先月登った初めての雪山でアイゼンの感触がえらく気に入ってしまったので、思い切って購入してしまいました。せっかく買ったなら使い方をおさらいしないとね。
というわけで三連休最終日に北横岳に行ってみました。
今回は残念ながら仲間も都合がつかず夫はスキー、ということでソロ登山。前回お世話になったガイドの上田さんにご相談したところ、北横岳なら人も多く登山道も迷いようがないので大丈夫、とのお墨付き。行ってきまーす!
世の中コロナ、コロナとピリピリしているけれど、北八ヶ岳の冷たい空気を吸い込むとウイルスのことなんか忘れてしまうので不思議。
前回同様、ピーカン快晴。私ったら本当に晴れ女。ひとりでニマニマしながらアイゼンをつけて歩き出す。
とても一人で来たとは思えないほど前にも後ろにも登山者がゾロゾロ。
狭い道ですれ違う時には片側通行でしばらく待っていなければならないほどです。
前回と違うのは気温!春の陽気で汗ばむほど。日差しがぽかぽか、木々の雪が溶けてポタポタ音が聞こえます。
締った雪のキュッキュというあの小気味良い音は聞くことができないのが残念。
それでも八ヶ岳ブルーと雪の白、木々の緑が美しく、少し歩いては立ち止まって写真撮影、ソロ登山の気楽なところです。
あっという間に北横岳ヒュッテに到着、大勢の登山客が腰を下ろしてお昼ご飯を食べています。
2週間前の雪山は氷点下10度前後で休憩も立ったまま行動食を口にするのが精一杯でしたから、今日は目にする光景もだいぶ和やかです。
私はそのまま山頂を目指します。
秋に来たことがあり、ここからが唯一の急登だったのを記憶していたので元気なうちに登ってしまおうと思ったのでした。
雪があることでかえって登りやすいのか、すぐに登頂、そして南峰から北峰もほんの数分で移動。
ただそれまでの暖かさとは打って変わって冷たい北風が吹き付けます。山頂標にはエビの尻尾と呼ばれる強風によって氷や雪が張り付いています。
すぐ目の前にある蓼科山の山頂を眺め、記念撮影だけしてすぐに下山。
南八ヶ岳の雄大な姿を眺めながら雪道を降りていきます。ビビリなので下りは苦手なのですが、アイゼンのおかげで歩きやすく快適でした。
下山後の目的は、仲間に美味しいと聞いた縞枯山荘の珈琲。
縞枯山荘の前の雪原も雪が溶けて笹が覗いていました。まるで4月の景色です。
珈琲をいただきながら山荘の方とおしゃべり。
2週間前にも来たことを告げると、あの日は寒かったですね、雪山らしくデビューには最適でしたね。とのこと。
今年は本当に雪が少なく、アイゼンのおさらいはもうできないかもしれません。
良いタイミングで登ることができました。
今日もお天気の神様に感謝✨✨✨
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