松戸から外環〜関越道を飛ばして沼田ICで降り、しばらく国道を山に向かって入って戸倉駐車場に車を停めます。
尾瀬の群馬県側は、5〜10月の間マイカー規制があるため、戸倉駐車場からは尾瀬観光タクシーの乗合バスで鳩待峠に向かいます。
そこから歩いて1時間弱、山の鼻に到着します。
尾瀬ヶ原というくらいなので、平らな木道をのんびり歩くのかと思いきや、結構なアップダウンがあり、観光地というイメージは払拭されました。完全に「山歩き」です。
お部屋も広くお風呂もあって、もはや山小屋ではなく旅館に近いくらい。
水も豊富に使えますが、石鹸、シャンプー、歯磨き粉は使えません。
早速お部屋の窓から見える風景をスケッチされる師匠。
夕食も大変豪華です!
大きなエビフライ!タルタルソースまで!
上州牛の陶板焼き、柔らか〜い!
大きな野菜がゴロゴロのボルシチ
夕食をいただきながら、ふと窓の外を見ると
なんと、さっき歩いていた木道を1匹のクマが横切って行きました!
あまり大きくはなく、むしろ可愛らしい様子…ゆっくり、ゆっくり、藪の中に入って行きました。
それでも普通に人が行き来する場所なので、何かあっては…と宿の人に伝えると、
特段焦ることもなく外に様子を見に行かれました。尾瀬のクマは悪さはしないのだそうです。
さっきまで歩いていたところにクマがいるなんて驚きだったけれど、その後も皆さん知らずに行き来をされているし、宿の方も心配ないとのことなので、夕食後に数軒先のビジターセンターで開催された自然観察についてのレクチャーを聞きに行きました。
スライドを見ながら尾瀬のミニ知識や自然観察、環境保護についての解説を聞きました。
いずれも尾瀬愛にあふれたお話しぶりで、いかに尾瀬が特別なところなのかが強く伝わってきました。
クマは咲き終わった水芭蕉の実が大好物!
そして食べたクマが移動することで、尾瀬の水芭蕉の植生が守られている。尾瀬にとってクマは大切な存在。忌み嫌うのではなく共存したい、のだそうです。
さっきクマが横切った木道を通ってロッジに戻ります。
「尾瀬カフェ」ですって。寄ってみましょう。
テラスにいらした先客の男性は、本日至仏山を歩いて来られたそう。蛇紋岩がいかに滑って怖かったかを嫌というほど聞かされました…。
明日のお天気と無事至仏山登頂を祈るばかりです。
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