ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。音楽活動と、趣味の山歩き、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

夏の蓼科山でトレーニング

f:id:amefuri5kumanoko:20250723183054j:image

実は8月にオーストリアで山歩きを計画!

とはいっても知らない土地なので無理はせず、観光用のハイキングコースを選ぶつもりではありますが、なんと言ってもヨーロッパアルプス本拠地。

行くまでに時間を作って少しでも歩いておきたい。

f:id:amefuri5kumanoko:20250723183010j:image

というわけで、山の家から1番近い蓼科山へ。

山頂まで行く時間はないし、炎天下は暑かろう、ということで、樹林帯を歩いて眺めのいいところ辺りまでで戻る計画。
f:id:amefuri5kumanoko:20250723183039j:image

とはいえ、甘くないのが蓼科山。特にすずらん峠からのルート。

なんでこんなにキツいのに「八ヶ岳入門の山」「初心者向け」と書いてあるのだろう?といつも思いながら登ります。

f:id:amefuri5kumanoko:20250723183035j:image

人気の山なので、駐車場はいっぱい!

なんとか停めるスペースを見つけられるのは夫のおかげ。ひとりだと山を歩く以前に駐車場問題で撤退することもあります。
f:id:amefuri5kumanoko:20250723183027j:image

ここ数日は午後から雷雨になることも多く、昼までに降りて来たい。10時で早くも雲が湧いて南アルプスは頭が雲の中。
f:id:amefuri5kumanoko:20250723183001j:image

それでも真っ青な空と山に白い雲が映え、夏山らしい風景を満喫します。

南八ヶ岳もよく見えました。
f:id:amefuri5kumanoko:20250723183013j:image

他の登山者が休憩をしてさらに頂上を目指すあたりで、私たちは下山開始。

夫はメサイアの本番を、私はミニコンサートとおさらい会を控えています。疲れを残さず下山できるペースで行動します。還暦を超えた夫婦の山歩きは、とてもゆったり。
f:id:amefuri5kumanoko:20250723183047j:image

それでも「せっかくここまで来たら山頂まで」という気持ちがないわけではありません。

それを察したように「あなただけ行ってきたら?」と夫が言ってくれるのですが、途中から別行動を取るのはどんな低山でもやってはならないこと、と習っています。
f:id:amefuri5kumanoko:20250723183050j:image

まぁ、またいつでも来られるから、と下山開始。

岩ゴロの急登を降りるのは神経を使うので、これでよかった、と思いながら。
f:id:amefuri5kumanoko:20250723183043j:image

向かいには鳳凰三山が雲から出たり入ったり。

いい山だったなぁ、また歩きたいなぁ。
f:id:amefuri5kumanoko:20250723183015j:image

蓼科山には3回急登があると言われています。

特にその2回目がつらい。終わらない急登、そして眺望が見えるまで、黙々と大きな岩を登り、そして降ります。

f:id:amefuri5kumanoko:20250723183102j:image

一方で北八ヶ岳らしい苔の森はとても美しく、静かな山の中の生命力を感じずにはいられません。
f:id:amefuri5kumanoko:20250723183110j:image

だんだん笹藪が増えてくると登山口はもうまもなく。

木々が強い陽射しから守ってくれますが、標高を下げると湿度と気温がグッと上がります。

茅野も諏訪も盆地なので昼間はとても暑くなります。
f:id:amefuri5kumanoko:20250723183023j:image

この日は松戸に帰らなければならないので、余力を残して無事下山。

シャワーを浴びて帰る支度をします。
f:id:amefuri5kumanoko:20250723183020j:image

幸いなことにクマの目撃情報もなく、アブによる襲来もなく、怪我もなく、何よりです。f:id:amefuri5kumanoko:20250723183006j:image

麓の道路から正面に見えるのは権現岳阿弥陀岳
f:id:amefuri5kumanoko:20250723183106j:image

標高1,700mの登山口から500m弱、登って降りてきました。よいトレーニングになりました。f:id:amefuri5kumanoko:20250723183058j:image

#北八ヶ岳

#蓼科山

#すずらん峠から

#女ノ神茶屋