ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

天空の神社までラクラク山歩き

おひとり様山歩きもいいけれど、やはり誰かと一緒だと楽しいものです。

ある秋の日、とても安定した空模様だったので夫と天空の神社を参拝しました。

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霧ヶ峰高原の主峰、車山。リフトを2本乗り継いでも山頂まで登れるので多くの観光客で賑わいます。

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車山肩駐車場から徒歩でも30分程度で登頂できます。中にはサンダル履きの方もお見受けしますが、ゴロゴロ石の登山道ですので足元には気をつけなければなりません。

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とはいえ、おしゃべりしながらでも何とか息が切れずに登れるし、ちょっと頑張れば周囲の高い山々の絶景を臨むことかできる、とても魅力的な車山がお気に入りです。

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まもなく山頂。頭が見えているのは先日登った蓼科山

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丸くて白いドームは気象レーダーで、中にはパラボラアンテナがあって、雪や雨の観測をしているのだそうです。年に1度施設公開があるそうで、いつか入ってみたいです。

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神社です。4本の御柱が空に向かって立っています。

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鳥居の向こうには、八ヶ岳南アルプスの間に富士山も臨めます。

厳かな気持ちになります。

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風が強くて寒かったけれど、眺望に恵まれて大満足の山歩きでした。

また違う季節に来てみたい。

 

#霧ヶ峰高原

#車山山頂

#松戸ピアノレッスン

 

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ピアニストが松戸商工会議所を訪問する理由とは?

楽家とお客様を繋げてくださる大きな力として「地域でのご縁」があります。

今年で8回目になる松戸クリスマス音楽祭に携わることになってから、地域の力の有り難みを実感しています。

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いよいよ来週となりました「ウィーンフェスタ」ですが、今年は特設テントではなく松戸商工会議所の大会議室での開催となります。

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また23日に開催される「子どもサロンコンサート」は、松戸商工会議所女性会の皆さんの発案により、松戸の子ども達の演奏の場として協力したいとのお気持ちをいただきました。

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今日はそのミーティングがありました。

女性会の役員様からは、当日出演予定の子どもたちや、ご指導いただく先生方への温かいご配慮のご提案をたくさんいただきました。

きっと心温まる素敵なイベントになることでしょう。

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音楽以外、特にご商売については何もわからない私ですが、地域でのご縁を大切にしたい気持ちは共通のもの。

様々な形で協力し合うことができたら嬉しいです。

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松戸クリスマス音楽祭のパンフレットも出来上がり、アトレ松戸やプラーレ松戸で手に取ることができるようになります。

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これからクリスマスまでの間、松戸の街のあちらこちらで音楽イベントがたくさん開催されます。

ぜひ皆さんに足を運んで楽しんでいただきたいと思います。

http://matsu-on.net/

#松戸ピアノレッスン

#松戸クリスマス音楽祭

#ウィーンフェスタ2019

#子どもサロンコンサート

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富士山ドーン!の山歩き

毎年紅葉の時期は何だかとても忙しくてなかなか山に行けない。それでも朝晩ひんやりしてくると、山に行きたい病の熱が上がってしまうのでした。

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早起きして日帰り強行軍!

富士山ドーン!のハイキングコースと聞いて行ってきました、山中湖を臨む石割山。

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中腹に石割神社があるので、登山口というより参道です。鬱蒼とした木立はまだ朝だというのに何だか暗くてジメジメ、正直ちょっぴり苦手な雰囲気。今回はひとりじゃなくて本当によかった。

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あぁ、やっぱり。苦手な階段、果てしなく続くように見えます。

えーと、初級レベルのハイキングコースとあったのに。しょっぱなからテンション上がりません。

403段ありました(泣)

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雨が多かったせいか登山道も荒れ気味。降れば川のように流れるのでしょう、深く溝のように泥濘んでいます。

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根っこから倒れかかっていたり

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倒れたばかりと思われる大木も。

 

そしてやっと富士山ヤッホー。

裾野まで全部見えるってすごい!

かっこいいなぁ。雄大で優しいなぁ。

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気軽なハイキングかと思いきや鎖やロープに頼る箇所もあり結構ハードでした。

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富士山を見ながら尾根歩きができるコースもありますが、空模様があやしくなってきたこと、温泉やケーキも楽しみだったので、平尾山を経由して駐車場に向けて下山するコースに。

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お昼を過ぎた頃から雲が増えてきました。

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途中、分岐を見逃すなど分かりにくい箇所もありましたが、なんとか無事に下山。

10月末の富士五湖だというのにシャツ一枚で汗だくという暖かさ。

そのまま「石割の湯」に直行。明日の仕事に響かぬようにストレッチに余念がありません。

そして疲れた身体に甘いもの、山中湖畔のカフェ「ペーパームーン」で頑張ったご褒美。

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お店を出たら夕闇迫る山中湖の向こうがほんのり焼けています。

「間に合うかもしれない!」パノラマ台に向けて車を飛ばします。

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そして、まもなく雲の向こうに隠れた富士山は夜の闇に消えてしまいました。

 

#松戸ピアノレッスン

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#山中湖

#石割山

#平尾山

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#ペーパームーン

 

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小さな手のひらがいっぱい!〜PEKOぽん!幼稚園公演

都内の幼稚園からお声をかけていただき、PEKOぽん!出張公演してまいりました。

(ピアノのP、絵本のE、工作のK、おもしろいことOがぽん!と出るPEKOぽん!)

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こちらの園には今年の2月に続いて2度目の訪問、到着すると先生方の温かいお出迎え、そして園庭で遊ぶ子どもたちの元気な声が聞こえます。

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大型紙芝居「やまなしもぎ」はPEKOぽん!結成、初演となった思い出深い作品。

その分練習回数も多く、メンバーそれぞれの魅力が最大限に発揮されています。

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(2016年信州国際音楽村周年行事公演より)

日本の昔話に合う音楽を探すのに本当に苦労をしましたが、ようやくたどり着いたのは印象派ドビュッシーでした。

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魔物を退治して無事におっかあにやまなしを食べさせることのできたシーンでは、思わず園児たちから安堵のため息が。「亜麻色の髪の乙女」の温かなメロディーがぴったり合います。

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絵巻物「みにくいあひるの子」では主役のあひるの子がパペットで登場、愛らしさに共感を覚えつつ物語に惹き込まれて行きます。

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牧歌的な背景、それでいてドラマチックなストーリーに合うのはブルグミュラー、有名な25の練習曲をあえて外したところが音楽担当者のこだわりです。

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感動的なラストシーンにぴったりのメロディーがいつまでも心に残ります。

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終演後、園児ひとりひとりがハイタッチをしてくれました。小さな手のひらからたくさんの元気をもらいました。

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みんなの心のどこかに今日のことが残ってくれたら嬉しいなぁ。

 

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#幼稚園公演

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#みにくいあひるの子

#ドビュッシー   

#ブルクミュラー

 

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蓼科山頂ヒュッテ、いつの日か星空コンサートを

蓼科山に登ったのには、ひとつの夢がありました。

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2年前のある日、SNSで見つけたひとつの動画。

大学の同期のピアニスト長尾洋史氏がピアノを弾いていました。

彼のお得意のドビュッシー

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(長尾氏のFacebookより)

アップライトピアノなので、コンサートホールやスタジオではなく個人のお宅なのだと思っていましたが、それが蓼科山頂ヒュッテだと知ってビックリ。

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ちょうど山の家に滞在していた時だったので、

すぐに「窓から蓼科山が見えるよ!」と長尾氏にメッセージを送りました。

「いつか一緒に登りましょう」

「連弾しても楽しいですね」

「みんなで星空コンサートができたらいいね」

なんて素敵なことでしょう。

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でも待って!

健脚の長尾氏とは違って、私はとても蓼科山になんて登れない。

コンサートどころか頂上にはたどり着けるだろうか。

その時から「いつか蓼科山に」という目標ができました。

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そして今回なんとか頂上ヒュッテに辿り着いたのでした。

お店の方にピアノのことをお訊ねすると、注文した温かいチャンポンが出来上がるまで「どうぞ弾いていてください」

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正直、無事に下山できるかどうかで頭がいっぱい、ピアノどころではなかったのですが、オーナーさんとお話することもできて、リクエストにお応えして子犬のワルツとエリーゼのためにを聴いていただきました。

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ヒュッテを出ればもう目の前は大きな岩だらけ、ピアノのことなど吹き飛んでしまいましたが、いつか長尾君と星空コンサート、できたらいいなぁ。

 

#松戸ピアノレッスン

#蓼科山頂ヒュッテ

#星空コンサート

#ピアニスト長尾洋史

#亜麻色の髪の乙女

 

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蓼科山登山〜くじけそうな私を励ましたひと言

山の家から、白樺湖から、麓の町から、いつも見上げていた蓼科山。岩がゴロゴロしていると聞いて足が向かなかったのですが、やっと登って来ました。

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朝起きたら一面の霧、駐車場についても真っ白で眺望は諦めつつ出発。

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本当は1番緩やかという大河原峠からの登山路を登りたかったのですが、台風19号の大雨による土砂崩れで通行止めとなってしまい、ここ七合目鳥居登山口から登ることにしました。f:id:amefuri5kumanoko:20191022080716j:image

足元が悪いので転ばないように気をつけつつ、ひたすら登ります。

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途中小さな秋を見つけましたが、キツい登りで余裕がなく写真はこの一枚だけ。

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台風で道が荒れているのか、もともとなのか、登る意欲を削がれる登山道が延々と続きます。

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少し登っては立ち止まり「ひとりだし無理せず引き返しても」「そうね、でもせめて将軍平まで」自問自答しながらのつらい時間。

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ふと振り返れば雲海の向こうに山が!

眺望は諦めていたのに!

俄然元気が出て、また登ります。

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やっと将軍平に到着。すでにヘロヘロです。

蓼科山には4つの登山路がありますが、ここで合流、あとは急登の岩場を頂上へ。

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おやつを食べて元気回復、頂上を目指します。

ひたすら岩を登ります。熟練登山者はヒョイヒョイ登りますが、筋力のない私は四つん這いでひとつひとつ。

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岩に書かれた矢印を頼りに登っていると、上から降りて来た方が「もうすぐですよ!360度の絶景が待ってますよ」と教えてくださいました。「え?上は晴れているのですか?」「雲海が素晴らしいです!頑張って!」と。

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下を見ると将軍平の山小屋があんなに小さく。

そして雲海が広がっています。

よし!もうひと頑張り!

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着いた〜頂上なのに広くて平たい!

一面のゴロゴロ岩!景色を見るにも写真を撮るにも足元油断できません。

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神社もあります。ここへ移動するのもひと苦労。まず出て来た願いは「無事に下山できますように」

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夏に登った八ヶ岳が海に浮かぶ島のようです。

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さて気を引き締めて下ります。躓いたら滑落間違いなし。景色を見ている余裕はありません。

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将軍平から下は少し気持ちにゆとりが出て苔の写真を撮ったりして。
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北八ヶ岳は苔が本当に美しい。

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のんびりしていたら、たちまち濃い霧に包まれてしまいました。こういう時おひとり様は超不安になります。時間はまだ14時前だというのに暗い森は絵本のよう。

道迷い防止に張られたロープの心強いこと!

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無事に下山。

家事も放り出してのひとり登山、心配しながらも快く出してくれた夫にまずは報告、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

#松戸ピアノレッスン

#蓼科山2530m

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明日は本番!イメージトレーニングで旅気分

岡野寿子先生の門下生による寿音の会コンサートが明日18時30分よりすみだトリフォニー小ホールにて開催されます。

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出演者は現役大学院生、卒業生といっても20代がほとんど「まだまだ若いモンには負けていられない」と言いつつも体力の衰えは実感しています。

そうなると気力でカバーするしかない!

前日の今日は練習の合間にイメージトレーニングで世界を旅することにしました。

私が演奏するのはドビュッシーの版画。

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3曲構成のこの作品、1曲目の「塔〜パゴダ」はアジアンムードのたっぷり。インドネシアジャワ島あたりの民族音楽ガムランに魅せられたドビュッシーが好んで使ったといわれる五音音階があちらこちらに出てきます。

サウンドも銅鑼や金属の鍵盤打楽器をイメージされていて美しく荘厳です。

https://www.youtube.com/watch?v=Ezieex7hCIg&feature=share

2曲目の「グラナダの夕べ」はハバネラのリズムが奏でられ、ギターの物悲しい調べや、スペインの民族舞踏が思い浮かびます。

https://www.youtube.com/watch?v=AMmcnVrmN8k&feature=share

速く激しいフラメンコのリズムは出てこないものの、妖艶で表情豊かな踊りはグラナダの丘を思い起こさせ、波乱万丈な歴史の中に継承される民族舞踏に圧倒されます。

https://www.youtube.com/watch?v=YJjB1dEoss4&feature=share

3曲目の「雨の庭」はメロディーにフランスの童謡が引用されているとのことですが、聴いてみるとあまりイメージと繋がらず、それより自分が実際に雨の中で歩いた八ヶ岳や奥蓼科の森を思い出します。

https://www.youtube.com/watch?v=11P4zsDr6Ss&feature=share

雨といってもザーザーと降る様子ではなく、葉に当たる雨の音、雨に濡れた緑の匂い、時おり風に吹かれて揺れる木々、靄に霞む景色、など、まるで自分がその中にいるようです。

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曲のラストは陽が射して輝かしい響きが満ち溢れ華やかに終わります。

最後の音を外さないように…。

 

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