ウィーンに留学していた頃の思い出のひとつに、お菓子とパンがあります。
当時は貧乏学生で外食もめったにできずカフェめぐりはできなかったけれど、日本に比べたらサイズの大きなケーキをひとつ買ってきて、夫と半分こして食べたものです。
オーストリアの代表的なフルーツといえば杏、庭で採れすぎた杏を半分に切ってナッツの粉のたくさん入った生地の間に埋め込んで焼いたお菓子は、どこの家庭でもよく作られていたようです。
ムーアインヘムトはカフェシュバルツェンベルクで食べた日のことをよく覚えています。
ザルツブルガーノッケルルはヴォルフガング湖畔の店で隣のテーブルに運ばれるのを見て、その大きさに衝撃を受けました。
そしてパンといえばセンメル。
日本であの風味を味わえる、オーストリア人パン職人の工房、福岡にある「サイラー」がお気に入りです。
いずれも懐かしくて、自分でもオーストリア菓子の教室で教えていただいて作ってみましたが、やはりちょっと違うかなぁ。
久しぶりにウィーンに行きたくなりました。
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