毎年同じ季節に同じことを書いていますが、
生まれも育ちも高円寺、地元で続いているお祭り「高円寺阿波おどり」が大好きです。
夏になると遠くからお囃子が聞こえてきます。
本番に向けて練習している光景が浮かびます。
幼い頃から、あのお囃子の音がたまらなく好きで「私も出たい！出たい！」と親にねだったものです。
その願いは叶わなかったけれど、毎年この時期を楽しみに夏を過ごしています。
88歳の母を連れての見物なので、本番の2日間の混雑を避けて前夜祭に来てみました。
この日は駅前のバス通りを交通規制をしていないので、踊りが見られるのは商店街だけ。そこがまた、昔懐かしい光景なのでした。
妹がお囃子を務める老舗のいろは連が近づいてまいりました！
薄暮の空に連の名前が描かれた提灯が上下しながら進みます！（さぞ重かろう…）
美しい女踊り。さすがいろは連、気品の良さが伝わってきます。
続いて男踊り。個性的で表情豊かです。
母も盛んに拍手をしたり掛け声をかけたり、とても楽しそう。
お囃子が近づいてきました。
妹は篠笛を吹いているので、その姿を探します。
長く女踊りをしていましたが、数年前からお囃子に転向、ベテランに混ざって堂々としたものです。
暑さに負けず、その表情は涼しげなほど。
太鼓衆は陽気です！
お腹に響く音は、子どもの頃も今も、とってもドキドキします。
青梅街道に差し掛かる手前で踊りの締め。
賑やかに盛り上がります。
「今年も来られてよかった」
母の嬉しそうな顔。
でも、まだ前夜祭。妹はまだこれから2日間、本番を踊り通さなければなりません。
暑さも雨もほどほどに、高円寺阿波踊りが無事に終わりますように。
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