今日の畳平は晴天で、
「乗鞍岳のお天気は上に上がるまで信用できない」と疑っていた私も、ここまで晴れたら嬉しさが爆発!
乗鞍本宮中乃杜にお参りして歩き出します。
今回は頂上の剣ヶ峰まで行ける!喜びでいっぱいでした。
雄大な風景を眺めます。
空と山が鶴ヶ池に映ってなんと美しい!
まずは足慣らしを兼ねて富士見岳を目指します。
乗鞍高原には23ものピークがあるそうで、その中でも登りやすく眺望も最高だそうです。
少し歩けばもうバスターミナルと鶴ヶ池を見下ろせ、遠くの山々が見え始めます。
見たかった、この風景!
2018年秋。
まだ今ほど山歩きにハマっていなかった頃、
夫を誘って乗鞍岳に行きました。
バスで標高2,700mまで行けるんだって。
山登りしなくてもいい景色を見られるよ、と
当時は歩くのをしぶりがちの夫を説得。
車を停めた観光センターまで晴れていたのに、乗鞍エコーラインをバスで登り畳平に着いたら真っ白で、冷たい雨が降っていました。
装備の知識のない夫は寒さに震え、銀嶺荘でスパッツを購入してなんとか歩き出しました。
富士見岳登頂。
あまりの寒さと風雨の強さに登頂は断念、
肩の小屋で温かいおでんを食べて帰りました。
私は本当は登ってみたくて
雨でも寒くても登ってみたくて
とても残念で仕方がなかったのだけれど。
だから今日の晴天はとても嬉しくて
歩いていて何度も叫んだり飛び上がったりしたいくらい…(我慢したけれど)
国立天文台のコロナ観測所。
摩利支天岳の頂上にあります。
前回はここにこんな施設があることも知らずに歩いていました。
ちょうどこのあたりで雷鳥を見かけたことだけが救いでした。
肩の小屋を過ぎて剣ヶ峰への登山道を歩き始めます。
時間が遅かったので、降りてくる人が次々と。
やや渋滞気味の登山でしたけれど…
ちょっと登れば素晴らしい景色、
降りてくる登山客を避けている間にカメラを向け、なかなか前に進みません。
今年は夏から秋にかけて週末のたびに悪天候で、どなたも山行の計画がうまくいかなかったようです。
その分、今日のお天気はとても嬉しく、
きっとあちらこちらの山々で素晴らしい眺望を楽しむ方がいっぱいいらっしゃることでしょう。
剣ヶ峰の山頂だぁ!と思ったら蚕玉岳だったけれど、もうあと一息!
青空に映えて美しい!私は実は山頂に立つよりも、このあと少し!のところが大好き。
祝!初の3,000m級山頂!
まわりの雲海が美しい!
遠く御嶽山の頭が見え隠れしているらしい。
こんな山の上だというのに、
人が多くて超過密になっております。
乗鞍神社の本社、なんと社務所もあってお守りとか売ってる!
鳥居の向こうに御嶽山
分岐まで降りてきて振り返ります。
青空に鳥居が映えること!
権現池と雲海の向こうにも山並みが霞みます。
名残惜しくて足が前に進みません。
下りはザレているので、滑らないように慎重に。
剣ヶ峰登山口まで降りてきました。
花はもうほとんど終わっていたけれど、イワツメクサの可憐な姿に励まされました。
下山は肩の口小屋からは畳平に戻らず
「肩の口小屋入り口」バス停に向かって降りることに。
一本早いバスをゲットできそうです。
このコースがまた素晴らしかった!
カールを眺めながらゆったりと降りて来ます。
紅葉はまだ始まったばかりでしたが、ナナカマドがほんのり色付いていました。
チングルマの群生がたくさんありました。
これはもう絶対に6月に来なくては!
やっとバス停が見えました。
間に合いそうです。やれやれ。
バスを待つ間に始まったばかりの紅葉を楽しみます。
きっと秋はあっという間に通り過ぎて
長い長い冬が来るのでしょう。
温泉に浸かって汗を流した後、
外に出てみたら秋の空が広がっていました。
無事の下山と好天に感謝しつつ
帰途につきました。
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