2020年のコロナ禍により、オンラインでのレッスンやコンクール参加、審査が広く普及しました。
それまで音楽活動をオンラインですることはほんの一部の少数派の方々で活用されていたことでしたが、これにより私のようなIT系に弱いタイプにも広がり日常的なことになりました。
そんな中でオンライン参加もできるコンクールというのは、遠方に住んでいたり、体調やご家族の事情などに関係なくトライできるので、なかなか好評です。
全日本ピアノコンクールは会場での対面審査とオンラインのどちらでも参加できるのが特徴で、私も今回は会場審査でご協力させていただくことになりました。
ホームグラウンドの松戸地区大会。
会場はなじみ深い森のホール21小ホール。
時期が早いので残念ながら私の生徒さん達はタイミングが合わず参加はありませんが、熱心に練習をされた方々の演奏をたっぷり聴かせていただきました。
幼児からシニアまで。
どなたも誠実に作品と向き合い努力を重ねてこられたことが伝わってきます。
つい感銘を受けてしまいがちですが、せっかくのコンクール参加ですので、何か良きアドバイスがないか、と頭を巡らせます。
私たち審査員にとっては何人もいる参加者のひとりだけれど、そのひとのステージでの時間はほんの数分。せっかく広いホールで豊かな響きのピアノを弾けるチャンスなのだから、十分にに耳を傾けてほしいと願います。
審査をご一緒した先生方。
はじめまして、でしたのに、意気投合してお話が弾みます。
音色の美しい表現豊かな参加者が多く、レベルの高い地区予選となりました。
コンクールの運営は松戸のピアニスト、山本実樹子先生。
地元で人気の日本料理「しの田」のお弁当を手配してくださって、美味しいだけでなく目にも楽しくお腹に優しいお昼ごはんをいただきました。
「審査が終わった後、少しお時間をくださいますか」とあらかじめ実樹子先生からお話がありました。
なんだろう?
美しい実樹子先生がお茶目な表情で楽譜を差し出します。
なんと!初見連弾録画大会!
それもリレー形式!
よく発表会で見られる、生徒さんがワンフレーズずつ順番に弾いては交代する「リレー連弾」
えーと、実は私、初めてなんですが…
わー!きゃー!言いながら
そして、うっかり交代するのを忘れて他の人のパートを弾いてしまったり、交代が間に合わなくて立ったまま弾いたり、ペダルじゃなくて足を踏んじゃったり。
手元だけでなく、目元も足元も危ないのでした。
でも、なんだこれ?最高に楽しい!
ちょっと、ハマリそうです。
その時の様子、実樹子先生がYouTubeにアップしてくださっています。よかったらご覧ください。
全日本ピアノコンクールhttps://classicmusic.tokyo/piano/
日本料理しの田
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