ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

水墨画の富士山!念願の大菩薩嶺

早起きは苦手なはずなのに

山に行く日はワクワクして起きちゃうから不思議。

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日が短くなったから、まだ暗いうちに家を出ます。これもまたワクワク!
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都内を横断して、中央線の終点高尾で乗り換えてさらに西へ。あら、大月も過ぎてしまった。

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下車したのは甲斐大和駅

電車も高速道路も、大月から長い長い笹子トンネルをくぐり抜けて出たところです。
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なんだか薄曇り。気温も高めだし、これでは富士山は臨めそうにないなぁ。

まぁ、紅葉を楽しみましょう。
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この日は、こだま登山部のツアーに参加。

のんびりペースで楽しく歩いてくださるので、緊張しないで参加できるのが嬉しいです。
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ガイドの酒井さんは、御歳75を超えているという噂。ハセツネカップでと3位だったのよ!と仲間に教えていただいたのですが、そもそもハセツネカップを知らない私。
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有名な登山家長谷川恒男さんの名を冠した、山岳耐久レースのことだそうな。

そのシニア部門で入賞歴があるとのこと。

経験豊富な上に穏やかでおおらかなお人柄、こだま登山部でも大人気のガイドさんです。
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そしてなんといっても晴れ男だそうで、麓の上日川峠の登山口では雲ひとつない青空になりました。

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暖かな陽射しを浴びて木立の間を歩いていくと、まもなく「福ちゃん荘」に到着。

あそこに見えている尾根を歩くそうです。楽しみ〜!
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大菩薩峠からくる道との分岐にもなっています。
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きれいなお手洗いを拝借しました。
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私たちは大菩薩嶺の山頂手前にある雷岩を目指し唐松尾根を登ります。
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ゆっくりゆっくり登っているので息が切れることもありません。これがこだま登山部のツアーのありがたいところ。それでも登りが続くとふと息を整えたくなります。

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「お!富士山がよく見えますね!」と酒井さんの声。振り返ってみたら、なんと木々の間から富士山が!
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ツアー参加の皆さん、誰もが歓声をあげ足を止めて富士山に見惚れます。

手前に光るのは大菩薩湖。

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さぁ!ここまでくれば雷岩もあと少し!

お、あそこに見えてきました!もうひと息です!

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頭に小さな雲が乗っかっています。

笠雲に発達するのかな?

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雷岩に到着。

大菩薩嶺の山頂は眺望がないので、ここでお昼休憩となります。
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富士山を眺めながらのお昼ご飯。

なんという贅沢!
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リュックを下ろし、あらためて撮影タイム。

さっきまでの雲も取れて水墨画のような美しさ。

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南アルプスの山並みもよく見えます。
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山頂まではなだらかな道を15分ほど歩きます。

大菩薩嶺2,057m、登頂しました。
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雪が残っていました。

前夜の雨が、ここでは雪だったということですね。
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名残惜しいけれど先に進みます。

この風景を何度も振り返ります。
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富士山を眺めながらの稜線歩き。

大菩薩嶺の醍醐味とは聞いていましたが、ここまでとは!
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特に危険な箇所もなく、緩やかなアップダウンが続きます。花の季節はどうなのかな?

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酒井さんが南アルプスの山の名前を教えてくださるのですが、なかなか覚えられない。

特に霞むのは八ヶ岳かも。f:id:amefuri5kumanoko:20231204020751j:image

標高2,000m地点で記念撮影!

後ろの青空の美しいこと!

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賽の河原にてティータイム休憩です。
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今回はシビアなコースではないので、写真もゆっくり撮れるし休憩もゆっくり。

こんな山歩きが好きです。
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ガイドの酒井さんがお湯を沸かしてくださって、温かい飲み物でおやつ。
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午後になっても雲のかかることもなくずって見えていた富士山も、ここで見納めです。
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介山荘まで降りて来ました。いつか泊まってみたい山小屋です。

ここが分岐となり、さらに他のコースが選択できます。

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今日は時間切れ、1番近いルートを戻ることになりました。林の中を歩いて下山します。
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白樺が青空に生えて美しい!

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もう会えないと思っていた富士山がまた!f:id:amefuri5kumanoko:20231204020555j:image

あっという間に福ちゃん荘に戻りました。

無事に降りてこられた安堵を噛み締めながら、歩いていた稜線を仰ぐのは最高の気分。
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このあと、やまと天目山温泉に寄って汗を流し、さっぱりとしてから帰途につきました。

ご一緒させていただきましたこだま登山部の皆さんからは、山歩きの情報をたくさんお聞きすることができ、歩いてみたい山が増えてしまいました。

大菩薩嶺、素晴らしい山でしたので、また別の季節に歩いてみたいと思います。
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