【松戸クリスマス音楽祭2020】
トランペットとピアノのためのオリジナル作品は思いのほか少ない。
歌曲は本来歌詞があり音楽と共に詩の意味や言葉の美しさをも聴いている人が楽しめるものだが、それをトランペットで演奏するには相当な工夫が必要だと思う。
コンサートでも歌曲やオペラアリアを演奏する機会が多い。
今回選んだのはリストの歌曲「おぉ!僕がまどろむ時」
ビクトル・ユーゴーの、恋歌とも受け止められる美しく妖艶な詩にリストが曲をつけたと言われています。
恋歌かぁ…
遠い昔だなぁ…
ピアニストは女優みたいだね、と言われたことがあります。
普段はただのお母さんだけれど、ひとたび作品の中に入っていけば妖精になって空を飛んだり、兵隊になって行進したり、少女になって泣いてみたり、貴婦人になって優雅に歩いてみたり、農民になって踊ったり、狂人になって荒れ狂うことも。
久しぶりに「恋して」みましょうか。
お相手は…誰にしようかなぁ
Liszt:Oh!Quand je dor
リスト:おお!僕がまどろむ時
トランペット小原裕樹
ピアノ小原由起子
(まつど響かせ隊)