うちの門下生の発表会は毎年1〜2月、寒い季節のせいかホールの空き状況から抽選に通りやすいこと、学年末試験や受験のための度胸試しにもなるため、この時期をえらんでいます。
そのため年末年始はなんだか落ち着かず、暮れも遅くまで新年も早くからレッスンをしています。
出演する生徒さんたちもお正月どころではなく大変です。
コロナやらインフルエンザやらも流行るので体調管理にも気を使い、ご家族にもご面倒をおかけします。
それでも生徒さんたちがコンディションよくステージに臨めますように、万全の準備をします。
今年は3年ぶりにちびっ子たちのリハーサルをしました。コロナで2年間、リハーサルができなかったのと、今年はステージデビューする生徒さんが7人もいるからです。
本番の1週間前に、いつもと違う空間やピアノを経験することは、とても有意義です。
リハーサル会場の隣にあるカルガモ珈琲でひと息ついて、ちびっ子たちの演奏を振り返ります。
発表会準備と共に忙しいのが、大学の後期実技試験です。
講師として勤める大学の、ピアノ科の試験を審査、管弦楽器科の試験の伴奏があります。
ピアノ科の試験を審査するのは2年ぶりですが、ここ数年、学生たちのレベルが高まったのを実感しています。
入学時にピアノの経験に差があることから、学生それぞれのレベルに合わせた試験が受けられるシステムになったおかげかもしれません。
それぞれの1年間の成長に感心したり、課題が難しく思うように成果が得られなかった原因を考えたりしながら、審査を進めていきます。
どの演奏からも、表現したい思いに緊張感が混ざり合って伝わってきます。
管弦楽器の試験の伴奏は責任重大!
学生たちが少しでも気持ちよく演奏できるよう、細やかに寄り添いたいと願っています。
練習の時と同じようにいかなかったり、積み重ねた努力が実ったり、本当に本番はさまざま…。
それでも4年間を振り返れば成長の証は誰の耳にも明らかで、演奏後の学生たちの達成感に満ち溢れた笑顔からは「ここで学べてよかった」という思いが伝わってきます。
私はアンサンブルが大好きで、学生の伴奏も大歓迎、楽しくて嬉しくて仕方がありません。
今回お引き受けした曲もまた、どれもいい作品ばかりだったなあー!
若いパワーをいっぱいいただいて刺激となりました!ポンコツになりつつあるけれど、まだまだ頑張りましょう。
熱演が無事に終わると外は冬の嵐が。
1月の終わりには寒波がやってきて、北風や大雪にみまわれます。
そうそう、私がお母さんになったのも、この季節でした。
毎年忙しい時期でゆっくり誕生日祝いもできないけれど、春には家を出る一人息子、来年は一緒にお祝いできないかもね、と遅い夕ご飯を食べに地元のお気に入り「パストール」へ。
行くと必ず知り合いに会うというほど、地元の皆さんに愛されているこのお店、美味しくてリーズナブルなのがありがたく、コンサートの打ち上げでもお世話になっています。
24歳になる息子とお母さんがふたりで誕生祝い…ちょっと照れくさいけれど、就職したらこんなこともそうないだろうからいいよね!
…ってこの先毎年こうだったらそれも困るけれど。
さあ!発表会まであと少し!
体に気をつけて乗り切りましょう!
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