ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

秋の車山高原

夫がゴルフの休日、私はひとりで山を歩くことになる。

それを危ないと助言してくださる方があまりに多いので、なるべく人の多い、まず道迷いのない山を選ぶことにしている。

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車山高原はアップダウンがキツくないことや体力に合わせてコースの距離を選べること、そして何より眺めがよいので人気のスポット。

花は終わってしまい彩り的には寂しい季節ではあるけれど、遠くに見えるアルプスは頭に雪をかぶって白く輝くようなので、眺望を楽しみに歩くことにした。

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車山肩の駐車場にマイカーを置いて歩き始めるが、時間もあまりなく気温が低いので短めのコースを選ぶことにする。

しばらくは平らな湿原をのんびりと歩く。

分岐から蝶々深山を目指す。


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山頂には気温が低いのにもかかわらず、お弁当を広げたりバーナーでお湯を沸かしている登山客もいた。

私は1人なので休憩もせずに先に進む。

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上空は曇っているが、雲海の上にアルプスが覗いている。この景色が見たいから山を歩く。ついひとりでニヤニヤしてしまう。

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ほどなく物見岩に到着。

蝶々深山からこちら方面に来ると人がグッと減るのでマスクを外す。

2020ならではの山歩き。
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天気は変わらず回復もせず悪くもならない。

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足元は昨夜の雨のせいか、湿原だからか、ぬかるみが多い。下ばかり見て歩いているが、ふと顔を上げると山が色付いているのがわかりうれしくなる。

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目的にしていた「ヒュッテみさやま」への分岐を見落としていたようでビーナスラインに降りてしまった。

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仕方なく林道を歩くことになったが、

ススキの群生が美しい。はかなさがとても切ない。

湿原の向こうに見える山々。

寂しくて美しい秋の風景。f:id:amefuri5kumanoko:20201124015603j:image

このまま車山肩まで林道が続くと思い込んでいたが意外な試練が待っていた。

え?嘘でしょ?

今更の登り返し。
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最後の最後でこれかぁ!

今日1番の急登、それも真っ直ぐ!
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立ち止まって写真を撮っている人がいたので振り返ってみたら…

この絶景!
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無事に車山肩まで辿り着きました。

寒かったのはどこかへ行ってしまった。f:id:amefuri5kumanoko:20201124015623j:image

しかし「ヒュッテみさやま」行きたかったな。

お昼食べそこねちゃった。

どこで間違えたかなぁ。

 

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#ピアニストYUKIKO KOHARA