取手聖徳音楽科に勤務する講師と卒業生によるコンサートが今年も終わりました。
出演者もスタッフもみなさんとても気持ちの良い方ばかりで、心温まる時間となりました。
ご来場くださったお客様、応援してくださった方々に心より御礼申し上げます。
このコンサートは学校の行事ではありません。
学校から頼まれてやっているわけでもありません。有志が「勝手に」企画、出演しているので費用もすべて手弁当です。
プロとして演奏のお仕事をされている方々に謝礼をお支払いできないばかりか参加費をいただいて開催しています。
常識では考えられない失礼なことです。
それでも笑顔で出演してくださる講師の先生のお言葉です。
「このコンサートでは教え子と同じ舞台に立って演奏出来ると言う、最高の幸せを感じることができて本当に感謝です」
在学中はいろいろなことがあります。
時には気持ちがすれ違ったり誤解があったり。それをすべて乗り越えて、高校を巣立ち次なる段階で成長し続ける教え子たち。
その立派になった姿をまぶしく感じつつ、自分も身の引き締まる思いで舞台に立つのです。自分自身にとっても大変勉強になります。
演奏家として活躍される先生方が、そんな謙虚な姿勢で学び続けていらっしゃることに感銘を受けます。
これがこの学校の伝統なのだな、と感じています。
音楽の勉強はゴールがありません。いつまでも終わることなく続く旅です。
そしてその努力は長い長い年月をかけて積み重ねられるのです。
それを簡単に断ち切ることなんて、絶対に許されることではないはずです。
このコンサートは、多くの優秀な演奏家を輩出した名門校として継続していかなければなりません。
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