朝7時に雲取山荘を出発、まずは大ダワを目指します。
急な男坂を避けて緩やかで距離の長い女坂を歩いていると、白く可憐な花がたくさん咲いています。
梅の花の形に似ていることからこの名がついたそうですが、ちょうど朝ドラで植物学者の話をやっているそうで、彼が夢中になった逸話が放映されたばかりとのこと。
お天気はいいけれど気温はかなり低いまま。
写真を撮るために手袋を外した時の感覚からすると5度くらいかな。
大ダワからは北側の斜面をトラバースしていきます。
谷側はかなり深く登山道も狭いので滑落しないか不安になります。
おまけに冷たい風がゴォっと吹き付けるので、怖さ100倍!私は今回の山行の中でここが1番怖かった。
三峰神社への下りの途中にはピークがいくつかあり、そのためアップダウンが大きくてつらい、と予習していました。
まずひとつ目の「白岩山」への登り。
そして次に「前白岩山」へ。
いや、もう脳内が「下り」とセットされているのに「なぜこんなに登り返すの?」とばかりにキツく感じます。
どのピークも眺望はないものの、木々の間から秩父の山々がよく見えます。両神山の稜線でしょうか。
しばらくなだらかな山道が続き、お清平に到着。長い下りも半分くらい降りてきたでしょうか。
相変わらず気温は低めですが、お天気は安定、雲が山を隠してしまうこともなく美しい風景を楽しみながら歩きます。
少し登って最後のピーク霧藻ヶ峰に。ちょうどお昼ご飯休憩となりました。
現在の天皇陛下(浩宮様)も登山好きであることが知られていますね。
ちょうど馬酔木(あせび)の花が満開でした。
木々の間から秩父の稜線を眺めながら…
緩やかな登山道は花や景色を見るゆとりがあり楽しさも倍増です。
地蔵峠に到着。
ここまで来れば急な降りや岩ゴロもなく、ひと安心。
このあたりから三峰神社の奥宮への参道として植えられたと思われる、古い杉の大木が増えてきます。
奥宮のある妙法ヶ岳への登山者にもすれ違います。
少しずつ緑が増えてきて、山桜の先残りやミツバツツジが彩りを添えます。
登山口まで降りてきました。
鬱蒼とした杉並木が厳かな雰囲気を醸しています。そして「クマ注意」の看板や登山届のポストもあり観光客への注意喚起にもなっています。
雲取山荘の方に教えていただいた「三峰はいま、シャクナゲがきれいですよ」を楽しみに降りてきました!
わぁ!いっぱい咲いてる!
足元にはフデリンドウ
振り返れば昨日登った雲取山が見えます。
計画をして行程を考えて声をかけてくださった師匠に感謝!仲間に感謝!
あんな遠くから降りてきたんだ…
空と山と花と…
いい山行でした。
とはいえ、長いコースを歩いて疲れてしまったので、西武秩父から池袋まで特急に乗りました!
たまの贅沢、いいですよね。
夕闇迫る秩父の山並み。
ぜひまた登りに来ます!
#雲取山
#三峰神社
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