私の大切な音楽活動のひとつ、PEKOぽん!は
ピアノの演奏と、絵本や紙芝居、絵巻物といったおはなしと、アートユニットによるワークショップとのコラボレーションによって、子どもたちをはじめお客様に楽しんでいただいています。
そのアートユニット「じゅんびしつ」は、
ひとつのイベントに向けて「じゅんびをする」ことを楽しむ「じゅんびしつ」なのです。
その「じゅんびしつ」が毎年参加しているのが「アートパーク」
松戸の中央公園で開催されるこのイベントは、子どもたちが普段おうちではできないような、さまざまな道具を使った工作や絵の具遊びを楽しんでもらうことを目的としています。
参加団体によって、ダンボールを使ってお家を作ったり、透明な傘にペイントをして空いっぱいにカラフルな表現をしてみたり、野外ならではのスケールの大きなアートイベントです。
「じゅんびしつ」はこれまでさまざまなテーマでワークショップを提供してきましたが、ここ数年好評なのは「もくもく製作所」
たくさんある木切れの中から好きな形を選んで、釘とトンカチとのこぎりを使って思い思いの作品を作り、絵の具で色付けします。
今年はちょうど七夕の日にかさなったこともあり、テーマは「願いを叶えるロープウェイ」
竹で支柱を作りピンと張ったロープに、作った作品を吊るしてみよう!
天気は晴れ、予想最高気温は36度!
猛暑は覚悟の上、熱中症対策を万全に早朝から集まったメンバー、子ともたちが来る前に準備を進めます。これぞ「じゅんびしつ」の醍醐味です。
確かに暑いのだけれど、大きな木の下には影ができて、ときおり心地よい風も吹いてくる。
アスファルトと違って土が熱を吸い込んで分解してくれるような…
土をアスファルトで覆ってしまったことが、今の猛暑につながるのかもしれない、と実感したのでした。
猛暑にもかかわらず、あとからあとからたくさんの子どもたちがやってきて、あっという間に道具が足りなくなって予約待ちに。
出来上がった作品が次々とロープにかけられます。オトナも子どももとっても楽しそう。
中にはお父さんの方が夢中になってしまったり
じゅんびしつの80歳になるメンバーにノコギリの引き方を習ったり
現代アートのアーティストに釘の打ち方を教えてもらえたり
夢と想像が次々と広がっていきます。
いつも通る公園のアプローチも、なんだか違うの国につながるトンネルのよう。
木陰に入るとホッとします。
森の音楽会は大きな木の下で。
屋外で音を鳴らす気持ちよさを体感できることでしょう。
豊かな緑の中でモノを作る楽しさを、世代を超えて共有できたひとときでした。
打ち上げでは、本日のイベントの振り返り、10周年を迎えた「じゅんびしつ」の思い出を辿りました。
地元の公園の魅力を再認識できた貴重な時間でもありました。
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