温泉でたっぷりパワーチャージした翌朝。
前日にはこれくらい見えていた秋田駒ヶ岳ですが…
うーん、残念ながら雲の中のようです。
なんといってもありがたいのは、八合目登山口までバスで行けるということ。
常時観測火山でもあることから、避難小屋を兼ねた山小屋があります。トイレもあり、ロッカーに荷物も預けられ、とても便利です。
ハクサンチドリ。
当初は一般的な周回ルートを歩く予定でしたが、登山口で出会った地元の方のアドバイスに従い、シャクナゲルートと呼ばれる赤倉尾根を登ることにしました。
ウラジロヨウラクかな?
1番の目的はムーミン谷と呼ばれるあたりに咲チングルマの群生を見ることだったのですが
どうやら咲き終わっているらしい…。
シラネアオイもこの一本だけ。
来年はもっと早い時期に来なければ…?
シャクナゲルートと呼ばれるだけあって、登山道の両側にシャクナゲがたくさん咲いていました。東北は季節の進みがゆっくりです。
小さな沢に降りて渡渉…
アドバイスがなければ足が向かない寂しいコースです。でも確かに花の種類は多いかも!
タカネスミレも見つけられたのはここだけでした。
この雲が晴れてくれたらなぁ、と願いつつ
ところどころに残雪が見えてきました。
あざやかなピンクのエゾツツジ
ミヤマダイコンソウとのコラボが美しい!
なだらかな山道を焼森に向かって登ります。
コマクサがあちらこちらに!
クルリと巻いた花びらが露にぬれて美しかったこと!
あっというまに焼森に登頂、1,551m。
しかし残念ながら霧は濃くなるばかり、眺望は臨めません。
気を取り直して横岳に向かいます。
しばらく両側はコマクサの群生地。
そしてシャクナゲロードをさらに進みます。
背の丈ほどあるシャクナゲ
そしてマルバシモツケがたくさん咲いています。
真っ白がほとんどですが、ピンク味を帯びている花も可憐!
道フェチの私にとっては
最高な好きなタイプの山道です!
10分ほどで横岳登頂、1,582.5m。
霧の中からムーミン谷と駒池が見えます。
本当ならチングルマがわー!っと咲いているのを見たかったのですが、山の花の季節は本当に難しい。
霧のため眺望が臨めないことや、帰りのバスの時間などを考えて、ムーミン谷に降りるのはやめて、チングルマの咲いているところを目指すことにしました。
この日、登山口で出会った地元の方に「ムーミン谷より咲いているところがあるから」と案内してもらったのでした。阿弥陀池近くの浄土平を目指します。
あ!見えてきました!わぁ!チングルマだ!
咲いてる!咲いてる!
イワカガミさんも!
憧れのチングルマに会えて感激です!
ヒナザクラの群生!可愛い!
残雪のすぐ横を歩きます。緊張!
ゆっくりと雪解け進む湿原の中を進みます。
7月だというのに!
でもこれもあと数日で解けるだろう、とのこと。万年雪なのは鳥海山だけだそうです。
ヒナザクラの群生と残雪。
雪解けしたばかりの土から芽吹いたばかりの緑とチングルマ
少し歩くと今度はコバイケイソウがいっぱい!
霧ヶ峰で見た時より、はるかに広範囲!
山の麓までびっしり!
霧が深くなって来たけれど、鮮やかなニッコウキスゲの色が浮かびます。
霧の中のコバイケイソウ。
霧の中のニッコウキスゲ。
わぁ!ニッコウキスゲがいっぱい!
本当ならここから田沢湖が見える、という絶景ポイントも残念ながら雲の中。
それでもたくさんの花に会えて大満足の山行になりました。
こちらはオオベニウツギ。
無事に下山して、登山口からバスで「アルパこまくさ」まで降りて来たら、この眺望!
田沢湖が見えた〜
そして駅に向かうバスに乗る頃はこんな青空!駒ヶ岳は雲の中だったのですね。
田沢湖の駅で見つけたカフェで腹ごしらえをして、帰りの新幹線を待ちます。
今度は田沢湖にもゆっくり立ち寄りたいな。
そして霧の晴れた秋田駒ヶ岳もまた歩きたい!
温泉と山の花めぐりをたっぷり楽しみました!
忙しい7月のスケジュールも、これできっと乗り切れるはず!
充実した日々に感謝。
気持ちよく出してくれる家族にもさらに感謝!
#コマクサ
#ハクサンチドリ
#マルバシモツケ
#ヒナザクラ
#イワカガミ
#山に咲く花が咲き