ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

東京都最高峰の雲取山へ!

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中央線沿線で生まれ育った私にとって、奥多摩は遠足や家族ハイキングの思い出の場所です。
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立川駅奥多摩行きに乗り換えると、車窓からは山々が近くに見えてきて、線路と並行して川が右へ行ったり左へ行ったり、父は身を乗り出して「見てごらん!」を連発したものでした。
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最近では青梅〜奥多摩間を「東京アドベンチャーライン」と称するそうな。ポップなイラストがとても可愛いけれど、私の中の奥多摩のイメージはもっと地味で無骨で土臭い。
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久しぶりの奥多摩駅

山仲間にお誘いいただいて、雲取山にチャレンジすることになりました!

雲取山といえば東京都最高峰として小学生の時に社会科で習って以来、その名を心に刻んでありました。
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夏になると天気予報の「山の天気」が始まりますが、「雲取、三峰方面は…」とそれがどこのどんな山かも知らないのに名前だけは記憶しているのでした。

そんな山に自分がチャレンジするなんて!
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奥多摩駅から登山口まではバス、またはタクシーで40分ほど。奥多摩湖のほとりを進みます。

父の眠る霊園からも近いので、もしかしたら羨ましそうに見守ってくれているかもしれません。
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雲取山頂へはいろいろなコースがありますが、今回は1番有名な鴨沢コース。

緩やかな、しかし長い長い登りが続きます。

私は10km以上のロングコースは慣れていないのですが、小屋泊なのでなんとか歩き通したいと願っての参加です!
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天気に恵まれたのはいいけれど、序盤は思いのほか暑く湿度も高い。登りがしんどいというより暑くてバテそうになります。水分をまめに補給して、ゆっくりゆっくり歩きます。

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足元にはヒトリシズカキランソウ、スミレが、顔を上がるとミツバツツジが咲いていました。

登山口から樹林帯を歩くこと2時間、そろそろ七ツ石山に向かって登りの傾斜がキツくなる、という頃、眺望が開けます。
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木々の間から富士山が!

見えた!嬉しい!

パワーをもらって急登もなんのその、ゆっくりゆっくり登っていきます。
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七ツ石山小屋に到着!

お腹も空いているし景色もいいので、ここで休憩〜!やった〜!

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七ツ石山小屋といえば小屋番猫のでんごろうさんが有名。

汗だくでヒーヒー言っている登山者を涼しい表情で迎えてくれます。

アナタに会いたくて登ってきました!
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毎日こんな景色を眺めて…羨ましいぞ!
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地図を広げて、あそこが丹沢の…奥多摩湖の向こうの…と師匠から教えていただきます。
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小屋の展望台でお昼ご飯を済ませて、さぁ!雲取山の山頂を目指して出発!
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「ブナ坂」の分岐

ここからは景色のいい尾根道が続きます。

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奥多摩駅に向かう通称石尾根は山火事の延焼を防ぐための防火帯にもなっているそうです。

東京都と埼玉県の県境を歩いているわけで、尾根の奥多摩側は眺望が広がり、秩父側は木が生い茂っていて別の山のようです。

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おぉ!見えてきました。

山のSNSでよく見かける風景!ダンシングツリーです。

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長い年月の間に風にさらされてよじけてしまったのでしょうか。

そのユーモラスな姿の前で登山者は思い思いのポーズをして記念撮影。
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なだらかな尾根道が続きます。

向こうに見えるのは飛龍山、唐松尾山など、雲取山から甲武信岳方面に縦走できる稜線です。

いつか歩いてみたい!
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父から「三条の湯」という温泉宿のことを話していた記憶があるのですが、それがこの山の麓にあるというのは最近知りました。

父は実際に泊まったことはなく、憧れていたのかもしれません。

その話を聞いた当時、私は6〜7歳でしたが、なぜかよく覚えているのです。
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嬉しくて写真ばかり撮っています

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キツイ登りも振り返ればこの景色。

そして富士山がずっと寄り添ってくれています。
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ヨモギの頭、小雲取山と、小さいながらも長く歩いた足には堪えるアップダウンが続きます。

がんばれ!もうひと息!

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控えめな山標。

さぁ!もう雲取山の山頂は目の前!
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富士山!ありがとう!

ここまで頑張って登ってこられました!
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登頂!雲取山2017.1m
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富士山と一緒に記念撮影。

ちなみにこの山標は山梨県のもの。

雲取山山頂は、東京都、埼玉県、山梨県の県境です。
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少し離れたところに東京都の山標が。

よく整備された山道で、迷う心配もなく無事に歩き通すことができました。
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みんなで三角点にタッチ!

素敵な山仲間に感謝!誘ってくださってありがとう!
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雲取山荘に泊まりました」に続く…
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