
実は8月にオーストリアで山歩きを計画!
とはいっても知らない土地なので無理はせず、観光用のハイキングコースを選ぶつもりではありますが、なんと言ってもヨーロッパアルプス本拠地。
行くまでに時間を作って少しでも歩いておきたい。

というわけで、山の家から1番近い蓼科山へ。
山頂まで行く時間はないし、炎天下は暑かろう、ということで、樹林帯を歩いて眺めのいいところ辺りまでで戻る計画。
なんでこんなにキツいのに「八ヶ岳入門の山」「初心者向け」と書いてあるのだろう?といつも思いながら登ります。

人気の山なので、駐車場はいっぱい!
なんとか停めるスペースを見つけられるのは夫のおかげ。ひとりだと山を歩く以前に駐車場問題で撤退することもあります。
ここ数日は午後から雷雨になることも多く、昼までに降りて来たい。10時で早くも雲が湧いて南アルプスは頭が雲の中。
それでも真っ青な空と山に白い雲が映え、夏山らしい風景を満喫します。
南八ヶ岳もよく見えました。
他の登山者が休憩をしてさらに頂上を目指すあたりで、私たちは下山開始。
夫はメサイアの本番を、私はミニコンサートとおさらい会を控えています。疲れを残さず下山できるペースで行動します。還暦を超えた夫婦の山歩きは、とてもゆったり。
それでも「せっかくここまで来たら山頂まで」という気持ちがないわけではありません。
それを察したように「あなただけ行ってきたら?」と夫が言ってくれるのですが、途中から別行動を取るのはどんな低山でもやってはならないこと、と習っています。
まぁ、またいつでも来られるから、と下山開始。
岩ゴロの急登を降りるのは神経を使うので、これでよかった、と思いながら。
向かいには鳳凰三山が雲から出たり入ったり。
いい山だったなぁ、また歩きたいなぁ。
蓼科山には3回急登があると言われています。
特にその2回目がつらい。終わらない急登、そして眺望が見えるまで、黙々と大きな岩を登り、そして降ります。

一方で北八ヶ岳らしい苔の森はとても美しく、静かな山の中の生命力を感じずにはいられません。
だんだん笹藪が増えてくると登山口はもうまもなく。
木々が強い陽射しから守ってくれますが、標高を下げると湿度と気温がグッと上がります。
茅野も諏訪も盆地なので昼間はとても暑くなります。
この日は松戸に帰らなければならないので、余力を残して無事下山。
シャワーを浴びて帰る支度をします。
幸いなことにクマの目撃情報もなく、アブによる襲来もなく、怪我もなく、何よりです。
標高1,700mの登山口から500m弱、登って降りてきました。よいトレーニングになりました。
#北八ヶ岳
#蓼科山
#すずらん峠から
#女ノ神茶屋
