昨年秋には落ち着いていたコロナ禍でしたが、
年末年始と成人式をきっかけに感染拡大が止まりません。
学級閉鎖は日常的となり、いつ誰が罹っても不思議ではない状況。
私たち家族の誰かひとりが発熱したら開催は見送らなければなりません。
幼かった頃のように、夜寝ている息子の額に手を当ててはホッとしたり。
喉がイガイガすると不安になったり。
当日の朝を元気に迎えられたことに感謝しつつ、やむなく欠席となった3名の生徒さんの気持ちを察すると切なさでいっぱいになりました。今日の舞台を目標に頑張ってきたのに。
それでも「まん防」にもかかわらず開演時間が予定通りなのはとてもありがたく、昨年のように急な時間変更もなくゆったりと調律やステージフラワーの生け込みが進みます。
生徒さんへの記念品のミニアレンジも届きました。早速小分けにして袋詰めします。
手渡す時の一人一人のお顔を思い浮かべながら、小さなお菓子も添えて…。
ステージフラワーは今年も玉手久美さんの作品。
メインのアレンジ以外にも、足元を華やかに飾ってくださいます。
小さい生徒さんには「お花のところでお辞儀をしてね」と素敵な目印にもなります。
いよいよ開演!
一年に一度の晴れ舞台。
この日のためにたくさんの努力や我慢を重ねて来ました。
出番が来てアナウンスで呼ばれ舞台袖から足を踏み出す時の勇気!
お母さんも先生も助けてくれない、私1人で頑張るんだ!という決意!
何より感染予防対策を優先しての開催、
ステージでのマスク着用も自由。
ドレスにマスクという姿も多く見られました。
大人の生徒さんもそれぞれがご自分の課題に取り組みます。
練習環境もレッスンペースも選曲も年齢もさまざま。
何年か越しで憧れの作品を仕上げ、暗譜にチャレンジされる方もいました。
その熱意にただ、ただ、胸が熱くなります。
こちらは母子連弾で、フォーレのドリー組曲からスペイン舞曲。華やかなキラキラした音色がホールいっぱいに広がります。
ピアノに向かう横顔には幼い頃の面影が…。
小さい頃から音が綺麗で素敵なピアノを弾く男の子だったなぁ。立派に成長された姿に感無量です。
昨年は取り止めた集合写真も、今年は少人数ずつ分けて立ったまま撮影。
写真屋さんも慣れてくださっていて、シャッターを切る直前に「はい、ではマスクを取って、撮りますよー」とお声かけ。
小学校高学年と中学生。
部活や勉強との両立が難しく、発表会を断念する生徒さんも少なくない中、
本当に忍耐強くよく頑張りました!
毎年生徒さんが楽しみにされているミニアレンジ。
玉手さんがひとつひとつ丁寧に手作りされています。同じものは二つとないそうです。
たくさんの人のご協力をいただいたおかげで
今年も発表会を無事に開催することができました。
終息の見えないコロナ禍において、人が集まるイベントを開催することに不安はもちろんあるけれど、生徒さん達の成長を考えた時、中止という選択肢はありませんでした。
おかげさまで終演後数日が経ちますが、
感染の報告はなく一応ホッとしています。
まだまだ気を抜くことはできませんが、コロナ禍での音楽活動、音楽教育の場の継続に
努力していこうと思います。
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ピアニスト小原由起子