おとなの生徒さんによるおさらい会を開催しました。昨年はコロナ禍によりできませんでしたが、今回は参加人数を制限して、演奏者のみのご来場ということでやることになりました。
毎年冬にアミュゼ柏や森のホールで開催する発表会。(こちらはアミュゼ柏での発表会の様子)
おとなの生徒さんから「人前で弾くのはとても緊張するので、年に一度ではとても慣れない、もっと機会があると嬉しい」とのご希望をいただき、何年か前から夏の終わりに希望者だけを集めて「おさらい会」をやるようになりました。
松戸駅西口にあるアリエッタホールは定員66名ほどのコンパクトなホール、足の便のよさもあり、松戸クリスマス音楽祭でも定番のコンサート会場となっています。
ホール専属ピアノ調律師の大谷さんは地元松戸の音楽文化振興のために尽力されている方で、これまでに数えきれない多くのコンサートを企画、開催されてきました。私も貴重な舞台の機会をたくさん頂戴し、今日松戸で音楽活動ができるのは、大谷さんのおかげなのです。
今回の参加者は7名「この日のために」ではなく「いま練習している曲」をご披露。
そして単なる「度胸試し」で終わらないよう、舞台で弾いてみて、いつもと違うピアノでのタッチ、響きに耳を傾けることにトライしていただきます。
1番年上の生徒さんは、門下生みんなの憧れ。あんなふうにピアノを続けられたらどんなに幸せでしょう。私たちの目標です。
今日のメンバーは全員が音大卒ではありません。小さい頃にピアノを習っていて、長いブランクののちに再開された方がほとんどです。
お子さんが使っていたピアノが今ではママ専用になり、毎日の暮らしの中で励みになっているそうです。
お仕事から帰宅してヘッドホンを付けて練習に励む方もいらっしゃいます。
子育てや仕事、介護とお忙しい中で、ピアノに向かう時間を確保するのは大変なことだと思うのですが、その時間は自分のためだけにあるので至福の時、との言葉を聞くと、私はどうだろう?とあらためて身の引き締まる思いです。
演奏はそれぞれがご自分の課題と向き合っていらして、聴いている私たちの心に美しく届きます。どなたも皆さん音がきれいなのが私の指導者としての自慢です。
もちろん反省点もあり、ご本人は悔しかったり残念だったりする部分もあるのですが、それは次回の舞台への宿題、また一緒に頑張りましょう。
今年は秋の訪れも早いように感じます。
1月の発表会の準備に取り掛からなければ!と気持ちも新たにレッスンに励もうと思います。
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