なんと、2日連続のアミュゼ柏です。
息子からよく「あなたには計画性というものはないの?」と呆れられるのですが、計画を立てる時には問題ないと思ってしまうのは「見通しが甘い」のでしょう。
もう乗り切るしかないのです。
前日のクラリネットおさらい会では、寒い季節ならではの音程管理が悩みのタネでした。ピアノは冷蔵庫のような楽器庫から暖かいホールに移されて、クラリネットは楽器がなかなか温まりません。音程を合わせるのにどなたも苦労されていました。
そんなことを踏まえて細やかにピアノを整えてくださる信頼の調律師さん。
ちょっと年季は入っているけれど、このスタインウェイを弾けるのを楽しみにしている生徒さんもたくさんいらっしゃるので、きれいに響きますように、丁寧に仕上げていただきます。
同時に舞台上ではステージフラワーアレンジの作業が進みます。毎年これを楽しみにいらっしゃるお客様も少なくありません。
そして同じデザイナーさんの作品がこちら。
生徒さんへの贈り物のプチアレンジ。
ふたつとして同じものはありません。すべてがオリジナルです。
写真屋さんが会場に入って来られるなり「わぁ😍お花のいい香り!」と仰って。
季節先取りの香りでいっぱいのクリスタルホールで発表会は開演しました。
ひとりの欠席もなく幼児からシニアまで熱演が続きました。
自分の出番が来て、ライトの当たるステージにたったひとりで出ていくのはとても勇気の要ること、その時に支えてくれるのは先生でもお母さんでもなく自分が積み重ねた練習だけ。
日頃の練習の成果をどれくらい発揮できるのか、弾き慣れない大きなピアノで、響きを味方につけて美しい音を出せるようになるには心身のどこに意識を持っていけば良いのか?
そんなことを普段のレッスンから粘り強く伝えていきます。あの緊張と向き合い乗り越えることは、この先どこかで必ず役に立つことでしょう。
立派にステージを乗り切ったあとは、どなたもキラキラ最高の笑顔。
達成感、または残念だったり悔しかったりもあるでしょう、それを次の舞台に活かせますように、また新しい積み重ねが始まります。
会の準備をしている最中に、恩師の訃報が届きました。小5から大学入学までの、1番大切な時期にご指導いただいた先生です。
厳しくて当時は逃げ出すことばかり考えていた私ですが、今ピアノを弾いたり教えたりできるのは先生のおかげ、日々のレッスンの中で先生を思い出さない日はありません。
先生への感謝と追悼の気持ちを込めて、ショパンの別れの曲を演奏させていただきました。
久しぶりの暗譜で緊張したけれど、高校生の頃に特訓された曲は何年経っても覚えているもので、なんとか弾き切ることができました。
先生…ありがとうございました。
さて!無事に終演したあとはドタバタと片付けをして、打ち上げへGO!
実は昨日のクラリネットおさらい会の打ち上げ会場もこちらだったのです。
私は翌日に備えて早めにおいとましたので、今日はゆっくり食べたかったのです!
いろんな種類の餃子が次々に焼き上がります。
本日が初めての発表会だった大人の生徒さん。ピアノの経験はなく、まったくの初心者だった彼女が練習を積み重ね、想像以上の緊張感の中で無事に最後まで弾き通すことができました。
その音色はホール中に響き渡り聴いているすべての人の心に届いたことでしょう。
ご自身にとって心に残る1日になったに違いありません。
すべての出演者の努力と忍耐に心から拍手を送ります。舞台袖で感動をたくさんいただいて幸せな1日でした。
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