昨年亡くなった父の一周忌法要と納骨を済ませました。
コロナ禍なので、葬儀も一周忌法要も家族のみ。
それでも1年ぶりに会う妹家族。
姪、甥の近況を訊ねたり、話が弾みます。
無事に法要を済ませて母もホッとしています。
納骨の日はあいにくの雨模様。
「晴れ男のお父さんもさすがに涙雨かしら?」
と母。
母と妹が選んでくれたのは、山深い墓地の樹木葬。
それも、しばらくは小さなプレートのような墓石に手を合わせることのできるのだそう。
時代に合わせたよいプランだと感心してしまった。
グランドピアノを連想させるような曲線の黒いプレートに、なんとドイツ語で「Freude」と掘ってある。
ベートーヴェンとドイツ文学を愛した父に相応しい。
僧侶の読経ではなく、献奏をしました。
「Freude」〜ベートーヴェン第9シンフォニーの「歓喜の歌」のテーマ。
義理の息子の吹くトランペットの音色を、父は喜んでくれることでしょう。
翌日は雨が上がり紅葉を見にドライブ。
紅葉を楽しむはずが、前日の雨が標高2000mから上は積雪になったそうで、
思いがけない雪景色に母は戸惑ったり喜んだり。
美ヶ原高原は樹氷を楽しむことができました。
この時気温は2度、あまりの寒さに写真だけ撮って撤退。紅葉は車窓から楽しむことにしました。
帰宅後は早速薪ストーブに点火、部屋の中はみるみるうちに暖まります。
薪ストーブの熱を利用した鉄鍋料理。
鶏と野菜のハーブ焼き。
こちらはTSURUYAのピザに具を足して。
コロナ禍ということで、母は1年ぶり、妹は1年半ぶりの旅だそう。
感染予防の習慣がしっかり身についています。
翌日は暖かい日差しに恵まれ散歩日和。
蓼科山も上の方はお砂糖をまぶしたよう。
蓼科湖畔で紅葉を楽しみました。
屋外で食べられるくらい暖かい!
キッチンカーで買った信州野菜たっぷりのサンドイッチを。
「またおいでね!」
「うん、寒いの苦手だから春になったらね」
「雪景色もきれいなんだけれどなぁ」
そんな会話をしながら、母と妹は帰途につきました。
父を見送って1年、変わらず元気な母、支えてくれる妹の、健康に感謝した旅でした。
#献奏
#トランペット
#法要
#樹木葬
#美ヶ原高原
#蓼科湖
#ピアニスト小原由起子