息子が通う幼稚園で知り合った、仲良しご家族。お互いに子どもがひとりっ子だったことや、パパ同士が車好きだったことから意気投合、渓流釣りやスキーに一緒にでかけました。
このたびお母さんの伸子さんの水彩画と、娘の慶子ちゃんの写真による、二人展が開催されました。
会場は松戸の老舗「ギャラリー&カフェ 琥珀」
珈琲の香る店内には、作品がズラリと並んでいます。
慶子ちゃんは芸術系の大学で写真を学ばれ、馬を撮るのがご専門、春からそちら方面の会社への就職も決まっているほど!
元を辿れば幼い頃からお父さんに連れられて中山競馬場に通ったそうで、たくさんのお馬さん達の表情に魅かれのでしょう。
伸子さんは美術教師もされていたアーティスト、現代美術がご専門かと思いきや、水彩もたくさん描かれています。
また私の山の師匠でもあり、山歩きの時もスケッチの道具は欠かしません。
あの素晴らしい風景を自分で絵に描けるというのは本当に素敵なことだと羨ましくなります。
開期中は、琥珀のご常連の方から伸子さんと慶子ちゃんのお知り合いの方まで、多くの人が訪れて絵や写真を見ながら美味しい珈琲を楽しんだようです。
そんな素敵な空間でピアノを弾かせていただけることになり、二人展開催のお祝いの気持ちを込めて準備を進めました。
ピアノのない店内にお気に入りのキーボードを持ち込んで、クラシックからポップスまで、リクエストにもお応えします。
静かに耳を傾けてくださるもよし、おしゃべりのBGMになるのもよし…
ピアノを聴くのにルールはありません。
人気のドビュッシーからこだわりのシューマンまで。カーペンターズから坂本龍一まで。
お客様から「白い恋人たち」とリクエストを頂戴したものの、タイトルと曲が一致せず困っていたら、皆さんが口ずさんでくださって…
そこからピアノに繋げて弾くことができました。
休憩時間には見知らぬご婦人にお声をかけていただき、本日たまたまこの店に初めて寄ってみたら思いがけずピアノな演奏を聴くことができた!と大変感激してくださいました。
目尻には涙もにじみ、ベートーヴェンの「悲愴」に合わせて口ずさんでいらっしゃいました。
お客様だけでなく、店のオーナーのご家族にもたのしんでいただけたようで、私もとても光栄でした。
ご来場のみなさまからいただいたお花でいっぱいのカウンター。春の訪れを告げているようです。
伸子さんの魅力的な作品の中から、どうしても連れて帰りたくなった2点を購入させていただきました。
我が家の玄関が、まるでギャラリーのよう!
雪景色。
寒いはずなのに、なぜか温かい気持ちになります。
そして美しい山の稜線。
山を愛する伸子画伯ならではの作品。
家族ぐるみで親しくしていただいて早20年!
この春、子どもたちが巣立つこともあり、今回の二人展は私にとってもひとつの節目のようで感慨深いものがありました。
そんな時に演奏をさせていただいて、作品を我が家にお迎えしたことが、とても嬉しくてたまりません。
お互いに健康で末長く楽しいお付き合いができますように。
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#キーボードでもよい響きを