2泊分の荷物をギューギューに詰めたザックを背負って上野駅から新幹線に乗り、黒部宇奈月温泉駅に降り立ちました。
温泉目指してトロッコ電車に乗るのではなく、ここから直通バスで室堂に向かいます。
室堂へは、新幹線の富山駅から地鉄とケーブルカーとバスを乗り継いで行くのが一般的ですが、乗り換えなしの直通バスはとても楽ちん。しかも値段も数円安い！
走り出してすぐに遠くに山が見え始め、立山連峰かしら！とテンションは上がりまくります。
黄色くなった稲穂とのコラボが素晴らしい！
立山駅を過ぎるとマイカー規制のあるアルペンルートを登っていきます。
滝の見えるポイントでバスを止めてくれる配慮が嬉しい
富山湾も見えています。
あっ！見えてきました！
憧れの立山連峰がこんなに近くに！
室堂高原に到着しました。
待ち合わせの時間まで少しあるので、1人で散策をすることにしました。
今回はこだま登山部の立山連峰2泊3日縦走ツアーに参加します。
夏の花が咲き残っていました。
待ち合わせ場所に行ってみると、今回の参加者はなんと3名！とても贅沢なツアーです。
ガイドさんは、お忙しいこだまさんの代理で、若くて経験豊富な紀平さんです。
説明が丁寧で、花の名前もよくご存知です。
ヘルメット持参とのこと、私はこのために新規購入、ヘルメットデビューですが、そんなに大変なところに登るの？と少し不安。
ガイドの紀平さんによると、滑落や転倒よりも落石対策なのだそうです。ヘルメットの強度についての説明を受けます。
…と、先頭を歩いていた紀平さんが立ち止まり「しーっ」と振り返ります。
え？雷鳥がいる？
わぁ！こんなに近くで！それも4羽も！小さいから子どもかな？
でも少し離れたところに親？らしき鳥がいて、切ない鳴き声を出しています。
「あれは私たちを警戒して仲間に警告をつたえているのです」と雷鳥の保護ガイド資格をお持ちの紀平さん。
あまりの可愛さにいつまでも見ていたいけれど、そっと離れて山頂を目指します。
登頂しました。明日歩く山々を後ろに記念撮影。
足元に咲くミヤマリンドウ？タテヤマリンドウ？
トウヤクリンドウはもうおしまいの時期
スタートが午後だったので、本日の行程は浄土山のみ、宿泊地に向かって雄大な風景の中を歩きます。
着きました！一の越山荘。
浄土山と雄山の鞍部に位置しています。
夕食までのひととき、山荘の前のベンチで北アルプスの山々を眺めます。
他の皆さんは歩いたことのある山々の話をしていましたが、私だけは今日が初めての北アルプス。
すっかり身体が冷えてしまったので、夕食のシチューが美味しかったこと！
食堂はなんとストーブを焚いていました！
食後まだ明るいので夕景を楽しみます。
富山湾方面
日が沈んでいきます。
山小屋泊の醍醐味です。
雄山の裾野が夕陽に燃えています。
夢だった立山連峰に来ることができた感激と、
明日以降の縦走への緊張感でいっぱい。
ワクワクドキドキのまま眠りにつきました。
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