台風接近やらコロナ禍でスケジュールも二転三転、ぽっかり時間が空いたので、久しぶりにソロ登山してきました。
足慣らしも兼ねて、そして1人で歩くなら行き慣れた山…ということで、湯ノ丸山から烏帽子岳の周回コースを選択。
このコース、花が楽しみで毎年夏に歩いているのです。
他にも候補に挙がった山はあったのですが、いずれお盆休みで駐車場が満車になる可能性が高く、ここなら…と予想したのが大当たりでした!
マツムシソウもまもなく終わり、ヤマハギがたくさん花を付けていました。
もう秋の気配です。
暑くて湯の丸スキー場のゲレンデを登るのは嫌だったので、キャンプ場から原生林の中を歩きます。
分岐を湯ノ丸山方面へ。
熊出没の情報もあるので熊鈴を賑やかに鳴らします。
湯ノ丸山の登山道は両側が花でいっぱい。
ウスユキソウ、実はいろいろな種類がある。
ウツボグサ、見つけたのはこれひとつだけ。
樹林帯から一気に眺望が開けました。
上空は曇りですが、遠くに富士山が見えます!
ヤナギランとイタドリの群生
息が切れそうになる頃、どうやら山頂から見えて来ました。
湯ノ丸山登頂。2101m
北峰が見えます。山頂から北峰までお花が無数に咲いていて素敵なのですが、今日は烏帽子岳まで周回するので残念ながら省略。
湯ノ丸山の山頂は広々としていて大好き!
いつまでも居たい気持ちになります。
浅間山も頭を覗かせています。
ヨウシュイブキジャコウソウ
烏帽子岳の山頂を見ながら
鞍部に向けて降り始めます。
フウロもたくさん咲いていました。
イタドリの仲間で鮮やかな赤が美しい!
ぐんぐん降ります。また登るのに。
ヤマハハコもそろそろ終わり。
蜂が盛んに蜜を吸います。
これでもか!と降ります。また登るのに。
鞍部に到着。見慣れた風景でホッとします。
ヤナギランが緑に映えます。
ここからしばらく笹藪が続きますが、
登山道に沿ってきれいに刈られています。
少しずつ登りが始まりますが、両側が花でいっぱい!励まされます。
まもなく稜線に出ます。ここが大好き!
烏帽子岳はここから山頂まで、素晴らしい眺望を楽しみながら登ることができます。
目の前に見えるのは実は山頂ではなく
ひとつ手前の「小烏帽子岳」のピーク。
これを山頂だと思ってガッカリする話はよく耳にします。
マツムシソウ、そしてトンボがいっぱい!
口を開ければ入ってしまいそうなほど。
樹林帯では草いきれの熱気で暑かったのに
稜線に出たらひんやりとした風が吹いています。
夏と秋を交互に楽しみながら登頂。
烏帽子岳 2066m
ワレモコウが咲いています。
湯ノ丸山山頂で見えていた山々も
雲の中に霞んでしまいました。
この稜線から降りる時はいつもとても寂しくて
「また来るから!」と心の中で呟きます。
それくらい大好き!
夏と秋の花が両側に。
ハクサンシャジン?
おやゆびひめが居そう!
笹藪まで降りてきました。
刈り取られた笹が枯れて滑ります!要注意!
笹藪が終わると原生林の中に入っていきますす。
昼なお暗い鬱蒼とした林。
こんな時、ソロ登山の寂しいところ、
前をいく登山者の背中が心強く見えます。
分岐まで戻ってきました。
とても素敵な周回コースでした。
キャンプ場も雲に覆われてしまいましたが、
たくさんのキャンパーが楽しんでいました。
ススキが風に揺れます。
登山口でもヤマハギが迎えてくれました。
無事の下山、感謝です。
8.6km 累積標高差650m
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