山の家のある長和町には仏岩という景勝地があります。
大門街道を白樺湖から降ってくると、ブランシュたかやまスキーリゾートに曲がるあたりから空に向かって聳り立つ奇岩が見えてきます。
(ホームページより拝借)
てっぺんには鎌倉時代の宝篋印塔が祀られているとのこと、街道から30分ほどで登れるようです。
しかしその登山道の最後は巨岩に梯子がかかっていて垂直によじ登るとのこと、恐れをなしてなかなかチャレンジできないでいました。
実は山の家のある別荘地からも稜線伝いに行けると聞いていて、これまでに2回チャレンジしたのですが、いずれも途中で巨岩に行く手を阻まれ撤退していたのでした。
ところがお隣の中学生男子が「僕、両親とよく登っているから道わかりますよ」とガイドを申し出てくれ、勇気を出して行ってみることにしました。なんと頼もしい14歳のガイドさん!
いつもそこで撤退していた巨岩にはロープが下がっていて、そこを登ることはできるのですが、登ったはいいけれどそこから先は断崖絶壁の岩峰で、怖くて進むことができないのでした。
そこで巨岩の左側から巻いて斜面を慎重に進みます。
落ち葉でフカフカだったり、一部崩落していたり、道なき道です。詳しい人がいないとわかりづらい。
ようやく街道からの登山道に合流してホッとしたのも束の間、今度は鎖や梯子を使って急登を登ります。
ようやく見えてきました!巨岩にかかる赤い梯子です。
岩の周りが垂直に切れ落ちているので慎重に登ります。
最後のハシゴはぐらぐら揺れる…
なんとかよじ登り…
登頂しました!
長野県で最古と言われる宝篋印塔
いえ、この柵に掴まっていないと怖くて立てない!
隣に聳える巨岩を撮影、
ちょっと!足元に気をつけてよ!
なんとか4人ギリギリ立って記念撮影!
今日は連れてきてくれて本当にありがとう!
さぁ!長居は無用、降りましょう。
って、下りの方がビビります。
無事に梯子をクリアしても、鎖をつかって崖を降りる。
なんとか平らなところに降りてきたけれど、巨岩の横をすり抜けるのもなかなか怖い。
反対側はかなり急な斜面です。
落石しない?と怖がる私に
「春先が1番リスクがあります。雪解けの影響があるので」とガイド君。
なんて素晴らしい知識と経験!
日差しはギラギラだけれど、樹林帯は風が心地よい。そして緑がとてもきれい。
無事に別荘地の近くまで戻ってきました。
往復で1時間くらいの距離だけれど、アドベンチャー要素満載で気軽に「また行こう」とはいえないけれど、チャレンジしたい方にはいつでもご案内します。
ただし、別荘地内は基本的に関係者以外の通行や駐車は遠慮いただいていますので、
ご一緒できない場合は街道からの登山道をご利用いただけたら幸いです。
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