函館の朝。
ホテルの朝食ビュッフェバイキングは食べずに市電に乗って市場を目指します。
函館駅前にも朝市はありますが、魚に詳しい「函館出身のホルン奏者」に地元の人が行く自由市場を教えていただいたのでした。
お目当てのお寿司屋さんは開店と同時に予約がいっぱいで諦めましたが、イートインができるスペースがあり、刺身とご飯や蟹汁を買って食べることができました。
昨夜食べられなかった活きイカの刺身
やはり不漁で入ってくるのは少ないけれど、なんとか少しずつ…とお店の人
地物の真ソイの刺身
たらばかにと毛ガニの汁の食べ比べ
息子も朝から絶好調!
大満足の朝食を終え、函館駅から特急「ほくと」に乗ります。
本日の旅程は列車にて約8時間移動!
途中「南千歳」で乗り換え「釧路」に向かいます。
お昼ご飯やおやつ、飲み物を買い込んで、さぁ、出発進行!
バイバイ函館、また来るよ〜!
しばらくは海岸線に沿って走ります。青い海がキラキラ光ります。
雄大な山が見えてきました!
地図を見ると駒ケ岳とあります。五稜郭から見えていたのもこの山かなぁ。
JR北海道の特急にはこんなチケットケースが座席についています。
道中が長いから、眠っていても検札できる?
海のこんな近くを走ります。車窓は楽しいけれど、塩害の対策も大変だろうな。
ただ座っているだけでもお腹は減るものです。
お待ちかねのお昼ご飯。函館駅前で買った「焼き鳥弁当」
あれ?「焼き鳥」なのに豚肉だあ…
美しい海の風景ともそろそろお別れ、乗り換え駅の南千歳が近づいてきました。
ここまで3時間15分の旅、まったく飽きることなく楽しめました。
とはいえ、ずっと座ったままなので、乗り換え時間は少しストレッチをして次の乗車に備えます!
駅の周りはわりと殺風景、どうやら新千歳空港が近いようで、なるほど大きな道路の往来が見えます。
このまま乗り換えずに行くと札幌に向かうのかな。
訪れてみたい町、会いたい友達もいるけれど、今回は我慢、我慢、また来よう!
可愛いキャラクターがいました!ぬいぐるみ好きにはたまらない!
ググってみたらキュンちゃんというらしいけれど、あまりグッズとかはないみたい。残念…
さて特急「おおぞら」に乗り、引き続き列車の旅が続きます。
海沿いから内陸に向かうため、風景も山や草原に移り変わり、その広いことといったら!
ハンガリー平原を思い出す広さです。
そういえばウィーンからザルツブルクに向かう広い田園風景の車窓に、東京育ちの私は感動してはしゃいでいたのですが、北海道出身の友達は「うちの地元とおんなじ」と言っていましたっけ…。
また列車が途中で急ブレーキをかけたり、思いがけず徐行する時があり、息子が隣で「蝦夷鹿だな」とニヤリ。ほどなく車内放送で「線路内に鹿がおりますので徐行します」と説明があるのでした。
人身事故より動物の衝突事故が多いらしい!
最後の1時間は夕焼けから日没、真っ暗になってから釧路駅に到着しました。
駅の風景、映画のワンシーンのよう。
乗ってきた釧路本線の他に
網走行きの列車
旅情を誘います
長旅の疲れもまったくなく、早速本日の夕食の店に向かいます。
こちらのお店は息子の仲間の間で有名なアットホームな居酒屋さん「もりもり亭」
遠くから来た私たちを大変歓待してくださり、鹿肉の焼肉、活きイカの刺身を用意してくださっていました。
中でも驚いたのが「タコの赤ちゃん」
私たちのために市場にでていたものを仕入れてくださったとのこと、初めはちょっと勇気がいったけれど、クセもなくつるりとした食感で美味しくいただきました。
おかみさんの手料理が次々と出てきます。
他愛もない世間話をしているだけなのに、心も体もホッとリラックスできるのが、こちらのお店の何よりの魅力なのだとます。
ひとり暮らしのご常連の方が通われるのも、
全国からマニアが集うのも、納得です。
タコの唐揚げ…釧路ではザンギっていうそうです。
素敵なご夫婦の心温まるお店。
ごちそうさまでした。また来ます!
息子の住む街にもこんな店があるといいな。
釧路の繁華街を抜け、本日の宿へチェックイン。
もう遅い時間帯だったのだけれど、息子と一緒に夜景を撮りに出ました。
こういう時、ひとり旅じゃない心強さがあります。
釧路駅から海に向かってまっすぐ進んだところにある幣舞橋(ぬさまいばし)
川面に映る街灯とライトアップされた彫刻が美しい。
列車の移動だけで終わるかと思っていた2日目の旅は、地元の美味しいものを味わい、人々の暖かさに触れることができました。
釧路の街で、おやすみなさい。
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