ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

憧れの千畳敷カールへ!

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「明日は午前中晴れるらしい!よし、行くしかないでしょう!」

前夜に決めた山行。ソロでも安心、観光地でもある中央アルプス木曽駒ヶ岳!憧れの千畳敷カール!
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ところが、見てください、これ何時だと思います?

人気のあまり「駐車場は朝6時で満車」と聞いたので、山の家を4時に出て5時30分過ぎに到着、なんとか停められたのはよかったけれど、始発のバスを待つ行列です。
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臨時便も出してくださって、なんとか始発から3本目に乗ることができ、そこから30分山道をバスが走ります。狭くて急な道を走るので座席数しか乗せないんですね、仕方ないです。
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ロープウェイは一台待ちで乗れました。ラッキー!

ホームページによると「 駒ヶ岳ロープウェイは、「しらび平駅」から終点「千畳敷駅」まで、約7分30秒かけて上がります。「高低差950m」と「標高2,612mの駅」は、ともに日本一!」とありました!
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あっという間に着きましたよ!

これこれ!これが見たくて早起きしてきました!うわーん!嬉しい!

ちなみにまだ朝7時30分です。
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早速、信州駒ヶ岳神社にお詣りです。

無事に下山できますように。

旅行中の夫の無事や、家族みんなの健康も。
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私、知らなかったのですが、千畳敷カールは木曽駒ヶ岳ではなく宝剣岳の窪地なんですね!f:id:amefuri5kumanoko:20240825133757j:image

まずは宝剣岳の途中の乗越浄土まで登って、そこから宝剣岳を目指すコースは切り立った岩場の連続で上級者向け、

木曽駒ヶ岳を目指すコースは中岳を経由して比較的なだらかに登頂できるのです。

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そこら中がお花畑で、先を急ぎたいはやる気持ちと、足を止めて花を撮るのと、もう忙しくてニヤニヤ。そう、今日はソロ登山なのに、ひとりでニヤニヤしながら歩いていました。
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今日はヘルメットも持っていないので宝剣岳にチャレンジするのはやめて、駒ヶ岳への登頂を目指します。
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それにしてもきれいな青空!駒ヶ岳ブルー!
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遊歩道との分岐、ここからは登山装備が必要となります。
それでもスニーカーで登っていらっしゃる方も見られました。
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夏の花はおしまい、トリカブトが咲いていました。
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たくさんの人が乗越浄土を目指して登ります。大きな石や岩の登りの連続で、決して楽ではないです。
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この階段が出てくればもうすぐ、って予習した動画で言ってました。頑張ろう!
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はい、乗越浄土に到着!

千畳敷カール駅が標高2,646m、

乗越浄土にある宝剣山荘が2,866mですから登ったのはわずか200mなのですが、このコース1番しんどく感じます。
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剣岳は2,931mですから、標高差はそれほどでもないのでしょうけれど、鋭く切り立った岩場は気楽にチャレンジできるものではありません。

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岩の上に人が見えます。

あそこで万歳するのですって。うーん、敷居が高い。

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さて、目指す中岳まではなだらかな登り。たくさんの人が向かっています。

休憩もそこそこに歩き出します。

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足元にトウヤクリンドウ、かわいい!

そして、何やら人だかりがしているので、何かめずらしい花でも咲いているのかと思ったら…
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雷鳥さん!それも3羽も!思いがけなちゃ遭遇にドキドキしちゃいました。

去年立山で会えたけれど、木曽駒ヶ岳にもいるのですね。

ただ、キューキュー鳴いていたので、やはりこちらを警戒しているのかな。ストレスになっていたらごめんね。
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雲が上がってきたけれど、まだまだ青空!

さぁ、もうひと頑張り!
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中岳に登頂、2,925m
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本日のピーク、駒ヶ岳山頂はもうすぐそこ!

一旦下って頂上山荘を経て登ります。
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あたりの山々は雲の間から頭を出したり隠したり。御嶽山北アルプスは見えないけれど、隣り合った中央アルプスは見えているのかな。

残念ながら同定できない私。
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咲き残ったコマクサにも会えました。
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足場は大きな石がゴロゴロしているけれど急登はありません。のんびり歩ける山です。
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あぁ、残念、下の方は雲で見えなくなってしまいました。
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駒ヶ嶽神社に到着!
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木曽駒ヶ岳に登頂です。2,956m
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足元にはヤマハハコ
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イワツメクサ
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青い空が見えたと思ったら…
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一瞬でガスってしまう、の繰り返し。
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雨にならないうちに下山しましょう!

前日に青木村のマサオキベーカリーで買ったロブロをサンドイッチにして持ってきました。

山頂で食べたらさらに美味しかった!
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下りは少し遠回りして馬の背コースを歩きます。ガスっていなければ眺めがいいはず。
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チングルマの穂が群生していました。花の季節にもぜひ来てみたい。
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アキノキリンソウ
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こちらのコースは人が少なくて寂しいくらい。

頂上山荘までぐるりと遠回り。
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その先、濃ヶ池まで周回できるルートもありますが、空模様が不安なので今日は短いルートで。
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宝剣山荘まで戻ってきました。結構気温も上がって暑い、暑い。

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となれば、これ!名物ソフトクリーム。

還暦過ぎたおばさんがひとりで食べてるって、なかなかイケてるでしょう?
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自撮りだってしちゃうもんね!
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さぁ、足元に気をつけて下山開始。

ついつい切り立った岩場を見上げたり…
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名残惜しくて何度も足を止めて…

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可愛い花を見つけては撮って。

これはウメバチソウ
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夏の花の盛りに来てみたい!
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ガスがだいぶ上がってきました。

降らないといいな。
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無事に登山口まで降りてきました。

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千畳敷カールの遊歩道を歩いてみます。こちらは山装備でなくても大丈夫。観光を楽しむ方々で大混雑。

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ヨツバシオガマはそろそろおしまい、リンドウは蕾がたくさん…夏から秋へ季節は進んでいます。
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剣ヶ池からの眺め。

ガスも晴れてしばしうっとり休憩。

思い切って来てよかったなぁ。
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下山はちょうどお昼時、千畳敷カール駅のカフェやレストランは混雑していたので、ロープウェイを2本待って下まで降りてしまいました。

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来る時と違ってバスの席にもゆとりがあります。

降りてみたら駒ヶ根の街は気温が35度ありました。遅いお昼ご飯をサッと済ませて、高遠のさくらの湯に立ち寄って汗を流して帰りました。

 

雨に降られたのは帰宅してから。

無事に憧れの千畳敷カールと木曽駒ヶ岳を楽しむことができてよかったです。
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木曽駒ヶ岳は山歩き初心者でも無理なく歩けてオススメです!

また足に自信がない人でもロープウェイ利用で千畳敷カールまではぜひ登ってみていただきたい!あの景色を眺めながらカフェでゆっくりするのは最高のひとときだと思います!

 

ただひとつ問題なのは、バスやロープウェイを待つ我慢強さ…これさえ耐えられれば!

 

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