高校生になった甥が、1人で美し松の山の家にやってきました。
人懐こい彼は、別荘地でも私より知り合いが多く、放っておいてもどこかすっ飛んで遊んで歩いています。
そんな彼が「おばちゃんどこか行こうよ」と言うので「おばちゃんが連れて行くとなると山だけれどいい?」と聞いたら「行く!行く!」と。
めずらしく休養に来ていた社会人2年生の息子も「俺も行くか〜」と重そうな腰を上げることに。
なんだかウキウキしちゃって、小さなリュックをふたつ用意して、それぞれに水やら雨具やら用意させて出発!
といっても時はすでにお昼過ぎ。
これから歩ける山といえば車山くらい。
人が多いかもしれないけれど、雨の多い今年の夏にしてはめずらしく安定した空模様なので安心です。
車山肩の駐車場になんとかスペースを見つけて止め、夏の花が咲き残る斜面を登り始めます。
テニス部所属の甥はハイペースで。
仕事で山の斜面に入ることの多い息子は「ここはずいぶんと降った跡があるな」などブツブツ言いながら。
30分もすれば山頂の気象観測ドームが見えてきます。
それにしても鮮やかな車山ブルー!来てよかった!
疲れも見せずはしゃぎ回る甥を捕まえては
「ほら、富士山が見えるよ」
「車山神社にお詣りして」と声をかけます。
10歳歳の離れた従兄弟同士。
どちらも可愛い1人息子、自己チュー、わがまま、甘えん坊、そこがまた可愛い。
息子が、自撮り、してくれました。
天空の神社、標高は1,925m
さすがに縦走は拒否されたので下山開始。
ちょっとだけ遠回りしましょう。
遠くの北アルプスは頭に雲がかかっているけれど、ここからの眺めはお気に入り。
足元にはナデシコが。ハクサンフウロはほぼ終わり。秋の花との入れ替わりの時期です。
蓼科山がくっきり!
後にも先にもこんなに晴れた日はこの日1日だけとなりました。
夏山の風景…車山湿原
息子は職場のパソコンの背景にするのだそうです。「歩くと気持ちいいな、座ってばっかりじゃダメだな」
慣れない仕事、頑張っているものね。
このあとは茅野のPiccoでソフトクリームを食べて、原村のもみの湯で汗を流し、エアコンいらずの山の家で静かな夜を過ごし…たはずです。おばちゃんは22時前に寝てしまったので。
井上陽水の「少年時代」が浮かんでくるような1日でした。
#車山高原
#車山神社
#車山湿原
#夏山の風景
#高校一年生男子
#社会人二年生
#かわいいオッサン