結婚する時に父が「嫁入り道具は用意してあげられないけれどピアノだけは」と買ってくれたYAMAHAのC3E。
30年もの間、私の練習や生徒さんのレッスンで毎日よい響きを奏で続けてくれたけれど、さすがにあちらこちら疲れてきた様子。
縁あって、同じ機種のピアノを安価で譲っていただけることになり、入れ替え作業をすることになりました。
我が家のレッスン室はマンションの一室に防音室を入れています。
ここに越してきた時にも搬入が大変だったのを記憶していますが、今回も運搬業者さんが慎重に下見に来てくださったので安心です。
蓋を取って薄っぺらくします。
大事な内部を保護する作業。
あっという間に横倒しにされて足も外れてしまった。
防音室のサッシがすべて外せることも初めて知りました。
ベランダを通ってリビングに入ってきました。
廊下を通って玄関から搬出します。
30年も愛用していたのに、搬出作業に見とれているうちに、ピアノにお別れをするのも忘れてしまいました!
そして入れ違いに入ってきたピアノをまた同じようにベランダに出します。
猛暑の中、汗だくで作業をしてくださる運搬業者さんたち。
豊富な経験と専門知識で、狭路も難なく運びます。
ベランダから防音室への入り口は段差がたくさんあるので、保護材で高さを整えます。
専用の保護材が何種類もあって興味深い!
入ってきました!
段差もなんのその!
これで足とペダルをつけて…
蓋をつける作業。
これに見とれている間に、私の大切なピアノは次に使ってくださる人の元へと運ばれていきました。その出発も見届けなかった!
まぁ、感傷的になるのもつらいのでよかったことにしましょう!
調律師さんからのご紹介。
信頼できる業者さんとのご縁は本当にありがたいことです。
前夜レッスンが終わってから、ベランダの片付けとレッスン室の大掃除を手伝ってくれた家族にも大きな感謝!
このピアノでまた演奏と指導をがんばります!
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常総梱包運輸
ピアニスト小原由起子