(12月初旬の山行記録です)
埼玉と東京の県境にある棒ノ折山。
下山口近くに「さわらびの湯」という温泉があるので以前から行ってみたかった。
飯能駅からバスで名栗湖まで行って、白谷沢コースを登るのが一般的なのですが、なんと伐採のため通行止になっていることが判明。
それならば知る人ぞ知るマイナールートの奥多摩側から登ることにして、青梅線川井駅からバスで清東橋キャンプ場に向かいます。
実はこのコース、いちばん距離も時間も短くて静かに歩けるのでオススメとのこと。ただちょっと人が少なくて寂しいと聞いて不安だったのですが、今日は仲間が一緒なので心強い!嬉しい!
王道の白谷沢ルートは沢沿いに岩が切り立ったゴルジュ帯と呼ばれるところを登るので、プチ沢登り気分を味わえると人気なのです。
清東橋からのコースも沢沿いに歩き始めましたが、岩場ではなく、なんとわさび畑に沿って登っていくのです。
都内でわさびが栽培されているなんて!
水が綺麗な奥多摩だからこそ、の風景です。
今から冬が来るというのに青々と茂るわさびの葉。収穫は冬なのだそうで!これもまた初めて知りました!
小さな滝をいくつも過ぎ
何度か橋を渡って
山の神の祠に到着。
ここからは急登が始まるので休憩をとります。
階段が続きます。
美しい林をゆっくり登ります。
だいぶ標高を上げてきました。
黄金色の黄葉が青空に映えます。
木々の間から稜線が見えます。
この風景が大好きです。
しばらく緩やかに黄葉を楽しみながら歩きます。
さぁ、山頂に向けて覆い被さるような登りが始まります。
急な斜面は、ジグザグとつづら折れに登っていけば大丈夫。ゆっくり、ゆっくり、ジグザグ、ジグザグ、無心になって一歩一歩。
おぉ、開けてきました!きっとあの先が山頂でしょう!
このビクトリーロードもまた大好き!
わぁ!棒ノ折山名物の大きな桜の木が枝をいっぱいに広げて迎えてくれました。
棒ノ折山、登頂!969m
埼玉県川の眺望がひらけていました!
日光連山も遠くに霞んでいます。
棒ノ折山は、高水山からも縦走できてそれはそれは楽しい尾根道らしいので次回はそれにチャレンジしたい!
その一方で、蕎麦粒山を経て長沢背稜方面にもさらに長い縦走路にも繋がっています。
こちらもいつか…いつか…
風もなく暖かいのでゆっくりお昼を食べて、
「さわらびの湯」のある登山口に向けて下山開始!
今回通行止めになった白谷沢コースのゴルジュ帯は、やはり初夏がいいらしい!
山頂の桜が満開の時もいいなぁ。同じ山を季節を変えて何度も歩くのが好きなので、再訪間違いなしです!
なだらかな樹林帯があるかと思えば
大きな岩の横をすり抜けたり、
紅葉を楽しみながら
深まる秋の山歩きは何より青空が嬉しい。
今年は雨に泣かされました。
楽しみにしていたのに中止になった計画が4つも5つもありました。
山は逃げない、とよく言いますが、年齢を考えると焦る気持ちが募ります。
来年はどんな山を歩こうか、今から楽しみです。
奥多摩名物?木の根っこの斜面。なんだか生き物の手足のようで気味が悪い!
躓かないよう用心しながら降りると…
下山口でも大きな楓の木が迎えてくれました。
日が短い時期なので明るい時間に降りて来られてホッとしています。
楽しみにしていた温泉「さわらびの湯」で汗を流して帰ります。
飯能からは奮発して特急ラビューに乗りました!
一緒に歩いてくれた仲間に感謝しつつ…
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