こちらのコンサートを聴きに大阪へ。
可愛い姪がベートーヴェンのピアノ協奏曲のソリストを務めます。なんと嬉しいことでしょう!
東京駅からのぞみに乗って大阪に向かいます。
お昼ご飯は以前から目をつけておいた「まい泉」の東京駅限定三段重ね弁当。
いくらミニサイズとはいえ、カツ丼とそぼろ丼、カツサンドの三つ巴で大満足!
母は車窓に詳しく「ほら伊吹山」「そろそろ関ヶ原よ」などスラスラ出てきます。聞けばすべて父に教わったそうで、記憶力は私よりしっかりしている模様。
新大阪到着。86歳になる母、いたって健康だけれど、コロナ禍で出歩かなくなったことで足が弱くなっている、と自信がなさそう。
大阪まで来られたことに、まずはホッとしているようでした。
乗り換えのため阪急梅田駅に向かいます。
梅田は大阪のど真ん中、人も多く活気があります。
大好きな阪急電車。
息子が幼い頃、毎年のように阪急梅田駅を訪れては写真を撮りまくっていましたっけ。
あれから約15年、彼の趣味はブレがないと言うか、よくいえば初志貫徹…。
今回姪が出演するコンサートは、吹田市の新進音楽家を対象としたコンクールで賞をいただき、ご褒美に関西フィルと共演させていただけるという、貴重な機会をいただけて本当にありがたいことです。
関西在住の従姉妹達が駆けつけてくれました。
久しぶりの再会に話が弾みます。
音響の素晴らしい大ホール。
一曲目はロッシーニのオペラ「アルジェのイタリア女」から序曲です。
木管楽器のやりとりが楽しく、豊かな音色に聴き入ってしまいます。
フルコンサートピアノが移動され、姪が登場します!
親族一同、ワクワク、そしてドキドキ!
はじめてのオーケストラとの(それもプロオケ!)共演だというのに、落ち着いて丁寧に音を紡ぎ出す様子は大変立派でした。
あの見事なまでのメンタルの強さは誰譲りなのやら。
音色の美しさや端正な音楽作りは母親(末妹)譲り。
母娘で同じピアノを学ぶ日々は、大変なこともあったはず。
ふたりでいろいろなことを乗り越えてきたのだろう、と想像するだけで胸が熱くなります。
演奏後、すぐに指揮者の藤岡幸夫さんからマイクを渡され感想を聞かれる姪。
おはなしすれば普通の音大生。
自己PRも売り込みもどちらかといえば苦手、そこがまた初々しく好感を持っていただけたようです。
自慢の孫の隣で誇らしげな母。
亡くなった父はベートーヴェン好きでしたので、どんなに喜んでいることでしょう。
無事に終演し、1番ホッとしているのは母親である末妹。家族みんなに支えてもらって今日の舞台があることを姪も実感していたようです。
ポスターの前で記念撮影。
母は本当に嬉しそう。誰かに自慢したくてたまらないのだろう(笑)
指揮者の藤岡幸夫さんとのツーショット。
藤岡さんとは、県立夕陽丘高校音楽科に在学中に合唱で共演させていただいたことがありました。
その時はまさかソリストとして共演させていただく未来があるなんて想像もしなかったと思うのです。
これからますますの成長と活躍を心から願っています。
#ピアニスト宇賀治晴香
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#吹田メイシアター
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