ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

女流ピアニストのバッハを聴く

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あるコンサートで、大学時代の恩師松浦豊明先生のお嬢様にお会いする機会に恵まれ、少しずつお話をするようになりました。

今は亡き松浦先生のお顔立ちやまなざし、首の傾げ方によく似ていらして、懐かしい想いでいっぱいになります。
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当時は劣等感でいっぱいだった私は、先生に対しても卑屈なまでに自信がなく…もっといろいろなことを聴いたり訊ねたりすればよかったのに、そんな資格はないと思っていたのでした。

お嬢様の横顔に、ちょっぴり切ない思いが胸をよぎります。
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そんなある日、ひょんなことから助手席に乗せていただくことがありました。車のBGMはゴルトベルグ変奏曲

「これ…先生の演奏ですか?」

と訊ねる私にお嬢様は

「ううん、トゥレックよ。パパがこれが1番いいって言ってたから、私も気に入って聴いているの」と。

 

トゥレック…初めて聞く名前。

ロザリン トゥレック。

以来、彼女のゴルトベルグを聴くのが日課になった。

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https://youtu.be/27-NajIz2xQ?si=iT-yBGNazqR5KHKY

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ゴルトベルグといえばマリアティポーの演奏がお気に入りだったのですが、また別の魅力がありその日の気分で聴き比べてみたり。

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https://youtu.be/EB6_hnpHynA?si=Hx9Qk9FjkwuIrbwz

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長い冬からゆっくり春への歩みを感じながら、バッハの音と音の間を聴くのが大好きです。
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#2024早春

#J.S.バッハ   

#ゴルトベルグ変奏曲

#ロザリントゥレック

#マリアティポー