ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

憧れのガトーショコラが目の前に!

一斉休校から2週間が過ぎ、連日舞い込む仕事キャンセルの連絡にも慣れてしまいました

悔しいとか残念という気持ちにも慣れてしまった自分がまた情けない😢

このままではいけない!お金はないけれど時間はあるのだから!と山行きを敢行しました。

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インスタやYAMAPで若い山ガールさん達に人気の黒斑山(くろふやま)。入山規制のある浅間山を一番近くで見ることのできる山だそうで、彼女たちは雪の浅間山を「ガトーショコラ」と呼びます。

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毎夜、寝る前にその美しい勇姿を見てはうっとりとため息をつき眠りにつく私を見て、普段はスキー派と山派に分かれる夫が「行ってみるか」

思いがけない積雪のあった翌日、高峰高原を目指して出かけました。

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黒斑山は標高2404mですが、登山口がすでに2000m近い。夫の雪山デビューにはちょうど良いはず。

下界は春のような陽気だというのに、降ったばかりのもふもふの雪。とはいえ人気の山ですからトレースはしっかりついていて迷うこともなく安心です。

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初めのうちは「アイゼンって快適だな」「わぁ八ヶ岳がこっち側から見えるね」と余裕たっぷり雪原を楽しく歩いておりました。

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ところがだんだん登りがキツくなり無言に、そして、たびたび休憩。急登ではないのだがもふもふ雪が慣れない私たちには結構歩きづらい。

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まだかなぁ、この先の開けたところかな、と言いながらやっとこさ辿り着いたのが避難用シェルター。浅間山の万が一の噴火の時に逃げ込めるようになっていました。

今回はそこでフリースを一枚脱ぎます。

2000m級ということで防寒対策万全にしてきたら春の日差しで暑いのなんの、汗だくです。

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さて、身も軽くなりそろそろ…と思ったら、出ました!浅間山の頭が見えました!

こうなるともうテンションアップで歩みも進みます。

そして…

出たぁ‼️

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夢にまでみたガトーショコラが目の前に。

縞々模様が美しい。

裾野のフォルムが美しい。

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ここからはずっと浅間山を見ながらトーミの頭、そして山頂へと登ります。

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右側が切り落ちていて絶壁です。

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写真で見ていて少し恐怖感があったのですが、登ってみたら道幅もあるし余程の突風が吹かなければ大丈夫なレベル。

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さっきまでのつらい登りはどこへやらハイテンションでトーミの頭に到着。

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さすがに風が強く、のんびり休憩という雰囲気ではなく、雄大な眺めひたすら写真に撮り、次なる目的地山頂に向かいます。

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もう稜線に出ているのでたいした登りもなくまもなく登頂。

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あそこが噴火口?白い雲みたいのが噴煙?

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今日は時間切れでここで下山しますが、本当ならこの先の蛇骨岳、仙人岳まで行くと、また浅間山の見え方が違うらしい。

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夏にはそこから浅間山の裾野に広がる湯の平を経由して縦走もできるらしい!

ぜひ行ってみたい!

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後ろを振り返れば降りてきたトーミの頭、そしてその向こうに佐久の街並みが、八ヶ岳は遠く霞んでしまいました。

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さぁ、油断しないで下りも慎重に。

とはいえ夫はご機嫌でつい歌が出ます。

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下りの苦手なビビリの私もアイゼンを履いているので足元もしっかり踏めて怖くない。

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ひたすら森の中を降りて行きます。

だんだん足が疲れてきました。

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今年はたくさん雪遊びをしました。

雪山デビューしてよかった。一緒に登ってくれた仲間や夫にも感謝です。

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何よりアイゼンはじめ装備のおかげ。

無事に下山、高峰温泉で温まって帰途につきました。

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