もう半年になります。
集まってはいけない。くっついてはいけない。大声で話してはいけない、笑ってはいけない、歌ってはいけない。
コンサートは中止。
演奏する人も、お客様も、裏方さんも、コンサートに関わる人みんな、会えなくなってしまいました。
「一日も早く収束しますように」
あんなに願ったのに、もう誰も言わなくなりました。長期戦になることが明白だからです。
おはなしと工作とのコラボ「PEKOぽん!」は私の大切にしている音楽活動のひとつで、子どもたちが楽しくて目をキラキラさせたり、怖くて耳を塞いだり、一緒に応援してくれたりしながら耳を傾けてくれる様子が大好きです。
けれど当分、子どもたちの前で演奏はさせてもらえない…
そう思ってあきらめていたところ、近くの放課後児童クラブから夏休みのイベントを頼まれたのです!密にならないように子どもたちを2つのグループに分けて、感染予防に配慮しながらの公演が実現しました。
検温をして、手指消毒をして、ピアニストだけでなく読み手まで朗読中もマスクをしたまま。
それでもPEKOぽん!ベテランメンバーは心に届くように優しく語りかけ…。
また、7色の声を使い分ける大迫力で…。
子どもたちは大型絵本や画面に映し出される映像にじっくりと見入って、お話に耳を傾けます。
にぎやかでやんちゃな子どもたち、と聞いていたのに、上演中は静かに集中しています。
学童の先生が仰いました。
「夏休みらしいイベントがひとつもなかったこの夏、良い思い出になりました」
私たちこそ、子どもたちの笑顔からたくさんの元気と勇気と癒しをもらえました。
心から感謝をするとともに、やはり音楽やお話は日々の生活を楽しくしてくれるものだとあらためて思いました。
素敵な機会をありがとうございました。
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