いよいよあとひと月になりました。
岡野寿子先生の門下会コンサート「寿音の会ピアノコンサート」
私はたっぷりお時間をいただいて、モーツァルトのピアノ協奏曲12番を全楽章弾かせていただきます。
オーケストラパートをピアノ版に編曲したものを岡野寿子先生にお弾きいただけることになり、畏れ多くもピアノ合わせをしていただきました。
当日のステージではグランドピアノが向かい合わせになりますので、そのリハーサルも兼ねて、先生の広いお宅に伺いました。
ピアノ合わせのはずがレッスンになってしまうのは当然の流れ。
還暦にもなって、20代の頃と同じご注意を受けるとは、至らない自分が情けなくもあるのですが、こうして先生と一緒にひとつの作品に向き合えるのは本当に幸せな時間です。
18歳で先生にお目にかかった時から、
武蔵野音大での1年間、芸大入試、芸大でのレッスン、とご指導いただいて、
先生が学ばれたウィーンに留学。
帰国後は武蔵野音大に進学した生徒さんを先生にお願いして来ました。
演奏家として指導者として、どこまでも雲の上の存在です。
先生の豊かな響きも、可憐でチャーミングな表現も、私にはどんなに頑張ってもなかなか辿り着くことのできないレベルでは有るのですが、
そこに向かってもがいている現状が、どこか楽しくて愉快で仕方がないのです。
モーツァルト自身が「難しすぎず易しすぎず」と評したらしいこの作品に、もう少し近づくことができますように。
あとひと月、もがいてみましょう!
ぜひ寿子先生の素敵なモーツァルトを聴きにいらしてください!
#寿音の会ピアノコンサート
#すみだトリフォニー小ホール
#岡野寿子先生門下生
#モーツァルトピアノ協奏曲