ピアノはうたう

ピアニスト小原由起子のブログです。演奏活動やレッスン、日々の暮らしで大切に想っていることを綴っています。

茅ヶ岳でニリンソウに会えました

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GWの合間、夫が仕事のため美し松から松戸に帰ることになりました。

 

途中に立ち寄れる山がないか、と考えた時

すぐに思いついたのがこちら、茅ヶ岳。
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山梨県韮崎市にあり、インターや駅からのアクセスも良いので人気の山。

とはいっても金峰、瑞牆には敵わないけれど、「ニセヤツ」と呼ばれ八ヶ岳と見間違う山として知られています。
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まだ新緑ともいえないくらい淡い緑の新芽が美しい林の中を緩やかに登り始めます。

足元には小さく可憐な花でいっぱい、と思えば、なんとニリンソウが咲いています!
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先日の霧訪山では会えなかったので嬉しくて足が止まります。

今日はスケジュールがタイトであまりのんびりしていられないというのに、ついつい撮影。f:id:amefuri5kumanoko:20220504202733j:image

少しずつ岩がゴロゴロしてきて、傾斜も徐々に上がり始めます。

諸事情により、そもそも登り始める時間が遅かったことや、のんびり山歩きの私たちにしてはチャレンジ的な標高差のある山です。

それでなくても緊張感があるのに…
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わぁ!ニリンソウの群生が!

これはもう「来てよかった」「歓迎してくれてる」としか思えなくなりました。なんて単純。
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ニリンソウの間にはムラサキケマンかな?
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花に励まされているうちに女岩に到着。

木々の間に大きな岩が覗いていますが、立ち入り禁止となっていて脇を迂回しながら登るようです。
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女岩コース、ここからが急登の始まりだそうで、覚悟を決めて出発しなければなりません。
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昨日作った燻製のササミとチーズでパワーチャージ!

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時間をかけて慎重に岩場を降りて来られる登山者がたくさんいましたが、

登りの方が楽かもしれません。

手足を使って難なく通過します。

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続いて落ち葉ロードを登ります。

柔らかすぎて足を取られるのでつらい。
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おや?ホタルブクロのような花が咲いています。調べるとハシリドコロ、見た目の可愛さに反して、なんと毒草だそうです。

触った手で目を擦るといけない、とか怖すぎる!
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振り返ると韮崎の街並みが見えます。

その向こうに見えるはずの南アルプスは残念ながら雲の中…。
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摺鉢状の谷から這い上がるかのように

ジグザグを何度も何度も繰り返して登ります。

上を見ると明るいのでまもなく稜線に出そうなのに、なかなか辿り着きません。
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おぉ!やっと、標識が見えます。

稜線に出る!景色がひらけるかな!
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稜線に出てしばらくなだらかに登ると、

日本百名山を記した深田久弥氏の墓碑がありました。

あともう少しで山頂というこの地で、脳卒中で倒れ亡くなったとのこと。

頂上からの景色をみたかったことでしょう。f:id:amefuri5kumanoko:20220504202539j:image

深田氏の墓碑に一礼をして、山頂を目指します。

岩場もありますが、その都度矢印やマークが付いているので不安はありません!

どんどん登るぞ!
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やったー!茅ヶ岳登頂。1704m

すでに14時を回っていて登山客は誰もいません。

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麓は明るく晴れているのに残念ながら上空は雲が多い。

この日は寒気の影響を受けてあちらこちらでにわか雨や雷雨になっていました。


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甲府盆地と周辺の山々も雲が多かったようです。富士山も姿を見せてはくれません。

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茅ヶ岳から縦走する金ヶ岳がすぐそこに見えます。次回はぜひ周りたい!
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本当なら八ヶ岳の向こうに北アルプスも見えるはず。残念だなぁ。やはり朝早く来ないとダメだよなぁ。
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でもせっかく頑張って登ってきたので

お疲れ様!と笑顔で記念撮影。
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ニセヤツの山々と一緒に!
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下山は行きとは別の尾根コース、深田記念公園を目指します。

特に危険な箇所もなく、花を楽しみながら降りていきます。
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この山にもスミレさんがたくさん。

今がきっといい季節なんですね。
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スミレには本当にたくさん種類があることがわかりました。
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そしてフデリンドウにも会えました。

天狗岳であったトウヤクリンドウよりずっと小さく、そして可憐です。
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和やかに降りているけれど、これ逆回りで登ってきたら結構キツイのかも。

結局登りはどのコースも大変。
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緑が本当に綺麗。

この山は全体的にコースが明るいです。

鬱蒼とした樹林帯がない。木の種類のせいかな?それとも斜面の向き?
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登山口が近づいてきましたが、16時を過ぎています!

ニリンソウは花を閉じてしまいました。

この姿がまた可愛い!
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周回コースを終えて行きのコースに合流しました。

赤い花はクサボケ。こんなに鮮やかな赤い花なのに行きには気付かなかったのが不思議。
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マムシグサもまだ可愛い。
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無事に下山しました。

今日はお昼前からスタート、標高差もありハードな山行になるかと思いきや、静荷重静移動歩行法のおかげでまったくしんどい思いをせずに登ることができました。
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すでに17時、いっぱいだった深田記念公園の駐車場には、うちの車だけがポツンと残っていました!

今日も楽しい山歩きでした。お疲れ様でした。

 

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