏も担当。

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いつもお庭のお花のきれいなご近所さんからいただいたシュウメイギクがとっても可愛いので、殺風景な電子ピアノの横に置いてみました。
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昨年に引き続きご登場予定だったヴァイオリン奏者さんが長引く咳に悩まされてやむなく不参加となり、急遽別荘地内にお住いのフルート奏者さんにご出演願いました。
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彼女とはご縁があって、ひと月前にぶっつけ本番で共演したばかり、今回もほぼリハーサルなしでバッチリ合っちゃうのですから素晴らしい!

謙遜されていらっしゃるけれど、相当舞台経験を積んでいらっしゃると思われます。
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風はすっかりひんやりと秋だけれど、日差しがカンカン真夏のよう!ピアノの鍵盤が熱くなり、サングラスをかけないと楽譜が見えないほど。
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ご近所さんや犬の散歩のついでに立ち寄られる方、初めてお目にかかる方も!

皆さん折りたたみ椅子や敷物持参で木陰に座って耳を傾けてくださいます。
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音楽談義に花が咲いたり、樹木に詳しい先生からは、ステージが見えるように来年は庭木の高さを揃えるよう指示が飛んだり😆
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演奏中は楽器の音色に鳥の声やわんこの声、風の音や葉づえのの音、野外コンサートならではのアンサンブルが響きます。
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クラシックの名曲からポップス、ジブリなど、約1時間ほどお聴きいただきました。

動画編集はまだ少し先になりそうです。
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共演くださったフルートさん、温かな素敵な演奏をありがとうございました。ぜひまたの機会を楽しみにしています。
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#バルコニーコンサート

#美し松高原

#CASIOPrivia

#うららインザスカイ🎺

#ナポリの踊り🎺

#ショパンノクターン遺作🎹

#ハナミズキ🪈🎺

#あの夏へ🎹

#いのちの名前🎺

#愛の讃歌🪈

#カヴァレリアルスティカーナ🎺

#月の光🎹

#ユーレイズミーアップ🎺🪈

上越の美味しいものと河岸段丘

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今回の山行は、越後湯沢にお住まいのあるO先生にお招きいただき長年の夢が叶いました。

下山後は先生のご案内で美味しいものめぐり。

時はまさに新米の収穫期!
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黄金色に輝く魚沼産こしひかりの田んぼからは稲の香りが漂ってきて、豊かな気持ちになります。

お連れいただいたお店は和からしマスタードの専門店「鈴木農場」。夏の間はデモンストレーションを兼ねてレストランをオープン、新鮮野菜をふんだんに使った和からしマスタード料理を紹介しています。

https://niigata-kankou.or.jp/blog/1021
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先生のおうちの前には魚野川が流れていて「湯沢フィッシングパーク」は歩いてすぐ。息子が小さい頃によく訪れた懐かしい風景です。

https://yuzawa-fishingpark.com/

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「あの美しい山は?」「飯士山よ。きれいね」

ご一緒したA先生が詳しく教えてくださいました。山歩きの大先輩であるA先生は日本全国の山々にお詳しく、今回私の矢のような質問の嵐にも丁寧にお答えくださいました。しかもとても嬉しそうに!
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お昼からお天気が崩れるとの予報、

「その前におふたりに見せたい場所がある」とO先生がお連れくださったのは、なんとその名も「美人林」

https://www.tokamachishikankou.jp/spot/bijinbayashi/
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新潟県十日町市にあるこにらのブナ林は、大正末期に木炭にするためにすべて伐採されましたが、翌春一斉に芽吹いて美しい林に成長したとのこと。

野鳥の住処として、また多くの生態系にとって貴重な自然を、地元の方々が守って今に至るそうです。

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整備された駐車場もあり観光名所となっていますが、一歩入ると静寂とブナの香りに包まれ、身体中の細胞がきれいになるように感じます。
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「ここは新緑も、紅葉も、冬も、それぞれ素敵だよ」とO先生。ぜひまた季節を変えて訪れたいと思います。

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「お昼を食べるところは決めてあるんだ」

次にご案内いただいたのは、津南町の津南観光物産館。

「ここのとんかつが最高なんだ!」
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妻有ポークは魚沼のブランド豚で、そのおいしさは知る人ぞ知るだそうです。

https://aji-y.com/tonkatsu-tsumari/
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11時のオープンに5分過ぎただけでもう満席!名前を書いて順番を待ちます。

物産館なので野菜や名産品を見ているうちにあっという間に呼ばれます。
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店内に入るとこちらの時計が目に入りました。

2011年3月12日の未明に起きた長野県北部地震震源地の長野県栄村に隣接する津南町は、震度6弱と大きな揺れに襲われました。

時計はその時に止まったまま。
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と、待望のとんかつが運ばれてきましたよ!

うーん!美味しい!

柔らかくてジューシーな豚肉に、カラリと揚がった衣、キャベツもご飯も負けずに美味しい!
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これは行列なわけです!

いわゆる道の駅の端っこの食堂だというのに!

やはり地元の人のおすすめのお店は最高です!
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お腹いっぱいになったあとは、河岸段丘を見に行きます。
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A先生が、往きの関越道の車中でお話しくださったのですが、沼田の河岸段丘がとても見事でタモリ倶楽部で紹介されて一躍有名になったとか。

私はといえば「河岸段丘」なんて学校の授業で聞いた程度、それも朧げな記憶、あらためて詳しく知るとなんとも奥深く興味深いものです。
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特に、信濃川の9段に及ぶ河岸段丘がスケールが大きいことで知られていると、先ほど立ち寄ったとんかつ屋さんで情報を得たので、早速訪れてみました。
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マウンテンパークの展望台から見るのが1番とのことなので、降り出した雨にもかかわらずO先生号はひたすらスキー場のゲレンデ脇の細い道を登っていきます。
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展望台には河岸段丘の詳しい説明と共に山座同定のパネルも設置されています。f:id:amefuri5kumanoko:20240916232023j:image

「 険しい山岳を縫って走る日本一の長流「信濃川」。その信濃川沿いにある新潟県津南町は、河岸段丘と呼ばれる信濃川とその支流によって階段状につくられた、特異な地形となっています。
段丘崖の高さや段丘面の広がり、そして九段にも及ぶ段数などから日本最大の規模であるといわれています。この段丘面上には、全国的にも貴重な遺跡が数多く出土しています。」

津南町のホームページより

https://www.town.tsunan.niigata.jp/site/kanko/kagandankyu.html
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晴れていたら壮大な河岸段丘の上に新潟の山並みが見えたことでしょう!

これはお天気のいい時にまた来てみたい!雪景色の時はどうかな?あ、いや雪が深くて展望台まで上がって来られないか…。f:id:amefuri5kumanoko:20240916231936j:image

だんだん雨足が強まってきました。

いつまでも眺めていたい風景ですが、街に降りることにしましょう。
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どこを走っていても、黄金色に輝く稲穂が美しい!この雨が上がったら稲刈りが始まるのでしょう。

ちなみに物産館で見かけたら魚沼産こしひかりのお米は、たやすく手が出ない価格がついておりました…。

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長野県北部地震で大きな被害のあったJR飯田線「森宮野原」駅に立ち寄りました。
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2011年の夏に息子を連れて訪れて、被害の大きさに絶句したものでしたが、街並みは復興したように見えます。産業や文化はどうなのでしょう。少しでも応援できたら…と当地の産物をお土産に買いました。
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道の駅で見かけたお団子、醤油の香りにそそられてつい買ってしまいました!とんかつを食べたばかりだったので3人で一つずつ。f:id:amefuri5kumanoko:20240916231951j:image

その後は温泉に寄って帰途につきました。

伊勢崎付近でゲリラ豪雨に遭い、運転されたO先生はお疲れだったことでしょう。

素敵な稜線歩き、地元の美味しいもの、壮大な風景を楽しんだ盛りだくさんの旅でした。

O先生、A先生、ありがとうございました。

 

#越後湯沢

#津南町

#十日町

#鈴木農場

#美人林

#河岸段丘

#信濃川

#森宮野原

#長野県栄村

 

初めての谷川連峰、平標山〜仙ノ倉山

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いつも信州の山ばかり登っていますが、初めて谷川連峰の平標山と仙ノ倉山を歩いてきました。
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平標山(たいらっぴょう、と読みます)は花の山として有名なので本当は6〜7月に行きたかったのですが、スケジュールの関係で9月になりました。
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雨予報が良い方に外れてくれて、登山口では薄い雲の中を歩いている感じだったのが標高を上げるに従って明るくなってきて、

平標山の家に到着する頃には雲の切れ間から青空が覗き始めました。

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花は諦めていましたが、かろうじて咲き残っていたのは…

アキノキリンソウ

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ヒヨドリソウ

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ヤマハハコくらい。

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こちらの山小屋はなんといっても水が美味しい!たくさん補給させていただきました!
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すっかり青空じゃないか〜!
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嬉しいけれど、想定外の日差しの強さに汗が滝のように流れます!熱中症予防に気をつけなくては!
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さぁ、平標山の山頂まであと60分、頑張ろう!
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一面の笹原が美しい!
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谷川連峰の山々は雲の中ですが…
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時々振り返っては県境稜線を探します。
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花が少ないけれど、秋の草原もまたきれい…
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続く階段に、しばし足を止めては風景を眺めます。
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あれが山頂かな?
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あちらがその後に目指す仙ノ倉山かな?
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周回コースの松手山が下に見えるということは
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おぉ!いよいよ山頂です!
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平標山登頂。1,984m
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足元は秋色ですが、強い日差しと青い空は夏の名残。
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これから目指す仙ノ倉山への道

これが見たくて来ました!

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天空へ続くかのような階段も、青空の下なので苦になりません。

至仏山の時は雨でしたから)
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ここは一面お花畑のはず。咲き残ったハクサンイチゲが1輪、2輪。チングルマの穂が少し。

満開の頃にまた来よう!
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フウロが可憐な花を見せてくれました。
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ずっと山頂だと思って目指していたのは「前仙ノ倉山」だったと判明、

一瞬ガッカリしたけれど、すぐに気を取り直して仙ノ倉山に向けて歩きます。
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少し雲が出てきてしまったけれど…
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仙ノ倉山登頂。2,026m

谷川岳が見えなくてちょっぴり残念。
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雲が出てくると急に風が冷たくなります。

雨が降らないうちに来た道を戻ります。
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この日は登り始めから9月中旬とは思えない蒸し暑さでかなりバテました。

今年の山歩きで1番暑かったのではないかしら。
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なんといっても日差しが強い!稜線上は遮るものがないので眺望が良い分、直射日光にやられます。
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樹林帯に入ってしまえば爽やかな山歩き。

しかし結構な下りが続きます。日帰りで1,300mの標高差はやはり足に堪えます。
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日差しは夏でも植物は確実に季節を進めています。
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初めて歩いた谷川連峰、すっかり気に入ってしまったので、次回はぜひ谷川岳にチャレンジしたいと思います!
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#平標山

#前仙ノ倉山

#仙ノ倉山

#平標山の家

#谷川連峰

#群馬の山

#新潟の山

#越後湯沢

#三国峠

 

大作曲家ラヴェルの苦悩に思う

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前日のコンサートで、フランス音楽と美月さんの話すフランス語の響きがあまりに耳に心地よく、その勢いでこちらの映画を観にきてしまいました。
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ややマニアックな内容のためか?上映館も時間帯も残りわずか…1番近い映画館では都合が合わず、新宿まで足を運びました。

「新宿で映画を見る」なんて中学生の時のデート以来?(笑)
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50席ほどの小さな場内に、観客は10人いるかどうか…ゆったりしたシートは座り心地も良く、映画を独り占めしているような感覚になります。

モーリスラヴェルといえばボレロ、と言われがちですが、あの名作が生まれるまでにどんな葛藤があったのか…そんなストーリーを想像しておりました。

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作品の所々にラヴェルピアノ曲が流れていて、それを聴くたびに一気に学生時代に引き戻されました。

そう、私はラヴェルに夢中だった時期があり、大学の学内演奏も、卒業演奏もラヴェルでした。

芸祭では友達に声をかけてオーケストラを編成、ラヴェルのピアノ協奏曲を演奏させてもらったのは、人生で何本指かに入る大切な経験です。

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あの頃は、いつかフランスに勉強に行きたい…とぼんやり考えていたのですが、どこからかその行き先はウィーンへと方向転換して今に至ります。人生とは、ご縁とは、不思議なものです。
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映画では、全編に渡り大作曲家の苦悩が表現されて、観ていて苦しくなるほど。

身を削るように名曲を書き終えて得た賞賛も、心から喜べるものではなかった複雑な心の内、作り笑い、病の進行…なんだか救われない気持ちのまま映画館をあとにしました。
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音楽とは、芸術とは、人生とは…

今回のコンサートで自分自身も限界に向き合うことになり、「引退」の2文字も頭をかすめるほど落ち込んでおりましたが、ラヴェルの音楽と共に学生時代の自分を振り返り「初心に帰れということか」と思ってみたり。
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まぁ、若い頃からたいしたピアニストではなかったのだし、これが実力じゃないか、それを受け止めろということ。老いのせいにしたりせずにもう少し頑張ってみようかな。
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#モーリスラヴェル

#ボレロ永遠の旋律

#マメールロア

#ピアノトリオ

#ピアノ協奏曲

#クープランの墓

#夜のガスパール

サクソフォンで奏でる音楽の夕べ

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3つ前のブログにも書かせていただきました、サクソフォン奏者の深野美月さんのコンサートが開催されました。

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フランスに留学して2年がすぎた美月さんの、勉強の成果を、そして新しいチャレンジを、たくさん聴かせていただきました。
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会場は音楽専用ホールMaly(小さな)Koncert(音楽会)

中板橋駅前商店街を通り抜けた住宅街にありました。

建物のサイズはコンパクトながら、以前コンサートをした永福町のソノリウムと同じ、永田音響設計のサウンドデザインとあって、音響へのこだわりが伝わってきます。
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リハーサルではやや響き過ぎと思われたホールでしたが、お客様が入られたらちょうどいい感じになり、バランスも聴き取りやすかったです。

響くホールは弾いていて気持ちはいいのですが、ソリストとのバランスに気を使います。
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ヨーロッパから日本に帰ってきたら、まず湿度の違いを切実に感じます。

日本の空気は重く、音が飛ばない、響かない、音楽だけではなく、心地よい音、騒音や話し声、全ての音が、です。
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美月さんはそんな素振りも見せず、美しく柔らかい音色、時には生き生きと、また時には優しく歌うように、のびのびと演奏されていました。
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前半はフルート、オーボエ、チェロ、クラリネットのための作品を、あえてサクソフォンで演奏するという興味深いプログラム、

後半は、ピアノソロに続いてフランス音楽の名作が並びました。
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幼い頃から応援してきた美月さんの、門出を祝うような気持ちで弾かせていただきました。

打ち上げでは、地元松戸の幼稚園、小学校の時の仲間や美月さんを大切に想う人々が集まり、和やかな楽しいひとときとなりました。

帰国記念リサイタル、おめでとう!
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#サクソフォン奏者深野美月

#サクソフォンで奏でる音楽の夕べ

#MALYKONCERT