諏訪に滞在中の知人に誘われて木曽の宿場町、奈良井宿を歩いてみました。
中山道の67宿のうち丁度真ん中に位置する奈良井宿、木曽路の中では1番標高が高く、難所の鳥居峠を控え多くの旅人で賑わったということです。
この日は薄日が差すかとおもえば小雪がチラチラと舞い冷たい北風が吹き込みます。
それでも現地の人によると今年は雪がなく歩きやすいのだとか。
昔の姿をそのまま残す宿場町の建物が、おみやげやさん、カフェ、そして当地の名産品漆器のお店となって観光客で賑わっています。
漆塗りのお椀が欲しいなぁ、と何度も手に取って眺めてみたら「普段遣いの器こそいいものを。毎日の食卓が違ってきますよ」とお店の方から声をかけられました。
散々迷った末、使いこなす自信もなく購入せずに帰ってきしまいました。ちょっぴり後悔。
少し外を歩くだけで体が冷えるので、お蕎麦屋さんに入って温かいきのこ蕎麦と名物の五平餅をいただきました。
こちらのお店の五平餅はお餅ではなく焼きおにぎりに味噌だれと胡麻だれを塗ったもの。
どこか懐かしくとても美味しかった。
鎮神社まで行ってみましたが、雪も降り続いていたので引き返し茶房に立ち寄ります。サイフォンで淹れた香り高い珈琲と甘いもの。どちらも漆器で供されます。
お店の二階では段飾りのお雛様を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。
この日の夜は灯明祭りが行われたようで、昼間からお店の前で準備が進んでいました。
「奈良井宿灯明祭り」インスタで検索したらロマンチックなことこの上ない!来年はぜひ夜まで滞在してみたいと思います。
今度は暖かい季節に訪れて鳥居峠まで歩いてみたいな。
#奈良井宿
#木曽路の宿場町
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