ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

癒しの秘湯、八ヶ岳唐沢鉱泉

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ムーンライトコンサートの残務整理も終わらないうちに、のっぴきならない用事で美し松の家に行かなければならなくなりました。

ウィーンフェスタの準備で忙しく猫の手も借りたい夫も一緒に、とんぼ返りで行くことになりました。

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夜中に到着、しかも結構な雨降り。

当然山歩きをするはずもなく、用事を済ませ

「せっかくきたのだから」とお風呂に入って帰ることにしました。

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「唐沢鉱泉

八ヶ岳天狗岳の登山口にある山小屋です。

登山のたびに寄りたいと願いつつ、なかなかタイミングが合わなくてご縁がなかったのですが、お風呂も食事もいいと聞いていました。
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お昼ご飯のラストオーダーが近いので、まずは腹ごしらえ。唐沢食堂にはドライフラワーがたくさん吊るされていました。

この近くで咲いていた花なのかな。
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鹿の剥製!立派なツノです!

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宿泊客に好評な猪鍋が有名ですが、ランチは定番のカレーと牛丼。

お茶うけのお漬物がまた美味しい!

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さてさてお楽しみのお風呂。

日本秘湯を守る会の宿でもあるこちら、豊富な鉱泉のお湯はどんな感触でしょう?
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どなたもいらっしゃらないので、中を撮影させていただきました。

外が見える明るいお風呂、湯船の周りに植物が生き生きと咲いているのが印象的。
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柔らかくじんわりと温まるお湯でした。
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やっと念願かなって立ち寄り湯に入ることができたけれど、いつかゆっくり泊まったみたい。
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雨は止み、空が明るくなりました。

ちょうど紅葉の時期とあって、これから雪が降るまでの短い間、お客様で賑わうことでしょう。
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(ホームページより)

唐沢鉱泉の宿から数十メートルという敷地より毎分約600リットルの豊富な湯量が自然湧出しています。こんこんと湧き出る鉱泉は苔や草花が生息し、四季を通して美しく神秘的な源泉池を見ることができます。書籍「日本の秘湯」に掲載されており、日本の秘湯を守る会の宿となっております。泉温は約10度のため、源泉より直接引泉し加温しています。効能あり、情緒豊かな岩に囲まれた木の浴槽、身体も心もゆっくりと温かくなる温泉です。

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ここを左に行くと唐沢鉱泉、右に行くと夏沢鉱泉。次はぜひ夏沢鉱泉にいってみよう!

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帰り道、鹿たちが一生懸命に餌を探しているのを見ました。

さっきの剥製を思い出した…。
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#唐沢鉱泉

#唐沢食堂

#日本秘湯を守る会

#八ヶ岳天狗岳

ムーンライトコンサート打楽器の魅力炸裂!

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今年で8回目を迎えるムーンライトコンサート、ゲストにふたりの打楽器奏者を迎え、大盛況のうちに無事に終わりました。
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梅津千恵子さんにはこれまでも「お寺でクリスマスコンサート」にご出演いただくなど、何度か共演してまいりましたが、今回はお嬢さんの愛華さんにもお出ましいただきフレッシュな風を吹き込んでいただきました。
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練習は梅津さんのレッスンスタジオ。「リズムミュージアム」というだけあって、選曲をしていても次々といろいろな打楽器が出てきます。また、おふたりのそのアイデアやご提案の豊富なこと!
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打楽器奏者は本当にいくつもの楽器を操らなければならない上、それぞれの楽器の魅力を最大限に発揮することもできるのですね。素晴らしい技術と表現力に感嘆します。
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いつもは「松戸クリスマス音楽祭」として11.12月に開催するムーンライトコンサートですが、会場となる松戸市民劇場のホール使用の抽選にハズレてしまい10月開催となりました。f:id:amefuri5kumanoko:20241106093557j:image

幸運だったのは午後枠と夜間枠の2枠を予約できたので、この機会に打楽器をゲストに!と決めたわけです。

なぜなら打楽器は本番の前と後にたくさんの時間を必要とするからです。
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今回は大きなマリンバを運搬することから、他の楽器は我が家の車に積み込んで2台がかりで運びます。

楽器を解体して車に積み込み、ホールに着いたらまた運んで、舞台で組み立てセッティング…終演後はこの逆をやらなければなりません。

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毎回お世話になるコンサートスタッフと家族のおかげで、無事に、しかも迅速に進みました。本当にたくさんの人たちの協力があってこそ、と感謝の気持ちでいっぱいです。
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受付スタッフが毎回用意してくださるお花。華やかにお客様を出迎えます。

ステージでは入念なリハーサルが時間をかけて進んでいきます。いつもは夜枠しか借りれないのでほぼリハーサル無しですが、今回は準備万端、これも打楽器がゲストだから必要不可欠なのです。

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プログラムに沿って楽器の出し入れとセッティングを確認、音響によって楽器の位置も決まります。ピアノはやや斜めに置くことになり、慣れない私は少し不安がありました。
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それでも開演してしてしまえばあとはあっという間、

オープニングはピアノソロでヘンデルシャコンヌと変奏曲をお聴きいただきました。
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続いてマリンバが加わりJ.S.バッハ「主よ人の望みの喜びよ」を演奏、

「ピアノとマリンバでこんなに豊かに表現できるなんて!」とのご感想をいただきました。

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ここでピアニストは一旦下り、2台のスネアドラムによるデュオをお聴きいただきます。

息のピッタリ合ったリズミカルなドラムロールに身体中の血が騒ぐような感覚になります。
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そして今回の見どころ、マリンバ速弾きメドレーです。熊蜂の飛行から始まり名曲の聴きどころばかりを、それこそ目にも止まらぬ速さで弾き続けていきます。

会場が盛り上がったのが、曲の途中でお客様にも「へい!」と声をかけていただくご提案、千恵子さんの楽しいトークと共にお客様に参加していただき会場内が一体となりました。

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休憩を挟んで後半はガラリと雰囲気を変えスペイン風なステージとなりました。
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愛華さんは大学で打楽器を学ばれている以外に、カスタネットのプライベートレッスンに通われているそうです。
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師匠はフラメンコのカスタネット奏者だそうで、すっかりこの楽器に魅せられたということです。
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得意の楽器を披露、ということで大変魅力的なそして表情豊かな演奏となり、客席はぐいぐい惹き込まれました。
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そしてご自身で採譜、編曲をされた協奏曲では、マリンバだけでなくタンバリンが華やかに活躍し
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途中でグロッケンやギロ、木魚も登場して
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楽しい中にも高度な技術や表現をご披露いただきました。
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アンコールには、おなじみドビュッシーの「月の光」に打楽器でアレンジを加えていただきました。
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「オーケストラのような壮大な響き」

「宇宙に広がるようなイメージ」など

人気の作品の新たな試みに、お客様のご感想をたくさんいただきました。
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「打楽器の魅力を再認識しました」

「打楽器とピアノだけでこんなに表現できるのですね」

「たくさんの打楽器の音が聴けて楽しかった」

などお客様にも喜んでいただけて私たちもとても嬉しいです。
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共演のおふたり、家族やスタッフ、調律師さん、舞台スタッフさん、いつも温かく応援してくださるお客様に心より感謝いたします。

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#ムーンライトコンサート

#まつど響かせ隊

#松戸市民劇場

#ヘンデルシャコンヌと変奏曲

#主よ人の望みの喜びよ

#STICKSIFT

#熊蜂の飛行

#剣の舞

#ツィゴイネルワイゼン

#道化師のギャロップ

ホラスタッカート

#チャルダッシュ

#ラカンパラシータ

#スペイン舞曲

#チャイコフスキー秋の歌

#シシャコフ協奏曲

#ドビュッシー月の光

#カルメントレアドール

紅葉の雨飾山バスツアー

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(10月中旬の山行記録です)

雨だ…

半年以上も前に申し込んだツアー。

憧れの雨飾山。バスツアーに参加するのは初めてだけれど、ガイドさんの名前になじみがあったので迷わず決めたのでした。
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バスツアーは雨天決行、とにかくバスに乗って現地を目指します。

参加者は男性3名、女性6名、ガイドさんと添乗員さんです。

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前泊地は雨飾温泉にある雨飾山荘。

糸魚川までバスで連れてきてもらえるのですからありがたいことです。

しかもインターを降りてからはかなりの急峻な山道をひたすら登りました。運転手さんに感謝です。
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あいにくの雨、しかもザーザー降りではありますが、せっかくの露天風呂、これは頑張って入るしかない!
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屋根もないので頭にタオルを乗せてお湯に浸かります。うーん、いい気持ち。さすが源泉かけ流し、体がじんわりあたたまります。

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全国の温泉に詳しい、秘湯を守る会会員の友人もおすすめのお宿、ついつい手ぬぐいやTシャツも欲しくなってしまうのでした。
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雪深い山奥の宿、 豪雪の年は積雪が2階の屋根にまで達するそうで、ブナの巨木と4寸角の垂木で建物を支えているそうです。
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お食事も豪勢で山小屋とは思えません。

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温かな温泉と美味しいお料理で登山前なのに緊張感もほどけ、夜もぐっすり眠ることができました。
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翌朝は朝食を4時30分に済ませて5時15分に出発です。

まだ前日の雨が残っているのでレイン装備、しかもまだ暗いのでヘッドライトまでつけて、の登山。
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のっけから急登が続きます。

「終わらない急登」と噂には聞いていましたが、薬師尾根…なかなか厳しい登りです。
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夜が明けて明るくなってきましたが、雲は晴れてきません。雨は止みましたが一面真っ白のまま登山は続きます。
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唯一の励みは紅葉。

赤は紅葉、黄色は黄葉、茶色は褐葉というのだそうで、それぞれが色づく仕組みもガイドさんが教えてくださいました。
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葉っぱを緑に見せる葉緑素が先に分解して黄色のカロチノイドが残るので黄色く見える。

「葉を落とす準備のために葉柄と枝の境目に離層が作られ、光合成で生産された糖分などが移動できず葉に蓄積して赤色の色素 アントシアニンに変化する」のが赤だそう。
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「褐葉」はアントシアニンの代わりにタンニン系の物質が生成されて、褐色になるそうで、気温、太陽光、湿度の変化によって色付きが進むそうです。
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そんな説明を聞きながら、なんとか中の池に到着、ここまでくれば急登もひと段落?

水芭蕉の咲いた跡がありました。夏は見事な花が見られるでしょう。
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分岐まで来ました。ここからは笹平といってなだらかな平原の中を歩きます。お天気が本当に残念。
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ここは、私たちが登ってきた新潟県糸魚川登山口からの登山道と、下山ルートの長野県小谷村登山口への登山道との合流地点でもあります。

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今回のツアーに参加したのは、登りと下り、別の登山口にバスが迎えにきてくださる、というのが魅力で飛びついたのでした。

イカーだと同じところに降りないとならないからです。
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気温が低いので雨氷現象が見られます。枯れた枝葉に付いた雨が凍ってまるでガラス細工のよう。
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最後の急登を我慢して登り切れば、雨飾山に登頂です。1,963m。

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雨飾山名物の「女神の横顔」

歩いてきた笹平の登山道が上から眺めると女性の横顔に見えることから名付けられたとのこと、

今日はガスで諦めていたのですが…
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「あ!見えた!」山頂にいる全ての人々が一瞬の雲の晴れ間にシャッターを切ります。
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女神だけでなく紅葉が一気に広がっていきます。
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それにしても山頂はすごい人!混雑でゆっくり滞在できないほど。

このお天気でこんなにたくさんの人が登るなんて、晴れている日はどうなっちゃうの?

さすが人気の山なのですね!
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深い谷底が美しい。
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さぁ、長い長い下山の始まりです。

風景に見惚れている暇はありません。
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今回はツアーなのでペースが私にとってはかなり速い!
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ガイドさんとは前にも2度お世話になっていて親しいので、つい甘えて「休憩少ないですね」と言ったら

「小原さんはこれまで優しいガイドさんとばかり歩いてきたから。これから鍛えましょう」と言われてしまいました…。
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こだま登山部ではゆっくりゆっくり誰も息が上がらないよう、ガイドのこだまさんが後ろを振り返りながら歩いてくれました。

あれはいかに配慮に溢れたやさしさだったことか。
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こんな岩場もほっとかれて…こだまさんだったら最後まで降り切るまで見守ってくれたはず。

やっぱり私、甘えていたんですね。

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雲が晴れてくると共に紅葉の美しさが途切れず、余裕もないくせに写真だけは残したい!
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足元は昨日の雨で滑る滑る。

今日1日でぬかるみの中を歩くのが上手くなったかもしれません。
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今回のツアー参加者は皆さん優しくて感じの良い方ばかりですが、どなたもアルプス常連者でいらして話題も私にとっては憧れの山の話が続きます。もしかしてアタクシ場違いだったのかも?

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それでもなんとか必死について行って荒菅沢まで降りてきました。

真ん中に見えているのが雨飾山かと思いましたが、ガイドさんによると前衛の岩峰群、どうやら布団菱と呼ばれるようです。

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ブナ平まで降りてきました。

 ガイドさんからはクマに出会った時の対処法などもお聞きしました。
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クマの好物のブナの木の実、標柱や樹の幹にクマがその手でめくったらしい跡が生々しく残っていました。

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ここまで来たらあと少し、ガイドさんにも「よく頑張りましたね!」と励ましていただいて、やっと息をつく余裕が生まれました。

私にとってはハードな山行となりましたが、憧れの山をまたひとつ無事に歩けたことは本当に嬉しく達成感に満たされました。
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下山後はニコニコ笑顔の運転手さんがバスとともに迎えてくださり癒されました。

また時間がない中、道の駅おたりに併設されている「深山の湯」にも立ち寄ってくださって疲れが取れました。

鈍臭い私を励まし続けてくださったガイドの紀平さん、

きめ細やかな配慮にあふれたツアーを提供してくださった「トラベルギャラリー」さんにも感謝!

さぁ!コンサートに向けて練習、練習!

 

#雨飾山

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家族で奥多摩ドライブ

八ヶ岳音楽祭の翌日は、息子も合流して奥多摩ドライブをしながら帰って来ることになりました。

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久しぶりに家族みんなで集まることができて母も嬉しそう!
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奥多摩を経由するのは父のお墓参りのため。

亡き父の好物だった鰻を食べるのが恒例となっているので、途中の塩山で小さな鰻屋さんを見つけました。

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これがアットホームでなかなか良いお店!

なんと店内の水槽から活きうなぎを捌いて焼いた上品な鰻重がいただける老舗のうなぎ専門店だったのです!
肝心のお味は外は香ばしく中はふんわり大変美味しくいただきました!
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今日はお天気にも恵まれて、お墓参りというよりピクニックのような陽気。

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緑豊かで広々とした霊園。樹木葬を選んでくれた母と妹には感謝の気持ちでいっぱいです。
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奥多摩の風景が大好きだった父は、さぞ満足していることでしょう。
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何より母が元気で一緒に旅をできることに感謝です。地図が好きで方向感覚や記憶も冴えていて、好奇心が旺盛なのが元気な源なのかもしれません。
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家族でゆっくり過ごせることが、それぞれにとって1番の幸せだとあらためて思った休日でした。

 

#八ヶ岳音楽祭

#美し松高原別荘地

#塩山「あし川」

#奥多摩霊園

#樹木葬

 

八ヶ岳音楽祭を聴きに

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10月中旬の三連休、八ヶ岳音楽祭に夫が出演するということで、母と妹と一緒に聴きに行くことになりました。
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妹は仕事で後から合流するので、88歳の母が1人であずさに乗ってやって来ました。

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茅野駅でご対面。無事で何より。

旅好きな母は車窓に夢中であっという間だったそうです。
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Picco でアイスを食べるのも、霧ヶ峰から風景を眺めるのも、父がいた頃と同じコース。
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夜は薪ストーブを焚きながら、ウィーンフィルシェーンブルン宮殿コンサートをネット配信で楽しみます。

かぶりつきで楽しむ母。矢継ぎ早の質問は専門的過ぎて私には答えられず、担当者(夫)に託して保留。
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翌朝もいいお天気。
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始まったばかりの黄葉を眺めて深呼吸。
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富士見高原にあるカントリーキッチンベーカリーに寄ってパンを買い込みます。
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コンサートの前に小淵沢在住の知人の案内でランチを。人気の悠山房を予約していただきました。
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店内もテラスも満席。

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お腹いっぱいだったけれど、名物のアップルパイを食べたくて、ハーフサイズにしていただきました。とても美味しかった!f:id:amefuri5kumanoko:20241030231239j:image

知人の話では、地元客だけでなく県外からもお客様が訪れる人気のお店ですが、オーナーご夫妻のご高齢化に伴いクローズが決まったとのこと。素敵なお店なのに残念です。
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さぁ!いよいよコンサート、八ヶ岳やまびこホールにやって来ました。
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木の温もりの優しい印象。どんな響きか楽しみです。
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ドヴォルザーク交響曲第8番と

ヴェルディのレクイエム(前半のみ)が演奏されました。
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ドヴォルザークは大好きな作品、トランペットが活躍するので母も大喜びでした。

ヴェルディソリストはもちろん合唱も素晴らしく、地元の方が中心となり盛んに音楽活動を楽しまれていることが伝わって来ました。
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大満足の母。ホールの前で記念撮影。
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終演後もまだまだ明るくて周辺の風景を楽しめます。
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ホールの後ろ側には八ヶ岳
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テラスからは南アルプス

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富士山も頭をのぞかせて
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あぁ、なんて素敵な風景!
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天体好きな妹が「アトラス彗星が見たい」というので、彗星が上がってくるタイミングを待つことに。
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夕闇が迫る中、あれかな?いや金星かな?と
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結局、雲が出てしまい彗星は見られませんでしたが、美しい夕景をしばし楽しみました。
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#八ヶ岳音楽祭

#八ヶ岳やまびこホール

#ドヴォルザーク交響曲第8番

#ヴェルディレクイエム

#アトラス彗星

#悠山房

#カントリーキッチンベーカリー

午後からでも絶景を楽しめる山!

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(10月中旬の山記録です)

見てくださーい、この青空!
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やっぱり山はこうでなくちゃ!
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こもれびがまた嬉しい!
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この日は午前中に外せない用事があったのですが、久しぶりに晴れたのでいても立ってもいられなくなり…
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午後からでも歩ける守屋山にひとりでやってきました。
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登山口から40分ほどでキャンプ場に到着。

清潔なバイオトイレを使わせていただきました。
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鳥居をくぐると本格的な登りが始まります。f:id:amefuri5kumanoko:20241030225956j:image

こちらの守屋山は麓に諏訪大社の本宮があり、山そのものが御神体という説もありますが、確証はないそう。
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それでも山頂に奥宮があるので昔からお詣りの人が多く登ったことと思われます。
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唯一の急登、ひと休みしてふり仰げば青空。
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胸突き坂の看板と励ましの言葉!

山頂、まだかなぁ、と思う絶妙なタイミング!
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稜線に乗りました。あとはなだらかな道。
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キラキラ日差しと木々の向こうに山並みが。
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山頂が見えてきました。
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守屋山の標識も。ここが1番好きなところ。
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諏訪湖を見下ろし…
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八ヶ岳方面
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思いのほか速いペースで上がって来られたので、東峰にも足を伸ばします。

守屋山は双耳峰なのです。
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大きなブナの木からパワーをもらいます。
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ご機嫌な稜線歩き。
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中嶽を通過
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避難小屋のラビットハウスを過ぎると…
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見えてきました!
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山頂
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北アルプス方面は残念ながら雲の下
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南アルプスも先っちょが雲に隠れてしまいどれがどれやら。
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トンボの大群がすごい!頭や手に止まるだからか、口に入りそう。
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ススキや少し色づいた木々の向こうに山々が。

秋の風景。
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紅葉はまだほんの少し
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さぁ、名残惜しいけれど時間切れ。

明るいうちに下山しないと。

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下りはスイスイ速いけれど、足元には気をつけて。
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あっという間にキャンプ場まで降りてきました。
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クマ出没注意。注意喚起は大事だけれど実際どーすりゃいいんだか。

熊鈴は気休めだと聞いています。
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金色に色づき始めた斜面が青空に映えます。
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三連休の初日にもかかわらず、時間が遅いので人も少ない。

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おひさまもだいぶ傾いてきました。f:id:amefuri5kumanoko:20241030225949j:image

松林がきれい…ということは、足元にきっとマツタケ様が。どおりで入山禁止の看板がそこかしこに。
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無事に登山口に戻ってきました。
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久しぶりに青空と日光にたっぷり恵まれた山歩きとなりました。大満足〜!

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#守屋山

#杖突峠

#諏訪大社

雲の中を歩く②北八ヶ岳双子池周回

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(10月初旬の山記録です)

先週に引き続き、仕事の隙間時間に歩こうと登山口に向かうも、さっきまで晴れていたのに大河原峠に到着したらまさかの真っ白。
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今日は山登りではなく池巡りなので、のんびり歩くつもりが修行?罰ゲームかよ?というお天気に。
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唯一のピーク、双子山2,223m

登山口がすでに2,093mですから、ほんの少し登っただけ。
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本来なら佐久方面の眺めがよく、浅間連峰南牧秩父方面の山並み、が見える、はず。
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木立の中を黙々と歩きます。

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ほどなく双子池に到着。

自然保護のために、雄池に近づくにはカメラ以外の荷物は置いて行かなければならない…

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一方の雌池にはキャンプ場もあります。
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苔の森を登って降りて
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どんより雲の中、苔だけがとても生き生きと美しい。
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まもなく雪の季節がやってきて、苔は氷の下でじっと春を待つのでしょう。
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苔の岩や木の根は滑るので普段にも増して慎重に歩きます。

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たどり着いた亀甲池は干上がっていて水がありません。白い雲が見る間に降りてきました。
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ここで昼ごはんの予定でしたが、雨も落ちてきて座るところも濡れているので、立ったまま軽食を口に入れ登山口に向かいます。

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天祥寺ヶ原までくれば大河原峠はあと少し。

吹きさらしなので雨や風が強まっていなくてホッとしました。
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すっかり身体が冷えてしまったので河童の湯で温まって帰りました。

いいかげんに青空が見たいなぁ。

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#双子池

#双子池ヒュッテ

#双子山

#大河原峠

#亀甲池