高遠の桜を見にきたついで、だとか
高遠の桜が終わっちゃっていたから代わりに、とか、メインディッシュになりづらいイメージの山なのですが…
山頂からの眺めは、守屋山、霧訪山を超える迫力かもしれません。
その名は戸倉山。別名伊那富士。
といっても全然富士山の形じゃないのですが…
戸倉山キャンプ場の駐車場に車を駐めさせていただいて、登り始めてすぐにミツバツツジがお出迎え。蕾もまだまだたくさんありました。
群生地もあるので満開になるのが待ち遠しいですね!
振り返ると木曽駒ヶ岳や空木岳など、中央アルプスが白い頂を見せています。
信仰の山らしく「馬止めの松」「猿の松」など松の木にまつわる伝説が残っていたり
太古の昔からこの山を見ながら山道を上る人々がいたことに、不思議な思いを抱きます。
幾たび季節が巡っても変わらない風景、大切に守り続けたい気持ちが沸いてきます。
残雪はまったくなく、落ち葉を踏みながらジグザグに斜面を登っていきます。
あれ?6合目?1〜5合目、あったっけ?
急に木々の合間から中央アルプスが現れます。
絶好の休憩場所となっています。
沢コースとの分岐。
行ってみる?
今日は初めてなのでピストンで。
はい。
おや?木の幹に「水」マークが。
え?どこに?と探すと次の「水」マーク
それも10や20も繰り返すとさすがに飽きてきて
「前振り長すぎやで〜」
なんて言っていたらあずまやが見えてきました。
おや?鍋や網が置いてあります。お祭りが何かで使うのかな?
そしてやっと出てきました、水場!
湧き水が美しい音を立てています。
思わず近寄ってすくって飲んでみました!
思いのほか冷たくなくて柔らかく身体に染み込んでいく感覚。
ここを登ればまもなく山頂のはず…
戸倉山、登頂です。
途中、木の間から見えていた中央アルプスがどーん!
北アルプスも遠く白馬方面まで見えます
そして反対側には南アルプスも!
まずは山の名前をおさらい
戸倉山は双耳峰なので、東峰にも行ってみましょう!
おぉ!
そしてその後ろには北岳が!
左隣には鋸岳、甲斐駒ヶ岳
北岳の隣には塩見岳、そして荒川岳、聖岳、と南アルプスの山々が並びます。
あまりに迫力のある眺望に大興奮でしたが、
とりあえずゆっくりお昼ご飯を。
景色ばっかり撮っていないで自分たちも入ってみようか。
山道の歩き方をマスターしてバテずに登れるようになった私たち…
600mちょい登ってこの景色が見られるなんて最高です!
名残惜しいけれど、そろそろ下山しますか。
下りも慎重に、でも思わず鼻歌が出る夫。
みはらしの丘でコーヒータイム
足元にはスミレさん。ミヤマスミレかな?
こちらはタチツボスミレかな?
ネコノメソウ、たくさん咲いていました。
登山口まで降りてきました。
キャンプ場に水芭蕉の群生を見つけました!
ところがすっかり大きくなっていて、あまり可愛くない…
麓の里は「花桃の里」として知られているようで、鮮やかな花とアルプスとのコラボがとても美しい!
下山後、高遠温泉「さくらの湯」を目指す途中、伊那市に在住の知人を訪ねました。
南アルプスが見渡せるところにお住まいで…
なんと羨ましい!
伊那、駒ヶ根、しばらくハマりそうです。
#戸倉山
#伊那富士
#戸倉山キャンプ場
#花桃の里