3つ前のブログにも書かせていただきました、サクソフォン奏者の深野美月さんのコンサートが開催されました。
フランスに留学して2年がすぎた美月さんの、勉強の成果を、そして新しいチャレンジを、たくさん聴かせていただきました。
会場は音楽専用ホールMaly(小さな)Koncert(音楽会)
中板橋駅前商店街を通り抜けた住宅街にありました。
建物のサイズはコンパクトながら、以前コンサートをした永福町のソノリウムと同じ、永田音響設計のサウンドデザインとあって、音響へのこだわりが伝わってきます。
リハーサルではやや響き過ぎと思われたホールでしたが、お客様が入られたらちょうどいい感じになり、バランスも聴き取りやすかったです。
響くホールは弾いていて気持ちはいいのですが、ソリストとのバランスに気を使います。
ヨーロッパから日本に帰ってきたら、まず湿度の違いを切実に感じます。
日本の空気は重く、音が飛ばない、響かない、音楽だけではなく、心地よい音、騒音や話し声、全ての音が、です。
美月さんはそんな素振りも見せず、美しく柔らかい音色、時には生き生きと、また時には優しく歌うように、のびのびと演奏されていました。
前半はフルート、オーボエ、チェロ、クラリネットのための作品を、あえてサクソフォンで演奏するという興味深いプログラム、
後半は、ピアノソロに続いてフランス音楽の名作が並びました。
幼い頃から応援してきた美月さんの、門出を祝うような気持ちで弾かせていただきました。
打ち上げでは、地元松戸の幼稚園、小学校の時の仲間や美月さんを大切に想う人々が集まり、和やかな楽しいひとときとなりました。
帰国記念リサイタル、おめでとう!
#サクソフォン奏者深野美月
#サクソフォンで奏でる音楽の夕べ
#MALYKONCERT