ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

久しぶりのステージ

今日は本番!数えてみたらステージに立つのは2月末以来、なんと5ヶ月ぶり!

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これまで学生さんたちの伴奏は数え切れないほど引き受けてきました。

学校の生徒さんや教え子達、技術や経験はまだ成長の途中ではあっても、真摯に音楽に取り組む姿勢に刺激されるのが嬉しくて有り難くて、積極的に引き受けてきました。

特に今日は…嬉しくて感無量。

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高校生のコンクールの予選の伴奏で、聴いていらっしゃるのはご家族と審査員の先生方、お客様はちらほら…密にはなりません。

それでも本番の緊張感に心も体も高揚感でいっぱい。落ち着いて伴奏しなければならない立場の私が、つい前のめりになってしまいそうになりました。大人気ない。

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会場は公のホール。

主催者はガイドラインに沿って感染予防対策を考え、工夫を凝らして、あちらこちらに気遣いを感じました。

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これからしばらくはこうやって音楽活動を進めていくしかないのだと思います。

それでも生の音楽を弾くのも聴くのも嬉しくて、心に残るステージとなりました。

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この夏、学生さんの伴奏の機会があと数回あります。

どうぞ「やむを得ない事情で中止」となりませんように。願って止みません。

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http://yukiko-kohara.com/

https://www.youtube.com/channel/UCgnkoNa606Bsfm7Q7AEGNZA

 

#ピアニストYUKIKO KOHARA

#松戸ピアノレッスン

#がんばれ高校生

#クラコン弦楽器部門

#かつしかシンフォニーヒル

 

 

ドビュッシーと日本の昔話

絵本の読み聞かせを始めてから15年が経ちました。

息子の通う小学校で読み聞かせボランティアの募集をしていました。

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読み聞かせはやったことがなかったけれど、絵本が好きだったことと、何より一年生になったばかりの息子が学校でどう過ごしているのか覗いてみたかった、という大変不純な動機で応募をしたのでした。

そうしたら聴いている子どもたちの真剣な眼差しに心を鷲掴みにされてしまい、また魅力溢れる個性的なボランティア仲間に恵まれ、彼女達のおかげで自分では絶対に手に取ることのなかったような絵本を次々と知ることになり、みるみるハマっていきました。

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人前に立つ度胸だけはあったけれど、絵本の持ち方も話し方もすべて一年生、新鮮な気持ちでボランティアを始めました。

知らない世界に足を踏み入れるというのは本当に素敵なことで、ここでたくさんの絵本や仲間との出会いがありました。

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それが今も「PEKOぽん!」として続いています。

ピアノと絵本と工作でおもしろいことがぽん!と出るPEKOぽん!

1番初めに取り上げた題材が、日本の昔話「やまなしもぎ」でした。

病気のおっかあのために三兄弟がやまなしをもぎに山に入り、不思議な婆様と出会い化け物と戦うおはなしです。

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昔話だけれどファンタジー

このおはなしに合う音楽は…と探すと、ドビュッシーしかない!

戦いが終わり無事におっかあの元に帰ることができた三兄弟。その安堵と喜びを表したくて選んだのが、この「亜麻色の髪の乙女」でした。

この曲を聴くと、若い頃はフランスの田舎の女の子を思い浮かべたものでしたが、いまではすっかり「やまなしもぎ」の情景が浮かびます。

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日仏のコラボレーション、ぜひまた子どもたちに聴いてもらいたいなぁ。

キラキラ瞳の前で上演できる日を心待ちにしています。

https://youtu.be/qj6vkL0hzFk

 

前奏曲集第1集より「亜麻色の髪の乙女

クロード・ドビュッシー 作曲

ピアノ演奏 YUKIKO KOHARA

 

#ドビュッシー

#亜麻色の髪の乙女

#やまなしもぎ

#PEKOぽん!

http://yukiko-kohara.com/pekopon.html

 

夏のマスクは軽くてサラリ

蒸し暑くなってきましたね。

じっとしていても汗ばんで来ます。

やってきますよ、夏が。

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マスクは暑い。でもエチケットだし、正直まだ怖くて外せない。

不織布マスクは肌に合わないため、コットン100%で手作りしています。

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洗い替えがたくさんあるから、ちょっと汗をかいても惜しげもなく新しいものに取り替えられるのが嬉しい。

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表生地は薄手のコットン、肌に触れる裏生地は和装で使用されている高級ガーゼ。形崩れ防止のため間にシーチングを挟んだ三枚仕立てです。

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サイズはメンズ用L、レディス用M、また登校が始まったお子さんのために、小学生用、5〜6歳児用、2〜3歳用など5サイズ展開です。

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ご希望の方には生地代とゴム代の実費でお分けしています。お気軽にお問い合わせください。

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さらに気温が上がり猛暑になることを想定して麻や冷涼素材も検討中です。

アドバイスやリクエストもお待ちしています。

 

#手作りマスク

#肌の弱い人に

#コットン100%

#高級ガーゼ

#5サイズ対応

 

 

命尽きた後、残るもの

明日は夫の師匠の誕生日…先生はウィーンフィルハーモニーのトランペット奏者でした。

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亡くなった後、楽器の処分に困った奥様から相談を受けたことがありました。

私にはよくわかりませんが、おそらく名器がたくさん残っていたのでしょう。

奥様としてはどこの誰かわからない人に売るよりも、お弟子さんたちに引き取ってもらいたいという思いがおありだったようでした。

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そんなことを思い出して話題にしていたら、息子が夫に「俺には楽器の価値とかまったくわからないから、もしもの時に備えてちゃんと書き記しておいてよ」と冗談まじりに伝えておりました。

そして「お母さんは何か残してる?」と聞かれ一瞬考えましたが「いや、何も」と即答しました。

使い古したピアノはとてもいい響きはしますが、おそらく二束三文にもならないでしょう。

…何も残らなくていいのです。

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その点、作曲家はちがいます。

モーツァルトベートーヴェンは250年もののちに、はるか彼方のアジアの片隅でたくさんの子どもたちが自分の作品を弾くことなど想像したでしょうか?

命が尽きても残した作品はいつまでも光り輝き人々の心に伝わり響きを与えます。

素敵なことだなぁ…

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たくさんの作編曲、ポップスとクラシックの橋渡しもされた服部克久さんの訃報が届きました。

名曲「ル・ローヌ」は何度かコンサートでも演奏させていただいています。

ご冥福を祈りつつ心を込めて。

https://youtu.be/-Fc1MLm2F6Q

 

 

「ル・ローヌ」

服部克久 作曲

松山祐士 編曲

ピアノ演奏 YUKIKO KOHARA

 

http://yukiko-kohara.com/

 

#ル・ローヌ

#服部克久

 

 

雨の日はラヴェルを聴いてみませんか

最近は「梅雨入り宣言」はしないのですね。

「梅雨入りしたとみられる」となんだかはっきりしない表現…。

もっとも昔とは気象条件も変わって来ていて、ピンポイントで大雨や竜巻があったりするし、一括りに「どこどこ地方」と発表しづらいのかもしれませんが。

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温度だけではなく湿度も高くなり、幼い頃から1年で1番苦手な季節です。

とはいえ、緑が葉を茂らせて花を咲かせ、鳥が誘い歌い合い、虫たちが羽化し…自然界では生命の1番活発な時期でもあります。

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「県を跨いだ移動自粛」のおかげでなかなか大自然の中に身を置くことはできませんが、自宅の周りでも季節の移り変わりを感じ取ることはできるはず。

曇り空が続いていても、紫陽花の花はかんかん照りより雨が似合うし、街路樹は信号が見えにくいほど鬱蒼と茂っています。

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分散登校も開始され、少しずつ動き始めた人間界(?)ですが、これまでエチケットで必須と言われて来たマスクが暑さによる息苦しさや肌あれの心配があると言われています。

肌の弱い私は不織布は合わないので、薄いcotton生地のマスクで暑さを乗り切ります。

肌に触れる面は和装用の高級ガーゼです。

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我が家の男衆には古くなったハンカチを再利用、薄くて汗をかいてもすぐに交換できる手軽なマスクを仕立てました。

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蒸し暑さから逃れるために、除湿の効いた部屋でラヴェルの作品を楽しんでいます。

動画投稿を更新しました。

よかったらお聴きください。

https://youtu.be/ZvWVkFVdzeQ

 

「亡き王女のためのパヴァーヌ

モーリス・ラヴェル作曲

ピアノ演奏 小原由起子

 

#松戸ピアノレッスン

#ラヴェル

#亡き王女のためのパヴァーヌ

#Pavane pour une infante défunte

#夏マスク

#紫陽花

#タチアオイ

#レンゲツツジ

心をなぐさめ、癒し、向き合うのは

自粛生活にも慣れてきて毎日のごはん作りが楽しめるようになりました。オンラインレッスンもコツがわかってきたので生徒さんとのやりとりもスムーズになり、また皆さん時間があるのでよく練習してあってオンラインでもぐんぐん進んでいます!

社会全体も「気をつけつつ前に進む」方向に向かってはいるようですが、相手は未知のウイルスですから油断はできません。

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ステイホームだとネットを覗く時間も増えます。

心ない誹謗中傷に苦しむ記事に接するたび、SNSの使い方をあらためて見直さなければならないなぁ、と感じます。

誰の心にも闇はあって、とても人に言えないような思いや言葉を持っています。

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それを心の奥にしまっておくからこそ、文学や芸術などの文化の発展につながったのだと個人的には思うのですが、SNSで簡単に発言するようになってしまったから心の闇の部分だけが露呈してしまうのでしょう。

何の解決にもならず、お互いを傷つけ合うだけなのに、一時的に心が軽くなるのでしょうか、誹謗中傷は止まることがありません。

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私は地元のSNSにたくさんのご縁をいただきました。出会いに、その後のおつきあいに、感謝しています。

ひとりなら何もできないこともSNSならではの「繋がり」によって拡がって伝わって、お互いが素敵な時間を過ごすことができる…そんな幸せな経験に何度も恵まれました。

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どんな道具も使い方次第では恐ろしい凶器になり得ます。SNSも自分たちの使い方ひとつだと思うのです。

人の心は弱い、特にこんな社会状況の厳しい時には、つい悲観的になったり自分を卑下したり人を妬んだり…そんな弱い心を支えるのは自分自身。問いかけ、励まし、向き合います。

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心になぐさめや癒しが必要なのか、久しぶりにピアノが弾きたくなりました。

しばらくぶりなので手指が思うように動かないけれど、温かい気持ちだけでもお伝えできたら嬉しいです。

 

https://youtu.be/PAtNn7hwIb8

フランス・リスト作曲

コンソレーションS.172-3 変ニ長調

 

 

#松戸ピアノレッスン

#フランツ・リスト

#コンソレーション

#なぐさめ

#新緑の季節に

#地域SNSに感謝

#アイラブジモトマツド

 

http://yukiko-kohara.com/

 

ピアノに向かう気持ちになれない日々

長引く自粛生活、外出を控えてはいるものの、食事や雑貨の買い物に出るついでに住宅地を散歩しています。

なぜ住宅地かというと「密」を避けられるだけでなく、街路樹や道端の雑草、お宅のお庭で丹精された花木がとてもとても美しく、目を楽しませてくれるからです。

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桜も終わり、日差しが強くなってくると、街のあちらこちらで見かけるのがハナミズキ

おうちの庭先を彩ったり、公園では大木になっています。

「そ〜らを〜押し上げて〜」つい口ずさみたくなります。

下から見上げると、空の青に白や薄紅色の花が映えて美しいこと!

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世界中がコロナウイルス感染への恐怖に陥った頃から、ピアノに向かう気持ちが萎えました。

もともと予定していた演奏活動がすべてキャンセルになったこともあり、せっかく時間があるのだし、この機会にレパートリーを拡げよう、と意気揚々と楽譜を選んでピアノの譜面台の横に積んだまま…そのまま。

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遠隔アンサンブルの動画とか、オンラインレッスンの準備とか、目の前には意欲的な材料があってそれはそれで楽しいのだけれど、そこから前に行きません。

ピアノ弾くの、好きだったはずなのにな。

本番がないと弾かないなんて、子どもみたいじゃん。

弾きたい曲はたくさんあるのに、なぜか気持ちが向きません。

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そんなある日、友達が寝る前にピアノを聴いてリラックスしている、という話を聞きました。

また別の友達からは、自粛疲れで不眠になり音楽やお酒がないと眠れない、という話も。

もしかしたら、何か役に立てるのかもしれない。

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でもリラックスしたい時に聴くピアノってどんなだろう?日頃「伝えること」を大切に弾いていますが、リラックスしたい時にはそれは必要ないのではないかしら。

聴いている人それぞれが、自由に風景や物語を想像したり、いえ、もしかしたらただ無になれる空間に身をおきたいのかもしれません。

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そこで浮かんできたのが「そ〜らを〜」だったのです。

 

楽譜もある!好きな曲だから弾くのは楽しい!そして自分が癒されていきました。久しぶりにピアノに向かうのが楽しい!

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そこから先は初めてのトライ。

慣れない録音に四苦八苦していたら、夫が画像編集を引き受けてくれました。

動画投稿ってどうやるの?チャンネル登録って?と固まっていたら、息子が見かねて教えてくれました。

なんとか投稿完了。あとはどうか皆様の心に届きますように。

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Facebookに投稿したり、いつもコンサートに来てくださるお客様に近況報告を兼ねて送ったりしたところ、思いがけなく反響をいただいて驚いています。

やはり「ハナミズキ」という作品の持つ力の大きさ、そして今、人は音楽を必要としているのだな、と実感しています。

何もかも中止になり「音楽どころではない」と言われているような昨今ですが、「乾いた心にピアノの音色が染み渡りました」というような感想をたくさんいただいています。

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何より私自身が励ましていただきました。

やはり聴いてくださる人があっての音楽家なのだなぁ、と感謝の気持ちでいっぱいです。

 

https://youtu.be/Zu0NIgsnMU0

作詞 一青窈

作曲 マシコタツロウ

編曲 上田真樹

ピアノ 小原由起子

 

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