松戸クリスマス音楽祭2023、コロナ禍を越えて12回目を迎えました。
そして今年もムーンライトコンサートを開催することができました。
コロナ前には当たり前だったことが、本当に貴重なことなのだと実感します。
クラシック音楽を、地域の皆さんに気軽に楽しんでいただきたい…そんな願いで始めたこのシリーズも7回目。
「コンサートも楽しみだけれど、この機会に友人知人に会えるのが楽しみ」と言ってくださるお客様が多く、年に一度のお楽しみとなりつつあります。
会場の松戸市民劇場は足の便が良く人気があるため、いつも夜間枠しか予約できません。
入館から開演までの時間が短いことから、スタッフには無理なお願いばかり。
調律師の大谷さんにも、開演ギリギリまで調整をお願いします。
少しでもよい響きを客席にお届けできますように。
開場時間になりました。
たくさんのお客様がご来場くださいます。
スタッフは気心知れた家族とお弟子さんたちなので、安心して任せて演奏に集中することができます。
演奏が始まりました。
まずはじめはピアノのソロで、人気のきらきら星変奏曲。
本当の題名は「あぁ、おかあさん、聞いて」というフランス民謡が主題です。
苦手なトーク。
普段はおしゃべりのくせに、大事な場面ではてんで弱くて困ります。
話さなければならないことをメモしておいたら、長くなってしまいステマネから巻きが入ります。
ヴィオラのソロをお聴きいただきました。
オーケストラや弦楽合奏でも内声を支える役目のヴィオラさん。ソロを聴く機会は貴重です。
グノーの「アヴェマリア 」とシューマンの小品を演奏していただきました。
続いてヴァイオリンのソロ。
今回の弦楽四重奏のまとめ役でもある脇野さんがマスカーニのオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」から間奏曲を聴かせてくださいました。
続いてヴァイオリンとヴィオラによる三重奏。
その前に楽器の大きさ比べ。
楽器はヴィオラの方が大きいのに、弓は短いのですって!知りませんでした…
弦楽器だけの美しいアンサンブル。
ドヴォルザークの小品を聴いていただきました。
そしてチェロの独奏。
イギリスのモーランという現代の作曲家の作品を聴いていただきましたが、ハーモニーの移り変わりが美しい作品でした。
安井さんは実は息子とあまり年が変わりません。みずみずしい感性と豊かな表現力をお持ちで、共演できたことはとても光栄です。
休憩を挟んで後半のステージに臨みます。
舞台袖でのチューニングの光景。
後半の一曲目は、弦楽四重奏によるモーツァルトのディヴェルティメント ヘ長調です。
美しい調和、優雅な曲調がホール中を温かく包み込みます。
そして待ちに待ったピアノ協奏曲。
ひと月前に恩師にピアノ伴奏版で共演していただいた作品を、この日は弦楽四重奏版でお聴きいただきました。
まるでピアノ五重奏のようなアンサンブル。
オーケストラより親密で温かく支えていただきます。この上ない幸せ!
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい
客席からの温かな拍手にお応えして、アンコールにはJ.S.バッハ の「主よ人の望みの喜びよ」を演奏、ちょっぴり早いクリスマス気分がもりあがります!
今回共演していただいたメンバー。
少ないリハーサルにもかかわらず、息のぴったりあった演奏をありがとうございました。
おかげさまでお客様からは
「弦楽器の生演奏を初めて聴きました」
「優雅で格調高いひとときでした」
「弦とピアノの響きがやさしく柔らかく溶け合って美しかった」など
ありがたい感想をたくさんお寄せいただきました。
ご来場くださいましたお客様、心強く支えてくださったスタッフ、家族、応援してくださった方々に、こころより感謝申し上げます。
まだまだ演奏会シーズンは続きますが、
健康で気持ちよくステージに臨めますように。
#ムーンライトコンサート
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