生まれ育った町は中央線沿線の高円寺。
実家の目の前に幼稚園があったのに、父が私のために選んだ園は隣駅とのちょうど中間地点にある杉並幼稚園。
子どもの足なら20分はかかったであろう遠さと、親離れできなかった私にとって、通園はとてもつらく悲しい思い出です。
この鳥居を左に曲がって、長い長い坂を登ると幼稚園があります。
毎朝鳥居が見えると「もう帰れない」と涙がこぼれるのでした。
その坂道は…実はこんなにも短い!
幼稚園の裏にある馬橋稲荷神社が、今話題なのだそうです。
友達のSNSで読んでびっくりしたので、高円寺教室のレッスンの前に訪れてみました。
あの頃は(って55年は前だわ)鬱蒼とした森のような神社だった記憶がありますが、なんと華やかできれいな変貌を遂げていることでしょう!
早咲きの梅が彩りを添えます。
話題の元は石の鳥居に彫られた龍。
登り龍と下り龍、辰年の今年、縁起が良いのだそうです。
Wikipediaを見たら「龍の巻いた鳥居は品川神社と宿鳳山高円寺境内にある稲荷社と馬橋稲荷神社の都内ではその3つのみ」だそうです。
「高円寺」も近いではないか!
駅から離れた小さな神社が、こんなにも参拝客で賑わっていることから、SNSの影響の大きさを知ることができます。
そして、ここはレッスンをしている高円寺教室からも近いので、またぜひ別の季節に来てみましょう。
そして思い出の幼稚園も外から覗いてみます。
フェンス越しに園舎の写真を撮って(不審者ですよね、ごめんなさい)やはり通っていた妹たちに送ります。
園庭も懐かしいなぁ。昔はここに小さくてこんもりとした山があって木がたくさん植っていた。
今は広くなって目は届くけれど、かくれんぼの時に隠れるところがない。
泣き虫だったゆっこちゃんは、年長さんになる春に妹が生まれたことで劇的に変身を遂げます。「ワタシお姉ちゃんになる」
その妹と一緒に、レッスンを終えた後、高円寺の武蔵野うどんの名店「とこ井」で夕ごはん。
田舎うどんにはきのこやネギがたっぷり!歯応えのある麺に濃いめの出汁が絡んで、とても美味しくいただきました。
思い出のたくさん詰まった高円寺の町。
偶然発見した辰年のパワースポットでした。
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