今年の夏は雨が多く、連休やお盆休みも全部雨。コロナ禍だし、どこへも行くな、ということか…と半ば諦めていたある日、朝起きたら青空が広がっていて、居ても立っても居られなくなり!
これから用意して出かけても登って来られる山、ということで湯の丸山を歩いてきました。
北八ヶ岳方面も候補に挙がったのですが、先日の大雨で登山道が冠水するなど荒れているとの情報があり、被害の少なかった浅間連峰を選びました。
冬は「湯の丸高原スキー場」として賑わう地蔵峠に車を止めて、リフトを見上げながらゲレンデを登ります!
牛さんがのんびり草を食むのを眺めながら…
イタドリの花がたくさん咲いています。
冬になればこの上に雪が降り積もってスキーヤーが滑るとは、なかなか想像できません。
リフトの終点を過ぎると平坦な道に。
右側はつつじ平、初夏の頃にはレンゲツツジが満開になるそうです。
このあたりで、大きな動物のフンをいくつも目撃。この大きさだと、もしかしてクマ?
クマの目撃情報の看板もありましたが、令和2年6月のもの、いやいやそんな古くない、昨日今日したばかりの感じ。それとも牛さんがここまで登ってくる?
分岐まで来ました。このまま湯の丸山に進みます。
緩やかに登り始めます。
登山道の両側に高山植物がいっぱい!
ウツボグサ
ハクサンフウロは終わりかけ…
少し開けた場所で休憩。
雲の合間から青い山並みが見えます。
さらに登り続けるとイタドリとヤナギランのお花畑が。
山の植物は夏から秋へ移る変わる時期のようです。
稜線に出ればまもなく山頂が見えてきます。
湯の丸山南峰2101m登頂。
後ろには烏帽子岳が見えていますが、今日は雨が降りそうなので周回はやめてピストンで下山します。
雨が降り出す前に湯の丸山北峰には行っておきたい!
美しい高山植物たちが咲き誇り、まるで天上の楽園。頑張って登った人が味わえる幸せ。
マツバトウダイ
ハクサンオミナエシ
南峰はなだらかな山だったけれと、北峰は岩がゴロゴロしています。
大きな岩を歩くの苦手…。
秩父の山並みも見えます。
湯の丸山北峰2099m登頂。
わぁ!不穏な雲が近づいてきた!
冷たい風は雨の予感!
いつまでも居たい楽園だけれど…
さっさとおにぎりを頬張って下山準備。
足元にはウメバチソウ
おぉ、ガスって来ました。
あっという間に真っ白な世界に。
それ!降られないうちに下山だ。
でも急がず慌てず慎重に。
それでも花を振り返りながら。
きれいな姿を見せてくれてありがとう。
また来年の夏に会いましょう。
わー雨雲来ないでー!
うっすら浅間山の一部が見えた時もあったけれど、すぐに雲の中に。
アンゼリカとベニバナイタドリ
分岐まで降りて来ました。
あとは平坦な道をキャンプ場に向かいます。
このあたりはハイキングコースにもなっているので、軽装備の方々もすれ違います。
キャンプ場から振り返った湯の丸山。
降られなくてよかったねぇ。
花には蝶や蜂がたくさん止まって蜜を吸っていました。
虫によって好な花があるのかな。
無事に登山口に戻って来ました。
どんなにお気軽山歩きでも、登山口に帰ることができるとホッとします。
今日も怪我なくよかった。
お疲れ様でした。
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