【松戸クリスマス音楽祭2020】
「お寺でクリスマスコンサート 7」
おかげさまで無事に終演しました。
仏教のお寺でキリスト教のクリスマスの音楽を、と異文化コラボが人気のコンサートも今年で7回目。
松戸根本の「吉祥寺」さんは真言宗豊山派の由緒あるお寺で、コンサートの会場になる本堂は煌びやかな装飾と屏風が荘厳な雰囲気を伝えています。
開演4時間前から会場の準備、楽器の搬入が着々と進められます。
電子ピアノ周りはコード類が目につくのでクリスマスのオーナメントで雰囲気を盛り立てます。
小原は無頓着なので、センスの良いお友達が手を差し伸べてくれました。なんと有難いこと!
打楽器の梅津さんご所有の鈴さん達が総出演?
さぁどんな音色を奏でてくれるかな?
木魚、おりん…和の楽器も並びます。
今回はコロナ禍の影響で無観客、オンラインでライブ配信を試みました。
どんなふうに伝わるのか不安もありました。
たくさんの打楽器が活躍するプログラムを考えてビゼー作曲の歌劇「カルメン」から数曲お送りしました。
カスタネットやタンバリンは音色もリズムはもちろん、演奏する姿もカッコいい!
目の前にお客様がひとりもいない。
拍手もない。
最初は不思議な緊張感がありましたが、演奏が始まるとすぐに音楽の熱気に包まれていきました。
梅津さんが自粛期間中に企画制作されたCDのご紹介。マリンバやヴィブラフォンのアンサンブルでの、イタリアの作曲家ヴィヴァルディの作品「調和の霊感」全12曲が収録されています。
バロック時代の作品を打楽器で聴く新鮮さと心地よさは、何度でも繰り返し聴きたくなります。
ご購入はこちらから↓
https://chiekoumezu.stores.jp/
CDではギターとの共演でしたが、今回は電子ピアノでチェンバロの音色を使ってアンサンブルしてみました。
続いての演奏はモーツァルトの「そりすべり」
郵便屋さんがそりに乗って配達していた頃、ポストホルンで到着を知らせていたそうで、この作品にはそりの鈴の音が豪華に鳴り響きます。
その合間にポストホルンの素朴で温かい合図の音が響きます。
ヨーロッパの山あいの町の風景が目に浮かぶようです。
「そりすべり」でクリスマス気分が盛り上がってきたところで、みんな大好きルロイ・アンダーソンの作品をお届けしました。
話題のサンドペーパーバレエは紙やすりをこすり合わせてリズムを楽しんでいただくのですが、目の粗さによって音の高さも変わるとのことで、梅津さんはこのコンサートのためにホームセンターの紙やすり売り場で何時間もウロウロしていたそうです。
種類の違う紙やすりを演奏するのに手が足りず、猫の手ならぬクマの手を借りての息のぴったり合ったアンサンブル。
クリスマスの定番曲「そりすべり」では鈴や木魚、バスドラムなどたくさんの打楽器が変わるがわる登場します。梅津さんひとりで大忙し。
ここでもクマさんが活躍。ムチをピシリ!と決めてくれました。
後でお聞きしたところ、250名を超える方がライブをオンタイムで聴いてくださっていたとのこと。
コンサートが終わってからも、遠く長野、大阪、広島、九州から「聴きましたよ〜」とご連絡をいただきました。
ライブ配信だからこそお届けできることがある。またしても新しい学びがありました。
会場を貸してくださった「吉祥寺」の御住職様、ライブ配信のスタッフの皆様、共演の梅津さん、クマさん、ご視聴くださった皆様
ありがとうございました。
なお、このコンサートの様子は期間限定で動画配信されております。
お聴き逃しの方はぜひ覗いてみてください。
#松戸クリスマス音楽祭2020
#お寺でクリスマスコンサート 7
https://umezuchieko.jimdofree.com/
https://www.yukiko-kohara.com/